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お茶(緑茶・煎茶・番茶・玉露・ほうじ茶・抹茶)の種類の違いと意味とは?

      2017/08/12


 

みなさんは、いつもどんな飲み物を飲んでいますか?

紅茶?コーヒー?ジュース?麦茶?ミネラルウォーター?

いろいろな飲み物がありますが、日本人が馴染み深いものはお茶ではないでしょうか。

お茶と言っても、緑茶、煎茶、番茶、玉露、ほうじ茶、抹茶・・・たくさんの種類がありますね。

今回は、お茶の種類と違いと意味について調べてみましょう!

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緑茶(りょくちゃ)とは?


 

緑茶は、日本茶ともいい、日本で作られるお茶の総称でもあり、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である「チャの木」の葉から作られます。

緑茶は、チャの木の葉を摘んだらすぐに熱を加え、酵素の働きを止めて葉が発酵しないように作られる「不発酵茶」です。

このあとご紹介する煎茶、番茶、玉露、ほうじ茶、抹茶は、すべて緑茶・日本茶の種類のひとつです。


煎茶(せんちゃ)とは?


 

緑茶の中で最も飲まれているのが、煎茶です。

煎茶は、チャの木の新芽を摘んで蒸して揉み、乾燥して仕上げるという、最も一般的な製法で作られます。

「煎茶」には「煎じる茶」という意味があります。

「煎じる」とは「湯で煮出して成分を抽出する」ことです。


番茶(ばんちゃ)とは?

煎茶の中で主に、低級品のお茶を指し、自家製のお茶や、普段使いのお茶の総称を「番茶」と呼ぶことがあります。

お茶の葉は、年に3回~4回摘むのですが、その年最初に育った新芽を摘んだものを「一番茶」または「新茶」といい、二番茶以降のお茶に比べると、苦さや渋さのもとになるカテキンやカフェインが少なく、旨みのもとであるテアニンという成分が豊富です。

「二番茶」「三番茶」「四番茶」と続き、数字が増えるごとにテアニンが少なくなり、風味が落ちるといわれています。

一般的に、三番茶、四番茶を「番茶」といいます。

「番茶」と呼ばれるようになったのは、「遅く摘み採ったお茶=晩茶」が「番茶」に転じたという説、「番」は「普段の」「日常の」という意味があり、普段使いのお茶ということで「番茶」と名付けられたという説などがあります。

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玉露(ぎょくろ)とは?

玉露は緑茶の中では最高ランクに位置します。

「高級煎茶」ともいい、煎茶の一種ですが、煎茶とは栽培方法が異なります。


 

玉露は、お茶の葉を収穫する前(2週間~20日前後)、日光を避けるために茶園全体をヨシズやワラで覆います。(煎茶は日光を遮ることはしません)

日光を遮ることで、テアニンからカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富になります。

「玉露」という名前は、江戸の茶商である山本山の商品名に由来しています。

山本山の6代目、山本徳翁(やまもととくよう)が、お茶の葉を蒸してかき回していたとき、飴のような粘液が出て、お茶の葉が露のように丸くなったことから「玉露」と名付けられたそうです。


ほうじ茶とは?


 

煎茶や番茶を、褐色になるまで強火で炒って、香ばしさを引き出したものを「ほうじ茶」といいます。

強火で炒ることによって、カフェインが昇華(しょうか・固体から気体に変化する現象)するので苦みが飛び、渋みもほとんどなく口当たりがあっさりしています。

炒ることを「焙じる(ほうじる)」というので「ほうじ茶」と呼ばれています。

色が褐色なので緑茶には含まない場合もあるようです。


抹茶(まっちゃ)とは?

抹茶の原料は「碾茶(てんちゃ)」です。

碾茶はチャの木の葉を玉露と同じように、日光を遮るために茶園全体をヨシズやワラで覆います。この時、期間は玉露よりも長く、20日以上です。

葉を摘んだ後、蒸して、乾燥させます。ほかの緑茶は蒸した後に揉みますが、抹茶は唯一揉まないで作られるお茶です。

出荷する直前に碾茶を石臼で挽いたものを「抹茶」といいます。

「抹」には「擦る」あるいは「粉」という意味があります。


 

もともとはすべて同じ「チャの木」ですが、お茶の葉の栽培方法や、加工方法で種類が異なることがわかりましたね。

「チャの木」からは、緑茶以外にも、紅茶や烏龍茶も作られるそうですよ。

ドクダミから作られれば「ドクダミ茶」、柿の葉から作られれば「柿の葉茶」、麦から作られれば「麦茶」と、種類が限られてしまいますが、チャの木は数多くのお茶を作ることができるなんて、すごいと思いませんか?

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