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「エイプリルフール」嘘は午前中だけ?日本での始まりはいつ?由来や意味とは?

      2016/03/12

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4月1日といえば、エイプリルフールですね。

「嘘をついても良い日」ということで、家族や友人を驚かせるために時間をかけて嘘を考える人もいるそうですね。

個人の間だけではなく、企業のHPが1日限定で嘘だらけになっていたり、海外ではテレビ局が大々的に嘘をつくことがイベント化していたり、エイプリルフールを楽しんでいるようです。

そんなエイプリルフールですが、由来や意味をご存知ですか?

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エイプリルフールの由来や意味とは?

 エイプリルフールは英語でApril Foolと書きます。

英語の意味は「4月1日に騙された人」という意味になりますが、直訳では

April=4月

Fool=馬鹿にする、馬鹿な、馬鹿者 という意味があります。

4月1日を「エイプリルフール」のほかに「4月馬鹿」と呼ぶことがありますね。

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エイプリルフールの起源は不明ですが、いくつかの説があります。

 

昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していました。

しかし、1564年にフランス国王シャルル9世がグレゴリオ暦を採用し、1月1日が新年になりました。

これに反発した人々が「4月1日は嘘の新年」と馬鹿騒ぎをし、シャルル9世は「嘘の新年」を祝っていた人々を処刑してしまいました。

フランス人はシャルル9世への抗議と、この事件を忘れないために、その後も4月1日になると「嘘の新年」を祝うようになりました。

これがエイプリルフールの始まりで、世界中に広まったという説。

 

インドの仏教徒たちは3月25日~3月31日までの一週間、修行をしていました。

しかし、つらい修行が終わった4月1日はすぐに迷いが生じ、悟りの境地から再び現実の世界へ戻ってしまうのだそうです。

そのことを馬鹿にしてからかったことから、4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼ぶようになったという説。

 

古代ローマでは、4月1日は1年に1度だけ主人と使用人が入れ替わるというお祭りが行われていました。

このお祭りから、1年に1度だけ嘘をついてもいいエイプリルフールが始まったという説。

 

ほかにも説はありますが、どれも確証はなく仮説の域を出ません。

  

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日本での始まりはいつ?

日本には、大正時代に西洋から伝わり「4月馬鹿」として広まったといわれています。

しかし、4月馬鹿が広まる前は、4月1日は「不義理の日」とする風習がありました。

「不義理の日」とは、中国から伝わった風習で、普段義理を欠いていたことを手紙などで詫びたり、最近の様子を尋ねる日です。

4月馬鹿が広まったことから、不義理の日はいつの間にか忘れられたといわれています。


嘘は午前中だけ?

エイプリルフールにはいくつかのルールがあります。

・嘘をついていいのは午前中だけ

・午後にはネタばらしをしなければならない

・人を傷つける嘘はだめ

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これは、イギリスを中心とした一部地域で浸透しているもので、イギリスでは「オークアップルデー」という王政復古の記念日があり、午前中だけ国王への忠誠の証としてオークアップルの実を身につける風習があります。

身につけていないと「忠誠心がない」とみなされ責められてしまいますが、午後は身につけなくてもいいそうです。

この「午前中だけ」という風習がエイプリルフールにもつながり「嘘をついていいのは午前中だけで、午後には必ずネタばらしをする」というルールになったのではないかといわれています。

しかし、エイプリルフールの起源が明確ではないことから、正式なルールではないそうです。

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普段は嘘をつくことは良くないこととされています。

しかし、エイプリルフールは「嘘をついても良い日」ですので、小さな嘘から大きな嘘までいろいろ考えるだけでもワクワクしてきませんか?

正式なルールはないとしても、人を傷つけず、笑って済ませることができるようなユーモアたっぷりの嘘は、年に一度の楽しいイベントとして今後も続けていけるといいですね。

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