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『正月事始め』ってなに?いつなの?お歳暮との関係と煤払い、松迎えについて

      2015/12/16


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12月に入ったら、お歳暮の準備をしたり、大掃除をしたり、お正月の準備をしたりと、普段よりも忙しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな12月に、「正月事始め(しょうがつことはじめ)」という日があることをご存知でしょうか?

正月事始めとはどんな日なのか?正月事始めとお歳暮の関係、正月事始めに行われる煤払い(すすはらい)松迎え(まつむかえ)について調べていきましょう。

 

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正月事始めとは?

 毎年12月13日は「正月事始め(しょうがつことはじめ)」といい、「煤払い(すすはらい)」や「松迎え(まつむかえ)」など、お正月の準備を始める日と言われています。

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元々は旧暦の12月8日を「事始め」と言い、お正月の準備を始める日とされていましたが、江戸時代に入り、12月13日が最も運の良い大吉日ということで年神様(毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)をお迎えするのにふさわしい日として定着しました。新暦になっても日付はそのまま引き継がれています。

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お歳暮との関係は?

 お歳暮の起源には諸説ありますが、嫁いだ娘が「お正月にご先祖様の霊にお供えしてください」と、実家へお供え物を贈るようになったのが始まりだといわれています。

これがやがて日ごろお世話になっている人への贈り物として習慣になりました。

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関東以外では12月13日から12月25日まで、関東では12月はじめから12月25日までにお歳暮を贈るのが一般的です。

お歳暮を12月13日から贈るのは、お正月のお供え物として贈られていた名残なのですね。

  

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煤払いと松迎えとは?

 お正月に年神様をお迎えするために、一年間の汚れを払い清めることを「煤払い(すすはらい)」といいます。

江戸時代に江戸城が12月13日に煤払いをしていたことから、江戸の庶民がそれにならって自分たちの家の煤払いを行いました。

当時は薪や炭で火を起こしていたので、天井や壁についた煤汚れを落とすことは重要なことだったのでしょう。

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天井のような高い場所の煤汚れを落とすときには、竹の先に藁を取り付けた「煤梵天(すすぼんてん)」という道具を使っていたそうです。

現在でも、12月13日にお寺や神社は煤梵天を使って煤払いを行い、その様子がテレビのニュースで映像として流れることがありますね。

一般家庭では煤がたまることがないので煤払いは行いません。大掃除が煤払いの現在のかたちということになります。

煤払いが終わると、門松を作ります。

おせち料理を作るための薪や、門松にする松を12月13日に山に取りに行くことを「松迎え(まつむかえ)」といいますが、現在は全国的にほとんど消えてしまった習慣です。

一年の締めくくりの12月に、新しい年を迎える準備をするのは今も昔も変わらないのですね。

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お仕事をされている方は、年末年始休みに入ってからでないとなかなか取り掛かれないお正月の準備だと思いますが、「正月事始め」である12月13日から少しずつ進めていけば、いつもよりゆったりとしたお正月休みを過ごせるのではないでしょうか。

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 - 12月, 冬の行事