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神棚とは?どんな意味があるの?設置場所や向き、方角について

      2017/05/18

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みなさんのご自宅に、神棚はありますか?

ご自宅だけではなく、会社やお店などに設置している方もいらっしゃるかもしれませんね。

では、神棚とはどういう意味があるのかご存知ですか?

神棚の設置場所を決めるには、正しい向きや方角があります。

正しい設置をしなければ、ご利益を得られないどころか運気を下げてしまう・・・ともいわれていますので、神棚についてきちんと知っておきましょう!

 

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神棚とは?どんな意味があるの?

 神棚とは、神道(しんとう)の神様を祀るための棚です。

神道とは、日本に古くからある宗教のことで、自然や自然現象のほか、神話に登場する神様や、怨念を残して亡くなった人などを敬ったり、身の周りにある様々な物に八百万(やおよろず)の神を見いだす多神教(たしんきょう・神様が多数存在する宗教)です。

神道は古くからありましたが、神棚が歴史上登場するのは江戸時代(1603年~1868年)中期ごろといわれています。

もともと神道では、神様は常在のものではなく、人が祀るときに初めて現れるものとされていたため、神様が常在する神棚は古代日本には存在していなかったようです。

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江戸時代、御師(おし)と呼ばれる人がいました。

これは、百姓と神職の中間に位置づけられる身分で、全国に伊勢神宮のお神札(おふだ)を配布しながら伊勢神宮への信仰を勧めました。

伊勢神宮のお神札を家庭で祀れるように・・・と、御師は大神宮棚(だいじんぐうだな)というものを考案し、庶民の間で神道の慣習として定着していきました。

この大神宮棚が現在の神棚にあたるものといわれています。

神棚を設置することは、その土地に根差した神様を祀るとともに、家族の安全や繁栄を願い、絆を深めるという側面もあります。

 

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設置場所や向き、方角について

 ●家の中で最も清らかで明るい場所

 神棚が汚れないよう、清浄な場所を選びます。

例えば、料理の汚れがつきやすい台所周辺や、体の汚れを落とす浴室、トイレなどには間違っても設置してはいけません。

人が出入りするドアの上なども騒がしい場所になるので避けましょう。

 ●南向きまたは東向き

 目の高さ以上の高いところに、南向きまたは東向きに設置します。

南は太陽が移動する方向で、日照時間が長く「明るさ」が象徴される方角であり、そちらが正面とされています。

東は太陽が昇ってくる方角で、一日が始まる方角でもあることから「勢いが」が象徴されます。

●家族、お客様が見える場所

 家族全員が親しみやすくお供えしたり、拝礼したりするのに都合の良い場所を選びましょう。

同時に、お客様を通せるような部屋を選びます。

例えば、子ども部屋や夫婦の寝室など、プライベート性の高い部屋だと、お客様が入ることはありませんし、家族全員が拝礼する機会が減るので避けましょう。

●仏壇と一緒の部屋でも問題ない

仏間に神棚を置いてはいけない・・・という考えの方もいらっしゃるようですが、神仏習合の日本では一緒の部屋でも問題はありません。

ただし、仏壇と神棚が向かい合うような位置や、神棚の上に仏壇が来るような位置は避けましょう。

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 設置場所や向き、方角についていろいろ調べてみましたが・・・

住宅事情によっては条件の良い場所に設置することが難しいことがあるかもしれません。

そのような場合でも、お祀りする気持ちや、毎日の拝礼や感謝など、神様を大切に思う心が一番大事なので、「運気を下げる」「神様を怒らせる」などの心配は不要のようですよ。

最近は、住宅事情に合わせてコンパクトな神棚も販売されています。

神様を大切に思う気持ちがあれば、神様は住宅事情をちゃんとわかってくださるのかもしれませんね。

関連:注連縄(しめなわ)の意味と由来とは?紙垂(しで)の作り方と付け方 

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