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神道と仏教とは?その違いはなに?

      2015/11/01

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日本にはさまざまな宗教がありますが、日本国憲法第20条で信教の自由が認められており、どの宗教を信仰するかは個人の自由です。

そんな日本で信仰されている宗教の中でも、全国各地に多くの神社やお寺があることから、神道(しんとう)と仏教は日本人にとって最も馴染みのある宗教と言えるでしょう。

今回は、神道と仏教とはなにか?またその違いについて調べていきたいと思います。

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神道とは?

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神道は、日本に古くからある民族宗教です。

「八百万(やおよろず 非常にたくさん・無限のという意味)の神」と表現されるほど、神様の数が多く、その起源は紀元前200年ごろ(縄文時代)までさかのぼるといわれています。

特定の人物や動物、植物のような生命体だけではなく、山や川、月や太陽のような自然のものから、森羅万象(しんらばんしょう 宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象。)、様々なものを神格化しています。

たくさんの神様がいらっしゃいますが、神道における最高神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)であるとの考えが一般的です。


仏教とは?

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仏教はインドの釈迦(しゃか・ゴータマ・シッダルータ)を開祖とする宗教で、日本では開祖のことを「お釈迦さま」や「釈迦如来(しゃかにょらい)」と呼んでいます。

また、キリスト教、イスラム教と並んで世界三大宗教のひとつとされています。

仏教は、飛鳥時代(552年)に日本に伝来したと「日本書紀」に記されています。また、聖徳太子の伝記である「上宮聖徳法王帝説(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)」を根拠に538年に伝来したと考える人も多く、歴史の教科書では538年と記載されています。

飛鳥時代に伝来した仏教は、長い月日をかけてさまざまな宗派に分かれました。

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神道と仏教の違いとは?

●教典

仏教では、釈迦が説いた教えを記録した「経典」を教典とし、教義、戒律が存在しますが、神道ではそのようなものが存在しません。

神道は日本人の生活の中で自然に生まれた考え方なので、「このようにしなければならない」という決まりがないのです。

●聖職者

仏教では、袈裟を着て頭を丸めた「僧」「尼」が聖職者です。(宗派によって頭を丸めない場合もあります)

一般的には「お坊さん」「尼さん」と呼びます。

お坊さんはお経を唱えることや説教を仕事としています。

神道では、烏帽子(えぼし)をかぶり袴をまとった「神職」「神主」「巫女」が聖職者です。

一般的には「神主さん」と呼びます。

神主さんは、神社に仕えて社務(しゃむ・神社の事務仕事)、祈祷などを行うことを仕事としています。

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●宗教施設

仏教では、釈迦の教えを信じ「悟り」を目指す人が暮らす場であるお寺が宗教施設になります。また、一般の人に仏教の教えを説く場でもあります。

神道では、神様が祀られている参拝場所である神社が宗教施設になります。

一般的に、お寺にはお墓や仏像があり、神社には鳥居があるのが大きな違いです。

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●参拝方法

神道では、お賽銭を入れた後に二礼二拍手一礼が一般的です。

神社への参拝は、穢れを清めるというお祓いの方法と考えられているため、「今までの穢れを清め心機一転の決意表明をする」という意味合いがあります。

仏教では、お賽銭を入れた後に胸の前で合掌するのが一般的です。

数珠を持つ、護摩をたく、お線香をあげるといった参拝方法もお寺独自のものです。

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日本には、紀元前から神道が存在していたのですね。

飛鳥時代に仏教が伝来し、朝廷は仏教を広めようとします。しかし、神道は縄文時代から根強く信仰されていたので、一気に広めることは難しかったのです。そこで、仏教は神道との融合、調和をはかりながら、長い時間をかけて日本人の間で浸透していきました。

仏教徒なのに神社を参拝したり、お葬式でお経を読んでいただくのに結婚式は神前式を選ぶなど、我々の生活の中できっちりと分けられていないのは、飛鳥時代からずっと続いてきた習慣なのかもしれませんね。

仏教と神道の違いがわかると、お寺や神社に行くときの心構えも違ってきますね。

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