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だるまとは?色の意味とは?目入れの意味や由来、時期や入れ方はどうするの?

      2016/06/28

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丸くてコロンと転がりそうなだるま、縁起物として購入したことのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

選挙の当選確定の時など、候補者がだるまに目を入れるシーンなどがテレビで報道されることもありますね。

今回は、だるまの目入れの意味や由来、その時期や入れ方について調べて行きましょう。

 

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だるまとは?色の意味とは?

 だるまは、漢字では「達磨」と書きます。

達磨とは、達磨大師(だるまだいし)のことだといわれています。

達磨大師は仏教の一派である禅宗(ぜんしゅう)の開祖で、修行のために座禅(ざぜん・姿勢を正して座った状態で精神統一を行うこと)を9年続けた結果、手足が腐ってしまい、手足のない姿になったという伝説があり、達磨大師を模した置物や玩具が作られるようになりました。

日本には古くから「起き上がり小法師(こぼし)」という底が重くなっていて丸く、倒しても起き上がってくるという縁起物の置物がありました。それと達磨が融合していったそうです。

また、だるまといえば赤色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

なぜ赤色が多いのかというと赤には古くから魔除けの効果があると信じられてきたからです。

災いや病など、赤いものを身に付けていると防げると考えられてきたのです。

また、達磨大師が修行中に着ていた服が赤いことから、赤いものが多いともいわれています。

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だるまの目入れの意味と由来とは?

 江戸時代に疱瘡(ほうそう 別名、天然痘・てんねんとう)という病気が流行ったときに、だるまの目入れが始まったといわれています。

疱瘡は、天然痘ウイルスを病原体とする感染症のひとつで、感染力が非常に強く、致死率も高く、なかなか治らないことから世界中で不治の病、悪魔の病気として恐れられていました。

江戸時代の人々の間では、疱瘡の原因は疱瘡神によるものと信じられており、疱瘡神は赤い色を嫌うという言い伝えがありました。

そのため、疱瘡患者には赤い着物を着せたり、こどものおもちゃを赤く塗ったりし、当時すでに縁起物として扱われていただるまも、疱瘡神を退けるもの、魔除けとして使われたそうです。

疱瘡にかかると視力を失う人が多くいたため、目が綺麗に描かれているだるまは人気になり、目の描き方が雑なものは売れ残りました。

そこで、だるまを売っていた人たちはだるまに目を入れず、購入者に目を描かせるようになったそうです。

その後、だるまは仏像と同じように拝まれるようになり、目を入れることを「開眼(かいがん)」と呼ぶようになりました。

最初は売れ残らないように購入者に目を描かせていましたが、時間の流れとともに「願い事があるときに片目を入れ、願いが叶ったらもう片方にも目を入れる」という儀式が行われるようになったそうです。

  

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目入れの時期や入れ方は?

 目を入れる時期は「願い事をするとき」なので、人によってそれぞれです。

この日に入れなければいけない!という決まりはありません。

願い事があり、願掛けをするときにまず左目に目を入れます。そして、願いが叶ったら右目に目を入れます。

その理由は諸説あり、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ・自然界のあらゆるものを陰と陽に分け、さらに五行思想の「自然界は木、火、土、金、水の5つの要素から成っている」という考え方が結びついたもの)では、だるまの赤い色は「火」を表していて、火は南の方角を表しています。

物事は東で生まれて西で無くなると考えられていたことから、だるまを南に向けた時、東になる左目から目を入れるといわれています。

また、太陽が東から西に動くことから、だるまを南に向けた時、東になる左目から目を入れるという説もあります。

しかし、必ず左目から入れるという決まりはなく、選挙のときは立候補をしたら右目に目を入れ、当選したら左目に目を入れることが多いようです。

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現在、だるまは生産地や材質によってさまざまな種類が販売されています。

地域の名産品として欠かせないものになっていることもありますし、女性の姿をした「姫だるま」というものもあり、子宝に恵まれるとか、福を招くといわれています。

そして、願いが叶ったときも、もしも願いが叶わなかったときも、だるまはゴミとして処分するのではなく、神社などでお焚き上げ、供養していただくといいそうです。

願掛けしている間見守っていただいたという感謝の気持ちを込めて、供養するといいですね。

  

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