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神無月はいつ?意味と由来とは?参拝は無意味?なぜ出雲大社に神様が集まるの?

      2017/10/17

 


 

みなさんは神無月とは、何月のことかご存知でしょうか?

「神無月には神様が出雲大社に集まる」という話があります。

日本にはたくさんの神様がいらっしゃいますが、その神様が一斉に出雲大社に集まると言われているのはなぜでしょうか?

その間、出雲大社以外の神社は神様が不在だから、参拝しても無意味なのかな?という疑問も生まれてしまいますよね。

今回は、神無月についていろいろ調べてみましょう。

 

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神無月はいつ?意味と由来とは?

「神無月」の読み方は「かんなづき」または「かみなしづき」です。

神無月は旧暦の10月のことで、なぜそう言うようになったか由来は不明ですが、諸説あります。

「無」は「ない」という意味ではなく、「の」という意味があり、「神無月」は「神の月」になります。

神を祭る月なので「神無月」という説が有力です。

ほかに、雷が鳴らない月なので「雷無月(かみなしづき)」が「神無月」になったという説、新穀でお酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が「神無月」になったという説などがあります。

また、旧暦の10月には全国の神様が島根県の出雲大社に集まるので、ほかの地域に神様がいなくなることから「神無月」になったという説がありますが、根拠のない俗説とされています。

俗説ではありますが、島根県では全国の神様が集まるので「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれ神事が行われています。

 

神無月は旧暦のため、現在の暦(太陽暦)に当てはめると毎年異なります。

2017年の場合は11月18日(土)~12月17日(日)になります。

出雲大社以外の神社の参拝は無意味?

日本中の神様が出雲大社へ集まると、その間、神様が不在の土地ばかりになってしまいます。

それでは困るということで、留守番をする神様がいますので、参拝をしても無意味ではありません。

留守番をする神様は地域によって異なりますが、代表的なのが「恵比寿(えびす)様」で、漁業、商業、農業の神として古くから信仰されています。

このことから神無月に、恵比寿様に感謝し、五穀豊穣、商売繁盛などを祈願する「えびす講」が日本各地で行われます。

 


 

他にも、火の神であり農業や家畜、家族を守る「竈神(かまどしん)」や、商業、農業の神の「大黒(だいこく)様」などがいます。

また、神無月に出雲大社に集まるのは「国津神(くにつかみ)」だけで、「天津神(あまつかみ)」は集まらないともいわれています。

国津神は、地上に現れた神々の総称で、国土を治める土着の神のことです。

天津神は、高天原(たかまがはら・神々の生まれる場所、天上界)にいる神々や、高天原から地上へ降臨した神々の総称です。

日本の代表的な神社は出雲大社と伊勢神宮です。

神無月には伊勢神宮も留守番の神様になるのかというと、そうではありません。

伊勢神宮のご祭神(ごさいじん・祀られている神様)は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、どちらも天津神ですので出雲大社へは行きません。


なぜ出雲大社に神様が集まるの?


 

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

大国主大神は自分の子どもたちを日本各地に置き、各地を護らせ、一年に一度その子どもたちと、ほかの神々を出雲大社へ呼び寄せて、会議を開いているといわれています。

会議の内容は、翌年の天候や、農作物の収穫などについてですが、最大の議題は「縁結び」だといわれています。

神様たちが話し合い、人の縁を結んでいくということで、神無月には出雲大社は良縁を求める参拝者で賑わうそうですよ。

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出雲大社で行われる神事とは?

出雲地方では旧暦10月を「神有月・神在月(かみありづき)」といい、出雲大社ではこの期間中の旧暦10月11日~10月17日に神様が滞在するとされ、神事が行われます。

旧暦ですので、現在の暦に当てはめると毎年日程が異なり、神事が行われる期間は2017年11月28日(火)~12月4日(月)です。


神迎神事(かみむかえしんじ)、神迎祭(かみむかえさい)・・・旧暦10月10日


 

2017年11月27日(月)、出雲大社から15分ほど歩いたところにある「稲佐の浜」で、19時から始まります。

神迎神事は神様をお迎えするもので、浜では灯りが消されかがり火だけになり、神々が二本の神籬(ひもろぎ・神様が降臨するための木)に宿られます。

神籬は、龍蛇様(りゅうじゃさま・神々を先導する神、人々に祝福をもたらす神)の先導で出雲大社まで進み、参列者もこれに続きます。

神籬は出雲大社の神楽殿に入り、神迎祭が行われます。

神迎祭では、神職が祝詞を奏上(そうじょう・畏まって申し上げること)し神々をおもてなします。


神在祭(かみありさい)・・・旧暦10月11日、15日、17日


 

2017年11月28日(火)、12月2日(土)、4日(月)にご本殿で行われます。

神職が祝詞を奏上し、巫女による舞が奉納され、来賓の玉串拝礼が行われます。


龍蛇神講大祭(りゅうじゃしんこうたいさい)・・・旧暦10月11日

2017年11月28日(火)11時から神楽殿で行われます。

「講(こう)」は宗教行事を行う結社や、行事や会合のことをいい、この場合は龍蛇様を信仰する人たちのことです。

龍蛇神講に所属する人のためのお祭りなので、それ以外の人は参加できません。


縁結大祭(えんむすびたいさい)・・・旧暦10月15日、17日

2017年12月2日(土)10時からと、12月4日(月)10時から、ご本殿で行われます。

良縁、福縁をいただくためのご祈祷で、大変人気があるため定員制になっており、事前に往復はがきで申し込む必要があります。

申込み開始は毎年、実施日の一か月前からで祈祷料は5000円です。


神等去出祭(からさでさい)・・・旧暦10月17日

神様をお送りするための神事で、2017年12月4日(月)16時から拝殿で行われます。

神様たちは会議が無事に終わったことを祝い、出雲大社の桜門から戻って行かれるそうです。

 

 

出雲大社に日本中の神様が集まってなにをするのかな?と思っていましたが、縁結びの会議をしていたのですね!

出雲大社は縁結びの神様としても有名ですが、神無月の期間は普段以上に多くの参拝者が訪れるのでしょうね。

日本中の神様が出雲大社に集まると思っていましたが、ちゃんと留守番をしてくれる神様もいることがわかりましたので、神無月だからといって神社の参拝を控える必要はありませんね。

 

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