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あんぱんの日はいつ?あんぱんの歴史や由来とは?ゴマやケシの実、へその意味

      2018/03/10

こしあんのあんぱん、つぶあんのあんぱん、桜の塩漬けが乗ったあんぱん、日本人なら誰でも知っていて、美味しいあんぱんですが、皆さんはどのあんぱんが好きですか?

普段なにげなく食べているあんぱんにも、歴史や由来があります。

今回は、あんぱんについて調べてみましょう!

 

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あんぱんの日はいつ?

あんぱんの日は、毎年4月4日です。

明治8年(1875年)4月4日に、明治天皇に仕えていた山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)により、木村屋のあんぱんが明治天皇に献上されたことが由来となり、平成13年(2001年)4月4日に制定されました。

 

あんぱんの歴史や由来とは?

まずパンの由来ですが、日本には、安土桃山時代(1573年~1603年)に、ポルトガル人によってもたらされました。

当時のパンはビスケットのように固くてパサパサしており、お米や玄米を主食としていた日本人にはあまり馴染みませんでした。

 

江戸時代(1603年~1868年)には幕府の命令により、兵糧(ひょうろう・軍隊の食料)として現在の乾パンやビスケットのような固いパンが作られていたそうです。

 

明治時代(1868年~1912年)になると、政府が西洋の政策や文化を取り入れるようになり、洋食が広まりましたが、パンを食事にすることはまだ普及していなかったようです。

 

明治2年(1869年)に、木村屋(現在の木村屋總本店)の初代、木村安兵衛がパン屋文栄堂を開店し、明治3年(1870年)になると屋号を「木村屋」に改め、明治7年(1874年)に、木村安兵衛と次男の英三郎によってあんぱんが考案されました。

パン食を日本に広めようとしていた木村親子は、日本人に受け入れられるパンを作るために試行錯誤しているとき、酒饅頭(さかまんじゅう・酒蒸し饅頭)を思い出します。

 


 

酒饅頭は米と麹から作られた「酒種(さかだね)」という天然酵母を使っています。

日本に昔からある酒饅頭を参考にし、酒種を使うことでふんわり柔らかいパンを作り、日本人に馴染み深いあんを包んだおやつ感覚の「酒種あんぱん」を作りました。

この「酒種あんぱん」が現在のあんぱんの起源といわれています。

 

明治8年4月4日、明治天皇は、東京向島にある水戸藩のお屋敷でお花見をされ、その時のお茶菓子として、明治天皇に仕えていた山岡鉄舟が木村屋の「桜あんぱん」を明治天皇に献上しました。

 


 

「桜あんぱん」は、奈良県の吉野山から八重桜の花びらの塩漬けを取り寄せ、酒種あんぱんに埋め込んだもので、パン生地とあんの甘みと、桜の塩漬けが絶妙だったそうです。

明治天皇は大変喜ばれ、木村屋の名前はあんぱんとともに日本中に広まっていきました。

明治30年(1897年)ごろには日本各地であんぱんが流行し、木村屋では1日10万個以上のあんぱんが売れたそうです。

 

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あんぱんのゴマやケシの実、へその意味って何?

あんぱんには、「ゴマ」「ケシの実」が乗っていますが、これにもちゃんと理由があります。

あんぱんは外からみただけでは中身がこしあんなのかつぶあんなのかがわかりません。

そこで、木村屋では中身を見分けるために、こしあんはケシの実を、つぶあんは白ゴマをのせたそうです。

また他のお店でも、こしあんはケシの実を、つぶあんは黒ゴマを、白あんは白ゴマを乗せるなどして区別しているそうですよ。

 


 

ケシの実は、ケシ科ケシ属の植物の種子のことで、七味唐辛子やお菓子作りなどに用いられます。

また、アヘンなどの麻薬に加工することができます。

そのため、日本では「あへん法」によって特別な許可がないとケシを栽培することができず、現在、日本で流通しているケシの実はすべて輸入されたものです。

「あへん法」では、種子は対象外ですから所持していても問題ありませんが、発芽すると法に触れてしまいますので、日本で販売されているケシの実(種子)は発芽しないように加熱処理されています。

 

また、真ん中にちょっとくぼんだ部分「へそ」があるあんぱんもありますよね。これにはふたつの理由があるようです。

ひとつめは、明治天皇に献上された桜あんぱんをお客さんが買い求めた時、明治天皇が召し上がったものと同じものを売るのは恐れ多い・・・ということで桜を抜いて、へその部分はそのまま残して売ったそうです。

へそは、明治天皇に献上したあんぱんと同じという証になり、あんぱんにぽっこりと空いたへその部分が可愛いということもあり評判になったそうです。

 

ふたつめは、焼きあがったときに生地とあんの間に空洞ができるのを防ぐために、焼く前にパンの真ん中を指で押さえるからだそうです。

空洞ができることで品質などに変化はありませんが、購入した人があんが詰まっていないように見えることで、損した気分になるのを防ぐ目的があるといわれています。

 

あんぱんの種類は?

餡子(あんこ)とは、小豆(あずき)だけを指すのではありません。

小豆はもちろん、豆類や、サツマイモ、栗など、いろいろな食材を煮て、砂糖を加えて練った物を指します。

ですので、あんぱんの種類も多岐にわたります。

うぐいす豆を使ったうぐいすあんぱん、かぼちゃを使ったかぼちゃあんぱん、栗を使った栗あんぱん、サツマイモを使ったサツマイモあんぱんなどがあり、他にもマンゴーや白桃、メロン、黒ゴマなど、いろいろな食材が使われています。

 

英語で何て言う?

あんぱんは日本独特のもので、英語圏にはありませんが、英語だと以下のように表現するようです。

●bean-jam bun(あんの入った小さな丸いパン)

●sweet red bean bun (あんの入った小さな丸いパン) 

●Bread roll filled with sweet red bean paste(あんこで満たされたロールパン) 

 

 


 

あんぱんは、明治時代に発明されたものものだったのですね。

木村親子が考案したあんぱんは、今では日本中の多くのパン屋さんで作られ、日本人に愛されていますね。

こしあんの滑らかさや、つぶあんのツブツブ感、甘さも違えば、パン生地とあんこの割合など、お店によって違います。

自分のお気に入りのあんぱんを見つけると幸せな時間を過ごせそうですね!

 

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