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浅草神社の「三社祭」はなぜ三社なの?三社の意味とは?

      2018/05/12

 

みなさんがお住いの地域には、どんなお祭がありますか?

お祭の日が近づいて、準備が進んでいるのを見ると、それだけで楽しくなったり、お祭が待ち遠しくてウズウズする人もいるかもしれませんね。

今回は、数多くある日本のお祭の中で、浅草神社の三社祭について調べてみました!

2018年の日程はいつなのかも載せていますので、チェックしてみてくださいね!

 

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浅草神社の三社祭はなぜ三社?三社の意味とは?

三社祭の読み方は「さんじゃまつり」です。

 

三社祭は、毎年5月に行われる浅草神社の例大祭(毎年決まった日に行われる、その神社にとって最も重要な祭祀のこと)です。

浅草神社は通称「三社権現(さんじゃごんげん)」「三社様(さんじゃさま)」と呼ばれており、東京都台東区浅草にあります。

 

浅草神社の歴史は古く、推古天皇の時代にさかのぼります。

628年3月18日、檜前浜成(ひのくまのはまなり)と竹成(ひのくまのたけなり)という兄弟が現在の隅田川で漁をしていましたが、一匹も取れず、網にかかったのは人形の像だけでした。

人形の像を水の中に放って、場所を変えて漁を再開しても、同じ人形の像が何度も掛かったそうです。

不思議に思った兄弟が、その地域の物知りである土師真中知(はじのまつち)に相談すると、その人形は観音菩薩の像であると教えられ、功徳(くどく 神仏のめぐみ・御利益(ごりやく))のある像で、現世利益仏であることを教えてもらいました。

 


 

そこで、兄弟が漁がうまくいくようにと、観音菩薩の像に深く祈念したところ、翌日から大漁が続いたそうです。

この出来事を見た土師真中知は仏門に入り、自宅を寺にして、兄弟が拾った観音菩薩の像をお祀りしたのが「浅草寺」の始まりといわれています。

 

そして、土師真中知の没後、その子供が、夢に現れた観音菩薩より「檜前浜成・竹成と土師真中知を神として祀るように」とのお告を受け、三人を祀って「三社権現社」を作りました。

「三社」とは、檜前浜成・竹成と土師真中知の三人のことを指しており、「三社祭」の「三社」はここから来ているそうです。

 

明治時代(1868年~1912年)の神仏分離令(しんぶつぶんりれい・神と仏は別々に祀ること)によって、三社権現社は浅草寺とは別法人となり、「三社明神社」に改称し、さらに明治6年(1873年)に「浅草神社」に改称しました。

 

権現(ごんげん)と明神(みょうじん)は、神仏の称号のひとつです。

「権現」には、神仏が仮の姿で現れるという意味があり、「明神」には、神仏が仮の姿ではなくそのままの姿で現れるという意味があります。

 

三柱(神様は一人、二人ではなく一柱、二柱と数えます)の神様をお祀りしているということや、浅草神社の昔の名称が由来となり、現在も「三社権現」や「三社様」と呼ばれて親しまれています。


2018年の三社祭の日程や見どころは?

三社祭は毎年5月の第三金、土、日に行われます。

2018年は5月18日(金)、19日(土)、20日(日)になります。

※実際は5月17日(木)の夜から始まります。

 

■5月17日(木)

19:00~ 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしたまいれのぎ)

本社の神輿へ、浅草神社の御神霊(おみたま)をお移しする儀式です。

 

■5月18日(金)

13:00~ 大行列(だいぎょうれつ) ※雨天中止

お囃子屋台や白鷺(しらさぎ)の舞、ぴんざさら舞などが行列を作って浅草の町を歩きます。

 

「ぴんざさら」とは、チベット語で「動かすと音を出す木」という意味があり、薄い檜の板を108枚重ねた木製の楽器で、アコーディオンのように動かして音を出します。

「ぴんざさら舞」は東京都の無形文化財に指定されており、三社祭でしか見ることができない貴重なものです。

 

14:20~ ぴんざさら舞奉納(社殿)

無形文化財「ぴんざさら舞」が浅草神社社殿で奉納されます。

 

15:00~ ぴんざさら舞奉納(神楽殿)

無形文化財「ぴんざさら舞」が浅草神社神楽殿で奉納されます。

 

15:30~ 各町神輿神霊入れの儀(かくちょうみこしみたまいれのぎ)

各町会の神輿へ、御神霊をお移しする儀式です。

 

■5月19日(土)

10:00~ 例大祭式典 

神社において最も重要な神事です。

浅草神社社殿前で行われ、一年間を無事に過ごせた感謝を報告し、今後の安泰を祈願します。

 

12:00~ 町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)

町内神輿、約100基が渡御(とぎょ・神輿がすすむこと)します。

 

16:00~ 奉納舞踊(神楽殿)

 

17:00~ 巫女舞奉奏(神楽殿)

 

■5月20日(日)

本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)

6:00~ 宮出し(お神輿を神社から出すことです)

本社の神輿3基が、神社を出て各町内を渡御します。

 

14:00頃~ 宮入り(お神輿を神社へ戻すことです)

半日ほどかけて各町内を渡御したら、神輿は神社へ戻ります。

宮入後、本社神輿御神霊返しの儀(ほんしゃみこしみたまがえしのぎ)が行われます。

本社の神輿へお移り頂いていた浅草神社の御神霊を、本殿へお戻しする儀式です。

 

14:00~ 巫女舞奉奏(神楽殿)

 

15:00~ 奉納舞踊(神楽殿)

 

16:00~ 太鼓奉演(境内)

 

11:00~18:00 雷門通りから馬道通りでお祭広場を開催 交通規制があります。

雷門通りから馬道通りは歩行者天国となり、お祭ならではの屋台が立ち並び大変賑わうそうです。

 

三社祭の見どころは、神輿といわれています。

5月19日(土)12時からの町内神輿連合渡御では、町内の氏子が所有する約100基の神輿が担がれ、5月20日6時からは浅草神社が所有する3基の神輿が担がれます。

江戸っ子気質の氏子たちの神輿は、担ぎ方が威勢よく、荒々しく激しいので見ごたえがありますよ!

 

 

浅草神社はひとつなのに、なぜ三社なのだろう?という疑問が解決しましたね。

浅草神社周辺は、普段から観光地として混雑していますが、三社祭は毎年大変な賑わいとなります。

神輿の周りは大変混雑し身動きができなくなるほどといわれています。

あまり近づきすぎると危険なこともあるようですので、注意しながら見物したいですね。

 

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