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即席ラーメン記念日はいつ?世界初のインスタントラーメンは日清食品のチキンラーメンではない?

      2017/08/17

お湯を注ぐだけ、鍋で煮るだけ・・・簡単な調理で手軽に食べることができるインスタントラーメンは、ちょっと小腹がすいたときや、料理をするのが面倒なとき、急いでいるときなどさまざまな場面で活躍していますね。

そんなインスタントラーメンは、日本で生まれ世界へ広がっていきました。

では、世界初のインスタントラーメンはどれなのでしょう?

日清食品のチキンラーメンといわれていますが、調べてみるとそうとは言いきれないようです・・・。

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2017年即席ラーメン記念日はいつ?

 

昭和33年(1958年)8月25日に日清食品から世界初の即席ラーメン(インスタントラーメン)である「チキンラーメン」が発売されたことから、毎年8月25日が「即席ラーメン記念日」に制定されています。

毎年、記念日に近い週末に「ラーメン記念日フェスタ」というイベントが日清食品千歳工場(北海道)で開催されています。

工場見学や、日清食品〇×クイズ、北海道限定商品の販売などが行われます。

ということで、2017年も8月25日(金)が即席ラーメン記念日です。

また、8月20日(日)にラーメン記念フェスタが開催されるようですよ。

ラーメン記念日フェスタ in 日清食品千歳工場

 

チキンラーメンの発明と歴史


 

チキンラーメンは、昭和33年(1958年)に日清食品創業者の安藤百福(あんどうももふく)が発明したインスタントラーメンです。

安藤百福は、妻が天ぷらを揚げているとき、小麦粉の衣が天ぷら鍋の中で泡を立ながら水分をはじき出している様子を見てこの原理をインスタントラーメンに応用しようと考え、これが瞬間油熱乾燥法(しゅんかんゆねつかんそうほう)の基となりました。

瞬間油熱乾燥法を含むインスタントラーメンの基本的な製法は昭和37年(1962年)に「即席ラーメンの製造法」として特許登録されています。

瞬間油熱乾燥法とは、麺を油で揚げることによって、麺を乾燥させ長期保存が可能となり、さらに麺は水分の抜けた穴が残るのでお湯を注ぐと即座に食べることができる製法です。

瞬間油熱乾燥法では、油を使うためカロリーが高くなり、麺の風味や歯ごたえが失われてしまう欠点があります。

この欠点を解消したのがフリーズドライ(水分を含んだ食品・原料をマイナス30℃程度で急速凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させること)を応用したノンフライ製法ですが、瞬間油熱乾燥法よりコストや手間がかかるという欠点があり、インスタントラーメンは基本的に瞬間油熱乾燥法によって作られています。

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チキンラーメンは世界初のインスタントラーメンではない?

瞬間油熱乾燥法、または、フリーズドライによって製造されたものを「インスタントラーメン」と定義するなら、チキンラーメンは世界初のインスタントラーメンです。

しかし、インスタントラーメンの定義はとても曖昧で、瞬間油熱乾燥法、または、フリーズドライによって製法されたもの以外にもさまざまなものがあります。

昔ながらの天日乾燥の乾麺も、お湯で茹でるだけで簡単に食べられますし、油で揚げて保存性を高めた麺もすでに存在していました。

また、昭和30年(1955年)には、松田産業(現在のおやつカンパニー)によって即席麺に欠かせない屈曲麺製法(くっきょくめんせいほう)が発明され、特許を取得し、味付中華麺が商品化されました。

しかし、あまり売れなかったことで後に改良され、ベビーラーメンとして販売されました。これが、現在も食べられているベビースターラーメンの原点といわれています。


 

チキンラーメンが作られる以前に、乾麺やベビーラーメンなどが存在していたことがわかりましたね。

しかし、これらはあまり売れなかったため、チキンラーメンが初めて商業的成功をおさめたインスタントラーメンであることから、世界初のインスタントラーメンとして認識されることが多いようです。

インスタントラーメンの定義が曖昧なため、正確な世界初のインスタントラーメンがどれなのかは、現在も不明のままです。

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