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『五節句』とは?いつなの?その意味や由来について

      2016/06/08


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五節句(ごせっく)という言葉を、見たり聞いたりしたことはありますか?

五節句ではなく、桃の節句(お雛祭り)や端午の節句(子供の日)と言えば、子供のころから馴染みのあるものとして思い浮かべることができるのではないでしょうか?

この二つも含めて、一年間に五つある節句を「五節句」といいます。

ここでは五節句の意味と由来について調べていきましょう。

 

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五節句の意味は?

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まず、五節句の「節」は季節の変わり目という意味があり、「節句(せっく)」は季節の節目に五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄などを祈り、神様へお供え物をしたり、邪気を祓ったりする行事のことをいいます。

「節句」は「節供(せっく)」とも言われ、神様にお供えする食べ物を意味します。


 五節句はいつ?

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五つの節句は次のようになります。

1月7日 人日(じんじつ)の節句
別名「七草の節句」です。七草粥を食べて一年の豊作と、無病息災を願います。

3月3日 上巳(じょうし)の節句
別名「桃の節句」です。お雛祭りの日で、女の子の誕生と成長を祝う日です。

5月5日 端午(たんご)の節句
別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」です。子供の日で、男の子の誕生と成長を祝う日です。

7月7日 七夕(しちせき)の節句
別名「笹の節句」です。短冊に願いを込めて笹に飾ると願いが叶うといわれています。

9月9日 重陽(ちょうよう)の節句
別名「菊の節句」です。一般的には馴染みがない節句ですが、宮中や寺院では菊を鑑賞する行事が行われています。

 

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五節句の由来は?

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 五節句は、もともとは唐の時代の中国から伝わってきたものです。

中国では、奇数は縁起の良い日、偶数はその逆で縁起が悪い日と考えられていました。

奇数の月と奇数の日は、奇数(陽)が重なって偶数(陰)になるということで、それを避けるために季節ごとの旬の食べ物を食べ、生命力をもらい、その力で邪気を祓う目的で避邪(ひじゃ・魔除けという意味)が行われていました。

中国の唐の時代(618年~907年)にはすでに制度として整えられており、日本へは奈良時代(710年~794年)に伝わって宮中行事になったと言われています。

江戸時代(1603年~1868年)の初期に、幕府が公的な行事・祝日として定め、始めは大名や旗本などがお祝いをしていましたが、やがて一般の人々にまで広まっていき、農作業の節目節目で行われていた古来からの風習が合わさっていく中で、現在のような形になったと考えられています。

明治6年(1873年)に旧暦から新暦に改暦されるときに、五節句の制度は廃止されましたが、年中行事(毎年決まった時期に行われる行事)として定着しています。
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日本では奈良時代から始まっている五節句が、時の流れで形を変え、平成の現在でも受け継がれているのです。

同じ節句でも違う呼び名で慣れ親しんでいるものもありますし、宮城県仙台市の七夕まつりのように大々的にお祭りをする地域もあります。

お雛祭りや子供の日などは、子供のころに意味や由来はわからなくても、お祝いしてもらえることがうれしかった記憶もあるのではないでしょうか?。

意味や由来を知ったら、年中行事をよりいっそう楽しめるかもしれませんね。

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