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位牌や戒名ってなに?意味や由来とは?

      2017/05/18

 

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日本人の多くは仏教徒なので、ご自宅にお仏壇があるという方も多いと思います。

お仏壇には、お位牌が置かれていませんか?

そこに書かれているのは、生前の名前ではなく戒名というものですよね。

今回は、お仏壇には必ずといっていいほどあるものなのに、よく知らないお位牌や戒名についていろいろ調べて行きましょう。

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位牌とは?

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亡くなった方の「戒名(かいみょう)」を記した木牌を「位牌(いはい)」といいます。

葬儀に準備されるのは白木の位牌で、四十九日の忌明け後には本位牌(漆塗りや金箔などで加飾した漆位牌や、黒檀や紫檀などで作られた唐木位牌など)を仏壇に祀ります。

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本位牌には、戒名、没年月日、俗名、年齢などを記します。

白木の位牌は、四十九日法要の時に菩提寺に納めます。

このとき、新しく作った本位牌にご住職から魂入れをしていただきます。

魂入れをしていただくことで、位牌は亡くなった方の霊魂が宿る場所となり、法事や行事にあわせて魂が家族のもとへ戻り、見守ってくれると考えられています。

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また、浄土真宗では位牌を祀ることはありません。

過去帳法名軸をお祀りします。


位牌の由来とは?

本来、仏教では位牌を必要としていません。

仏教の起源であるインドでは位牌は飾られていないそうです。

しかし、仏教がインドから中国へ伝わり、中国から日本へ伝わってくるときに、古代中国の儒教の風習や文化も一緒に伝わってきたといわれています。

古代中国の儒教では、亡くなった方の名前や官位などを板に記す風習があり、これが位牌の由来といわれています。

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戒名とは?

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戒名は、本来は出家して仏門に入り、守るべき戒律を受け入れた弟子に与えられる名前でした。

現在は亡くなってから、仏弟子として浄土(仏教の概念で、清浄で清涼な世界のこと。俗にあの世ともいう)に往生するために戒名を授かることが一般的ですが、本来は生きている間に仏教徒としての生活を送ることが理想なので、生前に戒名を授かる「生前戒名」を行う寺院も多くあります。

戒名に対して生前の名前を俗名といいます。

また、宗派によっては戒名とはいわず、浄土真宗では法名、日蓮宗では法号といいます。


戒名の由来とは?

位牌と同じく、本来、仏教では戒名を名乗る制度はありません。

戒名の発祥は中国といわれており、古代中国では実名を「諱(いみな)」と称し直接呼ぶのを避け、別名の「字(あざな)」で呼ぶことを礼儀としていました。

この風習から、出家して信者としての道を歩むにあたり、実名を改めて戒名を名乗るようになったと考えられています。


戒名は必ずつけなければならない?

戒名は、仏門に入るときに授かるものです。

生前に自分の意思で授かる場合もあれば、亡くなった後に遺族が菩提寺にお願いすることもあるでしょう。

お寺や霊園によっては、戒名がないとお墓に入れない・・・というケースもあるようですが、戒名はなくてはならないものではありません。

先祖代々仏教徒でも自分自身は別の宗教を信仰したいとか、死後はお墓ではなく散骨でいいとか、仏壇はいらないとか、さまざまな理由から戒名を授からない人は大勢いるようです。

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本来の仏教には、お位牌も戒名もなかったことがわかりましたね。

仏教の起源の地でもあるインドの人たちが日本のお仏壇を見たら、驚くのでしょうか?

遠くの地へ、長い時間をかけて伝わっているものは、その途中で変化したり、辿り着いた土地で馴染みやすいように変化したりするのです。

本来のものとは違っていても、ご先祖さまに感謝をしたり語りかけたりする気持ちは、変わらないものだと思いませんか?

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