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お正月に凧揚げをする意味や由来とは?昔はイカだった?凧の語源とは?

      2017/11/10


 

「もういくつ寝ると お正月 お正月には凧揚げて コマを回して遊びましょう♪」

童謡「お正月」の歌詞にあるように、凧揚げは昔からお正月の定番の遊びでした。

それでは、なぜお正月に凧揚げをするのか、その意味や由来をご存知ですか?

今回は、そんな疑問について調べてみました。

 

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凧の歴史や語源とは?

凧の読み方は「たこ」です。

 

凧の起源は中国といわれており、「紙鳶(しえん)」と呼ばれていたそうです。

伝説上の生物である鳳凰(ほうおう)や竜、鳥や獣などが描かれており、軍事目的で作られたともいわれています。

 

日本には平安時代(794年~1192年ごろ)に伝わってきたと考えられており、「紙鳶(しえん)」または「紙老鴟(しろうし)」と呼ばれ、最初は貴族の遊びだったようです。

「鳶」や「鴟」は「トビ」のことで紙で作ったトビを意味します。

戦国時代(1467年~1590年ごろ)には武士が凧を通信手段のひとつとして使用することもあったそうです。

 


 

また、日本に伝わった別のルートに中近東やインドが発祥とする菱形の凧が、大航海時代にヨーロッパに伝わり、それがオランダから東南アジア経て、当時、外国との交易があった長崎に伝わったものもありました。

長崎では、凧のことを「ハタ」や「ハタ揚げ」と呼ぶのですが、その由来には諸説あります。

凧に描かれた模様が、そのころ交易でやってきていた南蛮船の旗や、信号標識旗などの「旗」のデザインを模したものだったことから、「ハタ」と呼ぶようになったという説。

外国船の乗組員が凧揚げをしているのを見た長崎の人が「それはなんですか?」と尋ねたところ、インドネシア出身の乗組員がインドネシア語で凧を意味する「パタン」と答え、それが「ハタ」と聞こえたことが由来だという説があります。

 

その他、凧は東北では「てんぐばた」、群馬や長野では「たか」、中国地方では「たつ」と呼ばれています。

 

 

江戸時代(1603年~1868年)前まで凧は貴族や武士の一部で遊ばれていただけで、一般にはあまり普及していませんでした。

しかし、江戸時代になると凧揚げは庶民にも広まり大人気となりました。

 

凧の語源ですが、もともと凧は形がイカに似ていることから「いかのぼり」または「イカ」と呼ばれていました。

しかし、凧が落下して住居や畑に被害を及ぼしたり、大名行列に落ちるなど事故が頻発。また、凧揚げをする者同士が喧嘩をして、けが人や死者がでることもあったことから幕府が「いかのぼり禁止令」を出します。

江戸の人たちは「いかのぼり禁止令」によって凧揚げができなくなると困るので「イカではなくタコだ」「いかのぼりではなくタコあげをしているんだ」と言い訳をしたことから、関東地方では「イカ」ではなく「タコ」と呼ばれるようになったといわれています。

また、上方に対抗意識を持つ江戸っ子たちがイカではなくタコと呼ぶようになったとの説もあり、「凧」という漢字まで作ったのだそうです。

関東地方で「タコ」と呼ぶようになってからも、関西地方では「イカ」と呼ばれていましが、明治初期ごろにはタコが標準語となったようです。

京都の俳人伊藤信徳が江戸で詠んだ『物の名も蛸や故郷のいかのぼり』という句が残っています。

当時、京都では「イカ」、江戸では「タコ」と呼ばれていたことがわかりますね。

 


 

明治時代以降、近代化が進む日本は電線が増えていき、凧揚げができる場所が減っていきました。

現在、凧揚げができる場所はそれほど多くありません。

公園や河川敷などで凧揚げをする人が多いと思いますが、高さ制限が設けられている場合があります。

また、空港が近い場所では飛行機の運行を妨げるため、航空法によって凧揚げが禁止されていますので、注意が必要です。

 

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お正月に凧揚げをする意味や由来とは?

お正月に凧揚げをする理由は「立春の季に空に向くは養生の一つ」という言葉に由来するという説があります。

「暦の上で春がはじまる「立春」(2月4日頃)の季節に、空を見上げるのは、健康に良い」という意味から、新年の時期に健康を祈る遊びとして定着したという説。

 

他には

年の初めに男の子の誕生を祝い、無事に成長することを祈る儀礼として凧揚げが行われたことが由来とする説。

 


 

陰陽五行説(自然界のあらゆるものを陰と陽に分け、さらに五行思想の「自然界は木、火、土、金、水の5つの要素から成っている」という考え方が結びついたもの)の「火」の気を強めることで「金」の気を弱め、無事にお正月を迎えるためという説。

この「火」の気を強めることで「金」の気を弱めるという意味は以下のようになります。

まず、春であるお正月は五行思想の「木」の気を持ちます。

「木」は「金」と相性が悪く、正月を無事に迎えるには「金」の気を封じなければなりません。

そして、「金」の気を封じる力を持つのが「火」の気です。

すでに説明したとおり、凧はもともと「いかのぼり」や「イカ」と呼ばれており、イカの三角の姿が「炎」の形に似ているうことで、凧は「火の象徴」と考えられたようです。

 

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凧はいつの季語?

凧は春の季語です。

凧を使った有名な俳句には次のものがあります。

 

『凧抱いた なりですやすや 寝たりけり』小林一茶

「お正月に凧揚げを楽しんで疲れたのか、親からもらった大事な凧を胸に抱いたまま、すやすやと眠っている」

 

いかのぼりきのふの空のありどころ』与謝蕪村

「凧(いかのぼり)が揚がっている、昨日と同じ、あの空のあたりに」

 

英語で何ていうの?

凧は英語で「kite」です。

「fly a kite」は「凧をあげる」、「kite-flying」は「凧揚げ」という意味になります。

 


 

皆さんは、凧揚げの夢がどんなことを暗示しているかご存知ですか?

凧が空高く舞い上がる夢は、運気が上昇していてこのまま突き進めば願望が成就するそうです。

風が無かったり、強すぎて凧が揚がらない夢は、運気が低迷しているので物事に集中する努力をするといいそうですよ。

もしも凧揚げの夢を見たら、今の自分がどういう状況なのか見直してみるといいですね。

 

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