日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

ランドセルの語源や由来、歴史とは?日本のランドセルが海外で人気の理由

      2018/03/22

小学生のころ、ランドセルを使っていましたか?

少し前までは男の子は黒、女の子は赤のランドセルが定番でしたが、最近は、色もカラフルになり、子どもが自分で好きな色を選んだり、色を組み合わせたりしているそうです。

小学生の必須アイテムともいえるランドセルですが、その歴史をご存知ですか?

今回は、ランドセルについていろいろ調べてみましょう!

 

スポンサードリンク


ランドセルの語源や由来、歴史とは?

ランドセルの語源は、オランダ語の「ransel」だといわれています。

「ランセル」または「ラヌセル」と読み、背負うカバンを意味します。

ちなみにランドセルは英語で「randoseru」と表記されるようです。

 

江戸時代(1603年~1868年)の末期(幕末)に、幕府が洋式の軍隊を編成しようとした際、兵士の持ち物を収納するために配布された、オランダから輸入された布製の「ransel」がランドセルの由来で、「ランセル」「ラヌセル」が次第になまって「ランドセル」と呼ばれるようになったそうです。

 


 

軍隊で使われていたランドセルが、子どもたちの通学用のカバンとして使われるようになったのは、明治18年(1885年)のことです。

当時のランドセルは布製でリュックサックのような形だったそうですが、明治20年(1887年)に大正天皇が学習院初等科に入学なさる際、伊藤博文がお祝いとして革製の箱型をしたランドセルを献上しました。

その革製の箱型をしたランドセルがルーツとなり、現在のランドセルへと変化していったのです。

しかし、革製のランドセルは高価なものだったため、都市部の富裕層の間で用いられることが多く、一般庶民にまで広まったのは昭和30年(1955年)以降、高度経済成長期を迎えたころといわれています。

革製のランドセルは、牛革が使われており重かったそうですが、技術開発が進み、昭和60年(1985年)ごろから人工皮革の軽いランドセルが作られるようになりました。


ランドセルの色はなぜ赤と黒なの?

ランドセルの色はなぜ赤と黒なのか?という疑問を抱く人もいるかもしれません。

その理由として、牛革はムラなく染色することが難しく、赤と黒は比較的ムラなく美しく仕上げることができるからという説や、男の子と女の子をひと目で判別できるようにしたという説などがあります。

また、昭和35年(1960年)ごろには、赤と黒以外のランドセルも販売されたそうですがほとんど普及せず、現在のようにさまざまなカラーバリエーションとなったのは平成12年(2000年)ごろだといわれています。

 


 

ランドセルは小学生が必ず使わなければならないという決まりもありませんので、使わない地域もあるようです。

長野県では、ランドセルよりも安くて軽い通学カバンが販売されており、8割~9割の小学生がその通学カバンを使っているそうです。

また、小学校入学のときにランドセルを購入したけれど、学年が上がるにしたがってランドセルを使わなくなり、4年生くらいになるとほとんどの子どもがスポーツバッグやリュックなどを使うようです。

 

スポンサードリンク


日本のランドセルが海外で人気?

日本ではランドセルは小学生が使うものですが、海外では大人たちが使っているそうです。

人気になったきっかけは、海外セレブやハリウッド女優が使い始めたことだといわれていますが、他に、日本のアニメも影響しているそうです。

ランドセルの機能性や、見た目がおしゃれだということも人気の理由です。

 

 

そもそも、海外では通学用に背負うカバン、リュックなどを使っている国はありますが、ランドセルのように小学生が使う専用のものはないようです。

ランドセルは幕末にオランダから伝わった「ransel」を元に日本人が考案したものなので、日本独自の物と言っていいでしょう。

最近は、費用を安く抑えるために外国でランドセルを作ることもありますが、日本製のランドセルは職人の手によってひとつひとつ作られていたり、品質や安全性も信用できるということで、外国人観光客がお土産に購入することもあるようです。


ランドセルの日がある?

毎年3月21日は、ランドセルの日です。

6年間使ったランドセルをミニサイズに加工してくれる「スキップ」というお店が提唱しており、3月21日=3+2+1が、小学校の修業年数の「6」になることからこの日に決められたそうです。

 

ランドセルの処分の仕方・捨て方は?

ランドセルを捨てる時は、お住いの自治体のゴミ分別に従います。

多くの場合、不燃ごみとして処分するようです。

捨てるのはちょっと・・・という場合は、ランドセルを加工して小物入れやキーホルダー、財布やパスケースなどにしてくれるお店もあるそうです。

 

海外に寄付をする団体も複数あり、物資が不足しているアフリカやアジア、アフガニスタン、シリアなどの子どもたちに寄付し、就学に役立てるそうです。

ただし、豚の革で作られたランドセルは宗教上の理由で使用できない国もありますので、寄付をするときには団体に確認をするようにしてください。

 

また、状態が良ければネットオークションでも落札されるそうですので出品してみるといいかもしれません。

 

 

ランドセルが登場するまでは、荷物を風呂敷に包んだり、そのまま手に持っていたそうです。

ランドセルが誕生して100年以上経ち、その間に子どもたちが使いやすいように進化し、最初は赤と黒のシンプルだったランドセルも、カラーバリエーションが豊富になりました。

それだけではなく、かわいらしい刺繍が施されていたり、小物入れがついていたりと、個性豊かになりました。

春には新一年生になった子どもたちが、ぴっかぴっかのランドセルを背負って新しい一歩を踏み出す姿を見ることができますね!

 

スポンサードリンク


おすすめの記事と広告

 - 未分類