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質屋の日2017年はいつ?由来や意味は?質屋の仕組みや使い方とは?期限はいつまで?

      2017/07/05


 

皆さんは「質屋」を利用したことがありますか?

質屋の存在すら知らないとか、一度も利用したことがないという人もいらっしゃるかもしれませんが、昭和40年代(1960年代)くらいまでは、普段の生活の中で利用している人も多かったそうですよ。

「質流れセール」とか「質流れ品販売」という言葉なら見聞きしたことがあるかもしれませんが、質屋って、一体何なのでしょう?

今回は、質屋について調べてみましょう!

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質屋の由来や意味は?

読み方は「しちや」です。

質屋の「質」は、「約束を守る証として相手に預けておくもの」という意味があります。

担保(基本的に物品)でお金を借りることを「質入れ」といい、期限までに金利と元金を返せば、担保は戻ってきますが、期限までに返済できない場合は「質流れ」となり、担保は戻ってきません。担保で、借りたお金を弁償する・・・ということになりますね。

このような業務を行うお店を「質屋」といいます。


質屋の日 2017年はいつ?

2017年の質屋の日は2017年7月8日(土)です。

質屋の日は「しちや」の語呂合わせで毎年「7月8日」です。全国質屋組合連合会が「低利で安心して利用できる融資事業者としての質屋をPRする」ことを目的に制定しました。

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質屋の歴史は?

質屋の歴史は古く、遣唐使(けんとうし・7世紀~9世紀に日本から唐へ派遣された使節)のころにはあったと考えられていますが、質屋を生業として店舗を構えたのは鎌倉時代(1185年~1333年)といわれています。

このころ、質屋は担保を保管するための土蔵を建てたことから「土倉(どそう・とくら・つちくら)」と呼ばれていました。

土倉の主な取引相手は武士で、刀や領地を担保としてお金を貸していました。

貨幣経済が発達し、室町時代(1336年~1573年)には一般庶民の間にも広まり、江戸時代(1603年~1868年)には「質屋」と呼ばれるようになり、庶民の間でも盛んになりました。生活に困った時は着物や帯などを担保にお金を借りていたそうです。


 

質屋に関する法律が出来たのは明治28年(1895年)で、質屋取締法が制定されました。

そして、昭和25年(1950年)に質屋営業法が制定され、各都道府県の公安委員会への届け出や、利子や期限などについて法的整備が加えられ、現在に至ります。

衣類や貴金属、生活用品などを担保にしている質屋ですが、現在は無担保融資を行う消費者金融が発達し、質屋は経営状態が悪化し、廃業した質屋も多いそうです。


質屋の仕組みや使い方とは?期限はいつまで?

質屋には「質入れ」「買い取り」があります。

「質入れ」は担保を預けてお金を借り、期限内に返済すれば担保は戻ってきます。

「買い取り」はお店に物品を買い取ってもらうので、返済義務は発生しません。

 

質屋を使う時は、担保となる物品を持ってお店へ行きます。

査定をしてもらい、金額に納得できれば取引が成立し、その場で現金をもらいます。

査定は無料ですので、納得できない場合は交渉してみたり、別のお店へ行きましょう。

初めての利用のみ身分証の提示が求められたり、毎回求められたり、お店によって異なるようです。


 

「質入れ」した担保は期限までに金利と元金を返済すれば戻ってきますが、期限を過ぎると「質流れ」としてお店に処分されてしまいます。

また、「質入れ」は「買い取り」よりも借りられる金額が安くなるようです。但し買い取りの場合、取引が成立すると所有権はお店に移るので後で取り戻すことは難くなります。

金利は他の金融業(カードローンやキャッシング)よりも高く設定されています。

年利(一年間の金利)は一般的な金融機関で高くても9~18%、消費者金融の上限金利で29.2%となっていますが、質屋では年利109.5%、月利(ひと月の金利)が約9%が上限になっています。

実際に上限で設定している質屋は少ないようですが、一般的には月利3~8%、年利36~96%で設定しているようです。

質屋の金利が高く設定されているのは、「少額融資である」「担保の状態を損なわないよう保管しなければならない」「担保の鑑定が必要」「盗品の場合警察と協力しなければならない」「一般的に最大3か月で設定されているので1年間も借り入れを続けことは少ない」などの理由があるそうです。

 

期限は3ヶ月間のところが多く、質屋からお客へ連絡をすることは質屋営業法で禁止されている「催促、取り立て」とみなされる可能性があるので、期限がきたからといってお店から連絡がくることはありません。

何らかの事情で期限を過ぎるようであれば、自分から事前に連絡をしておけば対応してくれるようです。

 


 

質屋がどういうものかわかりましたか?

時代劇や、昭和を舞台にした映画やドラマでは質屋が時々登場しますよね。

「お給料が入れば返せるから」と、着物を担保にお金を借りたり、着物を取り戻したりする場面を見たことがあるのではないでしょうか。

今はカードローンやキャッシングなどのほうが金利が安いので、昔のような使い方をする人はとっても少ないのでしょうね。

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