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神社と寺の違いとは?参拝の作法とは?

      2015/10/19

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一般的に七五三やお宮参り、初詣などは神社に行きますが、お葬式やお墓参りはお寺に行きます。神社は神道で、お寺は仏教ですが、両方ともに出掛ける日本人の信仰は、いったいどのようになっているのでしょうか。

今回は、神社とお寺の違いとその参拝の仕方にフォーカスしてみましょう。

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神社とは?

神社に祀られているのは神様ですが、海外の宗教と違って、日本の神教は一神教ではありません。

古来日本人は、生きとし生けるものすべてに魂が宿っていると信じていました。そのため、神社に祀られている「ご神体」と言われるものには、石ころから始まって木簡や着物などの無機物や、猫やキツネや亀などの動物、もちろん人間の場合もあります。

祀られているすべての物に霊的な力があり、ご加護があると信じられてきているのです。ですから、七五三などで神社にお参りするのは、もろもろの神様にこれまでの人生に感謝し、これからの健康や家内安全を祈るためです。

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◎神社のお参りの仕方

神社には、神社の内と外の世界を区別するための鳥居があります。鳥居の真ん中は神様の通り道なので、左右、どちらかに寄ってくぐりましょう。次に、神社の入り口にある「手水舎(ちょうずしゃ)」で、両手の平に交互に水をかけて清め、口もすすぎましょう。

その後社殿に進み、軽く会釈をしてから、鈴があれば振り鳴らします。お賽銭箱に、お賽銭を投げ入れ、「二拝、二拍手、一礼」の拝礼をします。これは、最初に二回深いお礼をし、そのあと二回柏手を打ち、最後に一礼する、という拝礼の仕方です。

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お寺とは?

お寺は、基本的に仏教の流れを汲む建物で、最初は修行者の共同生活の場として建てられていました。

奈良時代に聖武天皇により東大寺が建立された時は、まだその傾向が強かったですが、平安時代以降、仏教が民衆の間に広がっていくと、民衆たちにお説法をする場所として整えられていきました。また、それと同時に、ご先祖様を供養する場所として墓所も整えられ、現在の形に至っています。


◎お寺のお参りの仕方

お寺の入り口にある山門で一礼して境内に入ります。お寺のほとんどの場所には住職さんが常駐していますので、必ず住職さんに挨拶をしましょう。御手洗(みたらし)で、手を清め口をすすぎます。鐘をつけるお寺ならば、鐘をつきましょう。その後本堂に入り、賽銭箱にお賽銭を入れます。仏様に向かい、合掌して静かに頭を下げます。その際に「南無阿弥陀仏」などと唱えても良いですが、何も言わなくても大丈夫です。その後、一礼して本堂から下がります。

 

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ひとつの国民が、仏教と神道を信仰している日本人は、一神教を信仰している海外の人たちから見ると「何て節操のない国民なんだ~」と思われていて、ここも海外の人から日本人を理解しにくいひとつの要因となっています。ですが、逆に言えば、初詣は神社に行き、お彼岸やお盆にはお寺に行くことが、日本人の価値観を作り上げてきたとも言えましょう。これからも日本人独特の宗教観を大切にしていきたいですね。

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