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「菜種梅雨」の読み方と意味とは?いつ頃の時期にどんな原因で降るの?

      2018/02/14

 

「梅雨」と言えば、みなさんは6月ごろの雨続きの日々を思い出すのではないでしょうか?

では、「菜種梅雨」とはどういうものなのご存知でしょうか?

「梅雨」という文字が含まれていることから、雨が続く日々を表した言葉なのでしょうか?

今回は「菜種梅雨」について調べてみましょう!

 

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「菜種梅雨」の読み方と意味とは?いつ頃の時期に降る雨のこと?

読み方は「なたねづゆ」または「なたねつゆ」です。

菜種とは菜の花(またはアブラナ)の別名で、菜種が咲いている時期の3月下旬から4月上旬ごろにくもりや雨が続くことをいいます。

くもりや雨が続く日数などに明確な定義はありません。

 

また、「菜種梅雨」は「春の長雨」「春雨(はるさめ)」「催花雨(さいかう)」「春霖(しゅんりん)」ともいいます。

 

 

「春雨」という食べ物がありますが、細く静かに降る春の雨の様子から名づけられたそうです。

また、「催花雨」には「花が開花を催す(もよおす)」という意味があります。

春になり花が咲く季節がやってきて、雨が「早く花よ咲け」とせきたてるように降ることから名づけられたそうです。

「春霖」の「霖」という文字はそれだけで「長雨」という意味があります。


どんな原因で降るの?

菜種梅雨は主に、太平洋沿岸の関東より西の地域で起こる現象で、太平洋沿岸に前線が停滞することが原因といわれています。

前線とは、暖かい空気と冷たい空気の境目のことです。

 


 

天気図を見るとわかるように、高気圧に覆われていると晴れ、低気圧に覆われているとくもりや雨になります。

日本列島は、冬の間、高気圧に覆われていますが、春になるとその高気圧が北上し、日本列島の南側(太平洋側)に前線が停滞しやすくなります。

前線が停滞するとくもりや雨が続きますが、菜種梅雨は6月頃の梅雨とは異なり、雨ばかりが続くわけではなく、期間も比較的短めで、毎年起こるとは限りません。

 

梅雨の種類

梅雨の種類は4つありますので、菜種梅雨以外のものもご紹介しておきましょう。


●梅雨

一般的に「梅雨」とは5月下旬~7月下旬ごろのものを指します。


●すすき梅雨

すすきが見られる時期(8月下旬~10月下旬ごろ)のもので、「秋の長雨」「秋霖(しゅうりん)」ともいいます。


●山茶花梅雨(さざんかつゆ)

山茶花が咲く時期(11月下旬~12月上旬ごろ)のものです。

 

山茶花


俳句の季語や時候の挨拶で使われる「菜種梅雨」

「菜種梅雨」は菜種が咲いている時期ということで、春の季語として用いられます。

また、手紙などの時候の挨拶としても使用されます。

例:「菜種梅雨も明け、暖かい日差しが降り注ぐようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか」

 

 

菜種が咲く季節の長雨だから「菜種梅雨」とは、風流な呼び方だと思いませんか?

雨が続くとじとじとするし、洗濯物は干せないし・・・困るのよね~という人も多いかもしれませんが、この時期は寒い季節が終わり、少しずつ暖かくなり、雨に催されて花が次々に咲いていきます。

冬が終わり、春がやってくるのだと思うと、困りごともどこかへ吹き飛んでしまうかもしれませんよ!

 

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