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松竹梅の順番の意味とは?逆の順番もある?続きがある?英語で何て言うの?

      2017/07/25

「松竹梅」といえば、お祝いの席で使われたり、お料理のランキングで使われていたりしますね。

お祝いの席なら、結婚披露宴の会場が松の間、竹の間、梅の間となっていたり、各テーブルに松竹梅の名前が付けられていたりしますし、お料理のランキングなら、松、竹、梅で、お値段や内容が異なっていますね。

では、その順番や意味などはご存知ですか?

今回は、松竹梅についていろいろ調べてみましょう。

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松竹梅の順番の意味とは?

松竹梅は、中国の「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」が由来だといわれています。

「歳寒三友」とは画題(がだい・絵のテーマ)のひとつで「寒い季節に友とすべき三つのもの」という意味があります。

松と竹は冬でも緑を保ち、梅は寒い季節に開花することから「歳寒三友」と呼ばれるようになったそうです。

松竹梅のほかにも「梅、水仙、竹」が「歳寒三友」と呼ばれることもあります。


 

「歳寒三友」が日本に伝わったのは平安時代(794年~1185年)といわれており、伝わってきた当初は中国と同じく画題としての考え方でしたが、次第に吉祥(きっしょう・おめでたいことの兆し)の象徴となっていきました。

松竹梅の順番は、吉祥の象徴となった順番だといわれています。

 
●松

平安時代(794年~1185年)に象徴となった。

松は一年中枯れることがない常緑樹で、日本では古くから神聖なものと考えられており、「長寿や不老不死の象徴」とされています。


●竹

室町時代(1336年~1573年)に象徴となった。

竹は一年中枯れることがない常緑樹で、次々と新芽を出して広がることから「子孫繁栄の象徴」とされています。


●梅

江戸時代(1603年~1868年)に象徴となった。

梅は苔が生えるほどの樹齢となっても、ほかの花より先に、気高い香りをともなって花を咲かせることから「気高さや長寿の象徴」とされています。

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逆の順番もある?

松竹梅に優劣や上下はなく平等なのですが、お料理のランキングでは特上や並と呼ぶよりも松竹梅で表現した方が美しいですし、「特上」や「上」なら堂々と注文できますが、「並」と注文するのが恥ずかしいので「松=特上」「竹=上」「梅=並」というふうに使うようになったといわれています。

しかし、松竹梅が一般的になり、「松」が「特上」ということがわかっているのなら、「並」とわかっている「梅」を注文しづらいので「梅=特上」「竹=上」「松=並」としているお店もあるようですよ。


続きがある?

「松竹梅」に続きはありません。

しかし、結婚披露宴の各テーブルに名前を付ける時は「松竹梅福禄寿鶴亀雪月花金銀宝錦祝美・・・」とおめでたい言葉が続きますので、これを「松竹梅の続きだ」と思ってしまう人がいるかもしれませんね。


英語で何て言うの?

松竹梅を三つのランキングとして考えた場合、同じような意味になる英語表現はないようです。

英語圏では、お店や場所によってランキングの呼び方が異なります。

例えば、

●premium(特上)・special(上)・regular(並)

●AAA(特上)・AA(上)・A(並)

●level3(特上)・level2(上)・level1(並)

のようになります。

 

松竹梅を直訳すると「pine, bamboo and plum」となりますが、英語圏の人にこれだけで松竹梅の内容を伝えるのは難しいようです。

 


 

松竹梅にはもともと順位がなかったのですね。

順位がないので、お料理を提供するお店では「ご飯の量とおかずの大きさ」で松竹梅をわけているお店もあるそうです。

しかし、量ではなく質(産地や鮮度など)で松竹梅をランキングしているお店もありますし・・・松竹梅の扱い方がお店によって異なるので、お料理を注文する前にはお店の人に松竹梅の違いを聞いてみるのが一番ですね。

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