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伊勢神宮と出雲大社の違いとは?遷宮って何?

      2017/10/14


 

日本には数多くの神社がありますが、神社の代表的存在といえば「伊勢神宮」「出雲大社」です。

この2つの神社にはいったいどういった違いがあるのでしょうか。それぞれの由来や違い、遷宮とは一体どういうものなのかリサーチしたいと思います。

 

 

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伊勢神宮とは?

伊勢神宮と出雲大社の一番大きな違いは御祭神(ごさいじん)が異なるということです。

御祭神とはある神社においてそこに祀(まつ)られている神様のことです。

伊勢神宮は内宮(ないくう)と外宮(げくう)2つの正宮(しょうきゅう)を持ち、御祭神が2柱(ふたはしら)あります。

まずその一つが太陽の神として祀(まつ)られている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」です。

天皇陛下は天照大御神の末裔と言われていますので、古代から天皇家とつながりが深い神社です。こういった皇室と深い繋がりがある神社、あるいは天皇を御祭神としている神社は「神宮」と呼ばれています。

そしてもう一柱(ひとはしら)の御祭神が、衣食住の守り神とされる「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」です。

天照大御神が内宮豊受大御神が外宮に祀られています。

 

関連:伊勢神宮、内宮と外宮の違いって何?お参りの順番、移動距離はどれくらい?

 

参拝にも作法があり、通常、外宮、内宮の順に参拝します。参拝するときは一般的な神社と同じく「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいちはい)」です。

 

 

伊勢神宮の本殿は、何かを祈願しに行くというよりは日頃の感謝をしに行く場所です。祈願の為に参拝する場合は、伊勢神宮の中に内宮、外宮それぞれの神楽殿の方へ参拝に行くようにしましょう。

 

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出雲大社とは?

出雲大社は一般的には「いづもたいしゃ」と読みますが、正式には「いづもおおやしろ」と読むのだそうです。

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

国造りの神、農業神、商業神、縁結びの神様としても有名です。

大社は大きな神社の事をいい、以前は大社(おおやしろ)と言えば出雲大社の事を指しました。

歴史は古く、創建は日本神話で語られる神代とも言われはっきりとした時期は明記されていません。

 

 

出雲大社の成り立ちは日本神話などで語られていますが、当時、葦原中国(あしはらのなかつくに・高天原と黄泉の国の間にあるとされる世界、つまり日本の国土)を治めていた「国津神(くにつかみ・日本各地にいた土着の神々)」である大国主大神に、天照大御神などが暮らす高天原(たかまがはら)の神、「天津神(あまつかみ)」が国を譲って欲しいと願い出たところ、国を譲る条件として自分の住処として立派な宮を建てて欲しいと言われ、建てられたのがこの出雲大社だと記されています。

そういった由来から大国主大神は国譲りの神とも呼ばれています。

縁結びの神としての由来はいくつかあり、大国主大神自身がたくさんの女神との間に縁を結んだからとも、神無月(出雲では神在月)には出雲に「八百万の神」が集まる為、神々同士の縁を結んでいるからとも言われています。

また、神々が話し合い、人の縁を結んでいくということで、神無月には良縁を求める参拝者で賑わいます。

参拝方法は通常の神社などとは一部異なりますので注意が必要です。手水舎の前にお祓いを受け、八足門の前から本殿に向けて参拝をするのですが、その際「二拝四拍手一拝(にはいしはくしゅいちはい)」で参拝を行います。

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 遷宮とは

遷宮とは、神社の本殿を別の場所に移し、ご神体を新しい本殿へ移すことを言います。

伊勢神宮では、20年ごとにこの遷宮が行われておりこのように定期的な遷宮のことを「式年遷宮(しきねんせんぐう)」といいます。

伊勢神宮の式年遷宮は飛鳥時代に天武天皇が定めた行事で、常に新しく清浄である事を尊ぶ考えから、一定の期間で社殿を新しくするようにしたと考えられています。

平成25年(2013年)には伊勢の「式年遷宮」、そして出雲でも60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われ大きな話題となりました。出雲大社の遷宮はその周期に特に神事的な根拠はなく社殿の老朽化による遷宮だったため、こちらは特に式年遷宮とは呼びません。

 

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伊勢神宮と出雲大社。名前は知っていてもその歴史や由来などを知らない方も多いのではないかと思います。それぞれの地を訪れる機会があれば、その由来や意味を考えながら参拝すると、今まで以上に心のこもったお参りができるのではないでしょうか。

 

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