日本文化研究ブログ  Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

陛下・殿下・ 閣下・ 猊下の違いと意味とは?英語で何て言う?

      2017/10/10

 

私たちは誰かを呼ぶとき「○○さん」「○○様」などの敬称をつけます。

一般の人であれば「○○さん」「○○様」などが使われますが、天皇陛下、皇太子殿下、というふうに一般の人には使わない敬称がありますね。

陛下、殿下、閣下、猊下・・・あまり聞き馴染みのない敬称もありますが、それぞれの違いと意味とはなんなのでしょう?

スポンサードリンク


敬称の違いと意味とは?

それぞれの敬称の違いは、対象となる人です。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。


陛下とは?

読み方は「へいか」です。

皇帝、天皇、国王などの敬称です。

 


 

「陛」は宮殿の階段のことで「陛下」とは「階段の下」を意味し、尊敬の対象である皇帝、天皇、国王などに直接呼びかけることを忌むことで敬意を示しています。

江戸時代(1603年~1868年)までは天皇に対してのみ使われていた敬称ですが、明治22年(1889年)に皇室典範が制定され、皇后(天皇の妻)、皇太后(先代天皇の妻)、太皇太后(先々代天皇の妻)の敬称としても使われるようになりました。


殿下とは?

読み方は「でんか」です。

皇族、王族などの敬称です。

「殿」は宮殿や殿堂のことで「殿下」とは「宮殿・殿堂の下」を意味します。

 


 

明治22年に制定された皇室典範によって、皇太子(皇位継承順位が第一位の男子)、親王(天皇の子である男子)、王(天皇のひ孫である男子)およびその妃(天皇のひ孫である男子の妻)、内親王(天皇の子である女子)、女王(天皇のひ孫である女子)の敬称とされ、昭和22年(1947年)に制定された現皇室典範でも「天皇、皇后、太皇太后及び皇太后以外の皇族の敬称は殿下とする」と規定されています。

 

スポンサードリンク

閣下とは?

読み方は「かっか」です。

高貴な立場にある人物の敬称です。

主に外交儀礼上、外国の君主以外の国家元首、閣僚、大使や領事までの高位外交官に対する敬称として用いられることが多いです。


猊下とは?

読み方は「げいか」です。

高位の聖職者の敬称です。

 


 

ローマ教皇やダライ・ラマ、仏教では門主、門跡、管長、僧正などに用います。


英語で何て言う?

●陛下・・・Your majesty

Majestyは「威厳・尊厳」という意味があります。

ちなみに、日本では天皇陛下の名前を使うことは稀ですが、海外のニュースでは次の様に表記されることが一般的となっています。

明仁天皇 Emperor Akihito
美智子皇后 Empress Michiko


●殿下・・・Your highness

Highnessは「高位であること」という意味があります。

徳仁皇太子 Crown Prince Naruhito
雅子皇太子妃 Crown Princess Masako


●閣下・・・excellency

Excellencyは「優秀であること」という意味があります。


●猊下・・・eminence

Eminenceは「卓越していること」という意味があります。

 

 

 

陛下や殿下という敬称は、皇室典範によってきちんと対象が定められていることがわかりましたね。

閣下という敬称は、用いられる頻度が減っているそうですが、親しみを込めたり面白がったりして「○○閣下」とあだ名として使うことがあるそうです。

時には傲慢な人や独裁的な人に対して皮肉で「○○閣下」と言うこともあるようです。

 

スポンサードリンク

おすすめの記事と広告

 - 未分類