日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲ます」の歌の意味と由来とは?

      2017/05/18

1464984877
子どもの頃、約束を守る証として「ゆびきりげんまん 嘘ついたら はりせんぼん飲ます♪」というわらべうたを歌いながら、自分と相手の小指を絡めた経験が一度はあると思います。

「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲ます」の歌詞には一体どういう意味があるのでしょうか?

子どもの頃は無邪気に歌っていましたが、意味を調べてみるととても無邪気に歌えないようなものでしたよ・・・?

スポンサードリンク

「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲ます」の意味と由来は?

漢字で書くと「指切拳万」となります。

まず「指切」ですが、江戸時代(1603年~1868年)の遊郭である吉原で、遊女が客に対する心中立(しんじゅうだて・男女が不変の愛を誓うために証拠を立てること)として意中の男性に小指の第一関節から先を切って渡したことが由来だといわれています。

20150131-edokko03_v

小指を切るということで、かなりの激痛が伴いますが「それほど愛している」ということを意味し、爪や髪を切って渡すこともありましたが、新しく生えてくる爪や髪よりも、切ってしまったらもう二度と生えてはこない小指を送ることで、誓いの強さを示したそうです。

しかし、実際に小指を切る遊女は少なく、模造品の指が出回ったという話もあります。

やがてこの「指切」が一般庶民にも広まり、約束を必ず守る意味へと変化しました。

つぎに「拳万」ですが、「一万回のげんこつ」という意味があります。
d334db3f-010d-45f0-8999-d57c84e76677

「約束を破った時には、一万回げんこつで殴る」ということで、後から付け足されたものだといわれています。

「嘘ついたら針千本飲ます」も、後から付け足されたもので「約束を破ったら裁縫の針を千本飲ませるよ!」と、約束を守らなかったら制裁を加えると歌っているのです。

海の生物である「ハリセンボン」と思っている方もいるようですが、裁縫につかう針を千本なのです。

スポンサードリンク


小指を絡めるのはなぜ?

saihou_hariyama

「ゆびきりげんまん♪」と歌いながら、約束を交わす相手と自分の小指を絡めますよね?

この仕草は、小指を切る仕草が元になっているといわれています。

実際に小指を切ることはしなくても、お互い最後に「指切った!」と言いながら指を離します。

「指切った!」と言うよりも前に指を離してしまった場合、約束が成立していないから守る必要はないとか、歌っているうちに約束を守る自信がなくなったとか、世代や地域によっていろいろな解釈の仕方があるようです。

yubikiri01

「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲ます」の意味がわかりましたね。

「約束を守らなかったら酷い目に遭わせるよ!!」という脅迫のようなものでしょうか?

実はとっても怖い歌詞だったんですね。

もともとは遊女が愛情を示す行為でしたが、現在は子どもたちがお友達や家族と約束をするときに無邪気に歌っています。

子どもたちにはもともとの意味は教えず、「約束は守らなければならない」「嘘をついてはいけない」ということだけ教えてあげるといいですね。

スポンサードリンク


おすすめの記事と広告

 - 未分類