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「十六夜」の読み方や意味とは?2017年はいつ?

      2017/08/31

 


 

皆さんは「十六夜」という言葉を聞いたことがありますか?

「十五夜」や「十三夜」は知ってるけど、「十六夜」はご存知ないという方が多いのではないでしょうか?

「十六夜」は「十五夜」や「十三夜」同様、月に関する言葉です。

今回は「十六夜」がどのようなものなのかリサーチしていきたいと思います。

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「十六夜」の読み方や意味とは?

読み方は「いざよい」または「じゅうろくや」です。

十六夜とは、新月から数えて16日目の夜のことをいいます。

 


 

月の満ち欠けはおおよそ15日周期で新月から満月へ、そして新月へというサイクルで繰り返されていますが、旧暦では、新月を毎月1日としており、15日がほぼ満月(必ず満月になるとは限りません)となります。

この満月にあたる15日の夜または見える月を「十五夜」と言います。

「十六夜」はその次の日の16日の夜または見える月ということになりますね。

十五夜といえば、ススキや団子をお供えして、お月見をする中秋の名月を浮かべる方も多いと思います。

上の説明の通り、十五夜は毎月訪れるのですが、なぜ中秋の名月にあたる旧暦の8月15日だけお月見するかと申しますと、旧暦の秋である7月、8月、9月の中でその中間に当たる8月の十五夜がとても美しく見え、お月見をするのに適しているからです。

「十六夜」も毎月訪れますが、「中秋の名月」の十五夜と同様、一般的に旧暦の8月16日を「十六夜」といいます。

このことからもわかるように「十五夜」と「十六夜」は秋の季語になります。

「十六夜」を使った俳句は以下のようなものがあります。

●「十六夜は わづかに闇の 初哉(はじめかな)」 松尾芭蕉

「昨夜は満月の十五夜で今夜は十六夜。わずかながら暗闇(新月)に向かって月が欠け始める。その最初の日が今夜だ。」

●「十六夜も まだ更科の 郡(こおり)かな」 松尾芭蕉

「昨夜の十五夜は更科の里で見た。十六夜の今日もまだ去りがたく、更科の郡(地域、区画などのこと)に留まっている」

「十六夜」と書いてなぜ「いざよい」と読むのかというと、月の様子が関係しているようです。

月は、1日あたり50分ほど遅れて出てくるそうです。

「いざよい」は躊躇う(ためらう)という意味の「いざよう」という動詞が名詞になったものですが、「あれこれ迷って決心がつかない」という意味があります。

十五夜よりも十六夜の月が50分遅れて出てくる様子を「月がためらいがちに出てくる」ということで「いざよい」と表現したのだといわれています。

 

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「十六夜」2017年はいつ?

2017年の「十六夜」は10月5日(木)です。

(旧暦の日付を新暦に直すと毎年ズレが生じるため、十六夜の日付は毎年違います。)

十六夜がどういうものかわかりましたね。

月がためらいがちに遅れて出てくる様子から「いざよい」というようになったとは、昔の人はとてもロマンチックだったと思いませんか?

今のように街灯もなく、月の輝きを頼りに夜道を歩いていた時代は、月がより身近なものだったのかもしれませんね。

今年の十六夜は家の明かりを消して、お月様を見上げてみてはいかがですか?

 

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