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土用の丑の日2017年はいつ?意味と由来とは?

      2016/11/04

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土用の丑の日と聞くと「ウナギを食べる日!」と、美味しそうなウナギを想像する人もいらっしゃるかもしれません。

毎年夏になると「今年の土用の丑の日は○月○日」と話題になったり、ウナギを取り扱うお店では予約が始まったりしますが・・・なぜ、土用の丑の日にウナギを食べるのでしょう?

そもそも、土用の丑の日とは、なんなのでしょう?

意味や由来、2017年はいつなのかを調べて行きましょう。

 

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土用の丑の日とは?

 土用(どよう)とは、雑節のひとつです。

雑節(ざっせつ)とは、一年間を24等分にした二十四節気だけでは十分に季節の変化を読み取れないので、二十四節気を補助するために日本独自で考えられたこよみのことです。

五行思想(ごぎょうしそう・万物は木、火、土、金、水の五種類の元素からなるという自然哲学の思想)では、春=木、夏=火、秋=金、冬=水が割り当てられ、季節の変わり目に土が割り当てられていて、これを「土用」といいます。

土用の期間は、立春(りっしゅん・2月4日ごろ)、立夏(りっか・5月6日ごろ)、立秋(りっしゅう・8月7日ごろ)、立冬(りっとう・11月7日ごろ)の直前、約18日間のことです。

この期間中に巡ってくる「丑の日」を「土用の丑の日」といいます。

土用の期間は土公神(どくじん・土を司る神様)が支配する時期で土の気が盛んになると考えられており、土を動かす作業や殺生を忌む習慣がありました。

ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは問題ないとされ、土用の間日(まび・一般の仕事に支障が出るため設けられた日)には土公神が天上へ行き地上にいなくなるので土を動かしても良いそうです。

関連:『雑節』の意味とは?2016年一覧


「丑の日」の意味とは?

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 「丑(うし)」は十二支のひとつで、紀元前1600年ごろから中国で使われている年月日や方角を表すものです。

一般的に、日本では一年ごとに十二支(干支)が決まっていますが、日にちにも決められているのです。

 子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

これらが順番に割り当てられており、12日間で一周します。

関連: 2017年の干支は酉(とり)。干支の順番の由来と覚え方

土用の期間中に巡ってくる丑の日が「土用の丑の日」ということで、春夏秋冬必ず一度ずつ丑の日がありますが、巡りあわせによっては二度あることもあります。

  

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2017年の土用の丑の日は?

2017年の土用の丑の日は以下のとおりです。

春=4月20日(木)、5月2日(火)

夏=7月25日(月)、8月6日(日)

秋=10月29日(日)

冬=1月26日(木)

 

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私たちがつい「ウナギを食べる日」と思ってしまう夏の「土用の丑の日」は、2017年は7月25日(月)、8月6日(日)の2度あります。

二度あるときは、「一の丑」「二の丑」と呼ぶそうです。


なぜウナギを食べるようになったの?

夏の土用の丑の日だけ、ウナギを食べる日ということで注目されていますが、なぜウナギを食べるようになったのか、諸説あるようですが有力な説は、平賀源内(ひらがげんない・発明家、蘭学者1728年~1780年)が決めたという話です。

江戸時代(1603年~1868年)に、ウナギが売れなくて困っていたウナギ屋が平賀源内に相談したところ「丑の日にちなんで『う』から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったことから、「本日丑の日という張り紙を店に貼りなさい」とアドバイスをし、その張り紙の効果でウナギ屋は大繁盛になったそうです。

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土用の丑の日は、夏だけのものではなかったのですね。

春夏秋冬それぞれに土用の丑の日はありますが、一般的に「土用の丑の日」というと、夏にウナギを食べる習慣のある日のことを指すようです。

ちなみに、ウナギの旬は冬なのだそうですよ。

夏は旬ではないので売れない・・・売れないけど売りたい・・・そういう想いもあって、昔の人は土用の丑の日にウナギを食べる習慣を作り上げたのかもしれませんね。

 

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