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えびす講の意味や由来とは?2017年はいつ?どんな行事なの?

      2017/09/15

「えびす講」という行事があるのをご存知ですか?

日本各地で行われている行事で、もしかしたらあなたがお住いの地域でも「えびす講」が行われているかもしれません。

「えびす講」とはどういう行事なのか、どんなことをするのか、今回は、「えびす講」についていろいろ調べてみました。

 

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えびす講の意味や由来とは?

えびす講とは、神無月(かんなづき・旧暦10月)にえびす様を祀る行事で、「えびす祭り」や「えべっさん」ともいわれています。

えびす講(こう)の「講」は、宗教行事を行う結社のことで、行事や会合のことも「講」といいます。

えびす講の「えびす」は七福神のえびす様のことです。

 


 

七福神とは、福徳の神様として古くから信仰されている7柱の神様のことをいいます。

(神様は1柱、2柱と数えます。読み方は「はしら」です)

仏教経典の「七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)」から、7柱の神様になったと言われています。

室町時代(1336年~1573年ごろ)のころから、幸運、金運、福を授けてくださる神様としてまとめて信仰されるようになりました。

宝船に乗っている絵が多いのは、七福神が海の向こうの世界からいらっしゃるという発想からきているそうです。

七福神は、えびす様のほかに、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天・弁才天(べんざいてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、寿老人(じゅろうじん)、布袋(ほてい)です。

 

 

えびす様は「恵比寿」と書き、右手で釣竿を持ち、左手には大きな鯛を持っています。

七福神の中で唯一、日本の土着の神様です。

日本神話のイザナミ(女神)とイザナギ(男神)の間に生まれた子供とされ、大漁追福(たいりょうついふく)や商売繁盛、五穀豊穣をもたらす神様です。

漁業、商業、農業の神様として信仰され、知恵を働かせて体に汗を流して働けば、えびす様が福を授けてくださると考えられています。

神無月には日本中の神様が島根県出雲大社に集まるといわれていますが、日本中の神様が出雲大社へ集まると、その間、神様が不在の土地ばかりになってしまいます。

それでは困るということで、留守番をする神様がいて、その代表的な紙様が「えびす様」です。

留守番をしているえびす様に感謝し、五穀豊穣、商売繁盛などを祈願するのが「えびす講」で、日本各地で行われます。

 

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2017年はいつ?

日にちは地域によってさまざまです。

旧暦10月20日をそのまま新暦に当てはめて10月20日に行う地域、旧暦と新暦の一ヶ月のズレを考慮して新暦11月20日に行う地域が多いようです。

ほかに、「年の市」と結びつけて新暦12月20日に行う地域、「十日えびす」として新暦1月10日や1月15日に行う地域、10月20日や11月20日が平日の時は前後の土日に行ったり、11月23日(勤労感謝の日)に行う地域、4月に行う地域などもあります。


どんな行事なの?


 

えびす講では、家内安全や商売繁盛を願って、大判小判、鯛やだるまなど、たくさんの縁起物を飾った熊手や福笹(ふくざさ)飾りが販売されます。

熊手は、農作業や掃除のときの道具で、ものを掃き集めることから「福や金運を掃き込む」「福や金運を集める」として招福の縁起物となりました。

福笹は、笹・竹が使われており、これはえびす様が持っている釣り竿を見立てているといわれています。

竹はまっすぐに伸びるので商売繁盛にご利益があるといわれています。

熊手の販売や、開催時期などで「酉の市(とりのいち)」と混同されてしまうこともあるようですが、「酉の市」は大鳥神社の祭礼として行われるもので、えびす講とは無関係です。

関連:酉の市とは?熊手の値段の相場は?飾り方や処分について

 

また、えびす講と同じ日に行われるもので「誓文払い(せいもんばらい)」というものがあります。

「誓文払い」は、江戸時代(1603年~1868年)の風習で、京都の商人や遊女などが京都府京都市の八坂神社の摂社(せっしゃ・神社本社に縁の深い神を祀る神社)である「冠者殿社(かんじゃどのしゃ・誓約の神として有名)」をお参りし、身を祓い清めるものです。

「誓文」とは、神に誓う言葉のことで、仕事上やむを得ず嘘をついたり、騙したりした罪を払い、神の罰を免れようとするのが誓文払いです。

こちらも、えびす講と同じ日なので混同されやすいのですが、えびす講とは無関係です。

えびす講には、特別な行事食、食べ物はありません。

しかし、お供え物をしたあとにみんなで食べることがあるようです。

お供え物は講によって様々で、えびす様が鯛を持っているから鯛を調理したものを供えたり、旬の野菜を使ってご馳走を作って供えたり、採れたての果物を供えたりするようです。

 

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全国各地のえびす講

各地のえびす講は以下のとおりです。


足利えびす講

栃木県足利市の西宮神社で、毎年11月19日、20日に行われます。

神楽が奉納され、屋台で縁起物などが販売されます。


桐生ゑびす講

群馬県桐生市の桐生西宮神社で、毎年11月19日、20日に行われます。

神楽や太鼓が奉納され、数百の屋台が境内に並び縁起物が販売されます。


高崎えびす講市

群馬県高崎市で高崎神社と高崎市内で、毎年11月第3土・日に行われます。

商店街の大売り出しや、抽選会、ウォークラリーなどが開催されます。


日本橋べったら市

東京都中央区日本橋本町にある寳田恵比寿神社と周辺で、毎年10月19日、20日に行われます。

屋台が400~500軒並び、名物のべったら漬けをはじめ、飴細工や七味などが販売されます。


甲府えびす講祭り

山梨県甲府市の中心商店街や舞鶴城公園で、毎年11月23日に行われます。

お神輿が担がれたり、パレード、フリーマーケットなどが開催されます。


長野えびす講煙火大会


 

長野県犀川河川敷で、毎年11月23日に行われる花火大会です。

11月18日~20日は西宮神社でえびす講祭が行われ、神楽が奉納され縁起物の販売もあります。


胡子講(えびすこう)

正式名称「胡子大祭(えびすたいさい)」は広島市中区の胡子神社で、毎年11月第3金・土・日に行われます。

福引や、縁起物の販売のほか、周辺商店街ではセールが開催されます。


牛島えびすまつり

山口県光市牛島の恵比寿神社で、毎年4月第4日曜日に行われます。

海上保安と豊漁を祈願して行われます。 

 

広島の胡子講


 

  神無月に、出雲大社へ行かれた神様の代わりに留守番をするのがえびす様で、そのえびす様に感謝するのがえびす講なのですね。

「神無月は神様がお留守だから参拝しても意味ないわ~」と思っていた人たちも、えびす様が留守番をしてくださっているとわかれば、普段通りにお参りに行けますね。

そのときは「お留守番ありがとうございます」と、感謝の気持ちを伝えるといいかもしれませんね。

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