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「旧正月」とは?2017年はいつ?中国・韓国・ベトナムのお正月

      2016/11/10

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本ではあまり馴染みのない「旧正月」ですが、毎年2月ごろになると旧正月ということで中国からの観光客が大勢来日してニュースになりますね。

実は、日本以外のアジアの国々では旧正月を盛大にお祝いしているようです。

そんな旧正月ですが一体どういうものなのでしょうか?

また、2017年はいつなのでしょうか?調べていきましょう。

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旧正月とは?

旧正月とは、旧暦のお正月のことです。

旧暦とは、明治6年(1873年)まで使われていた「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」のことで、太陽の動きと月の満ち欠けをもとに作られたものです。

明治6年に太陽の動きをもとに作られた「太陽暦(たいようれき・グレゴリオ暦)」に改暦されました。

改暦された後、日本では1月1日のお正月を一年の始まりとし、お祝いをしていますが、ほかのアジアの国々では旧正月を「お正月」と考えています。

なぜアジアの中で日本だけが旧正月を祝わなくなったのか、理由は定かではありません。

日本でも、長崎、神戸、横浜にある中華街など、中国の影響が強い地域では、旧正月に盛大なお祭りが行われています。

また、沖縄県の一部地域では旧正月を「お正月」として祝います。新暦のお正月と、旧暦のお正月、2度もお正月を祝う地域もあるそうです。

関連:旧暦とは?新暦との違いって何?旧暦の月の覚え方


2017年はいつ?

旧暦と新暦(現在の暦・太陽暦のこと)では一か月ほどのズレが生じています。

旧暦は新月が1日で、満月が15日と考えられ、一か月が29日か30日になります。

一年(12か月)が354日もしくは355日となり、三年で約一か月の誤差が生じるため「閏月(うるうづき)」というものがあり、一年間が13か月になる年が存在します。

そのため、旧正月の日にちも年によって違います。

2017年の旧正月は、1月28日(土)となっています。

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アジアの国々の旧正月は?

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 ●中国

中国では旧正月を「春節(しゅんせつ)」と呼んでいます。

一年間で最大のイベントで、大晦日(2016年なら2月7日)の夜には
爆竹や花火が打ち上げられ、日付が変わる0時にピークを迎え、爆竹や花火の音で話声が聞こえなくなるほどです。

大晦日をはさんで一週間ほどが休日になることが多く、故郷へ帰省するだけでなく最近では海外旅行も増えており、日本でニュースに取り上げられますね。

また、倒福(とうふく)といって逆さまの「福」の字を書いた赤色の紙を貼るそうです。

福が到(中国語の発音は拼音: dào)るようにという願いを込めて、倒(拼音: dăo)して貼ります。


●韓国

韓国では旧正月を「ソルラル」と呼んでいます。

ソルラルでは両親や親戚などお世話になった人に贈り物をしたり、親族が集まり、茶礼(されい・ちゃれ)という先祖を供養する儀式を行います。

韓国では、先祖がこの世に戻ってきて食事をしていくと考えられています。


●ベトナム

ベトナムでは旧正月を「テト」と呼んでいます。

一年間で最も重要な祝日とされており、テトをはさんで一週間ほど休日になります。

公的機関やお店は閉まっていることが多く、この時期にベトナムへ訪れる場合は注意が必要です。

また、ムアランが恒例行事として行われます。ムアランとは日本でいう獅子舞のようなもので、獅子ではなく麒麟(きりん)が舞います。

※麒麟とは

中国の想像上の動物。聖人が出現する前兆として現れるといわれた。体形は鹿、蹄(ひづめ)は馬、尾は牛に似て、頭に1本の角があり、全身から5色の光を放つという。

関連:獅子舞の意味や由来とは?頭を噛むのはなぜ?

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日本では馴染みのない「旧正月」ですが、アジアの国々では旧正月を盛大にお祝いしていることがわかりましたね。

特に、中国の春節については、ニュースでも取り上げられることが多く、爆竹や花火で盛大に新年を迎える様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

日本では中華街などで旧正月をお祝いしているので、日本のお正月とはちょっと違う雰囲気を楽しむのもいいかもしれませんね。

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