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時候の挨拶・季節の挨拶8月の上旬、中旬、下旬に手紙やビジネスで使える例文

      2019/06/25


 

手紙を書くとき、気を付けなければならないルールがあります。

親しい人への手紙ならそれほど気にしなくても良いかもしれませんが、目上の人やビジネスではどうでしょうか?

今回は「時候の挨拶」、「季節の挨拶」について、8月上旬、中旬、下旬ごとに例文を紹介いたします。

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「時候」とは?

読み方は「じこう」です。時候とはその時の陽気、四季折々の気候、天候という意味です。

 

「時候の挨拶」や「季節の挨拶」は、「拝啓」や「謹啓」といった「頭語(とうご)」に続く礼儀文です。

そして、「時候の挨拶」や「季節の挨拶」に続けて、相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉を書くことが手紙のマナーとなっています。

 

時候の挨拶や季節の挨拶は「~の候」を用いる場合とそうでない場合がありますのでそれぞれ紹介していきたいと思います。


「~の候」を用いる場合の「時候の挨拶」「季節の挨拶」

「~の候」の「候(こう)」とは、時節や時季を表す言葉です。

ビジネスでは「~の候」を用いることが多いようです。

 


◆8月上旬

「大暑(たいしょ)の候」

毎年7月23日ごろが「大暑」で、この日から立秋(毎年8月8日ごろ)の前日まで用いる言葉です。


「盛夏(せいか)の候」「盛暑(せいしょ)の候」

夏の一番暑い時期、を表していますが、実際に暑い時期に用いるのではなく、梅雨明けごろから「立秋(毎年8月8日ごろ)」の前日までに用います。


「炎暑(えんしょ)の候」

真夏の焼けつくような季節を意味しており、暑さが最も厳しい時期とされる「大暑」から「立秋」の前日までに用いる言葉です。

 

 

◆8月中旬

「立秋(りっしゅう)の候」

立秋の期間(毎年8月8日ごろ~8月22日ごろ)に用いる言葉です。


「晩夏(ばんか)の候」

晩夏とは夏の終わりごろという意味なので、梅雨明け頃から立秋の前までに用いるのが本来の使い方なのですが、実際の季節感を考え、8月中旬に用いることが一般的です。

 

 

◆8月下旬

「残暑(ざんしょ)の候」

残暑とは、立秋の後の暑さを意味しています。

立秋の期間(毎年8月8日ごろ~8月22日ごろ)を過ぎても暑い日が続くときに用いる言葉で、9月上旬ごろまで用いることができます。


「処暑(しょしょ)の候」

処暑の期間(毎年8月23日ごろ~9月8日ごろ)に用いる言葉です。


「初秋(しょしゅう)の候」

秋の始まりを感じることができる季節という意味で、立秋から白露(はくろ・毎年9月8日ごろ)に用いる言葉です。

 

「~の候」を用いない場合の「時候の挨拶」や「季節の挨拶」

◆8月上旬

「うだるような暑さが体にこたえる毎日です。」

「熱帯夜が続く毎日です。」

「毎日暑い日が続いています。」

 

 

◆8月中旬

「立秋とはいえまだまだ暑さが続きます。」

「ようやく夏も盛りを過ぎました。」

「今年もまた、盆踊りの季節になりました。」

 

 

◆8月下旬

「朝夕には秋の気配を感じます。」

「夕焼け空に赤とんぼが飛び、夏の終わりを感じる今日この頃。」

「秋の訪れを知らせる虫の音が心地よい昨今。」

 

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手紙やビジネスで使える例文

手紙やビジネスで使う場合、「時候の挨拶」や「季節の挨拶」に続けて、相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉が続きます。



(「時候の挨拶」や「季節の挨拶」)+相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉
 

という構成になります。

 

相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉は例えば、

「みなさん、いかがお過ごしでしょうか。」

「みなさまお体にお変わりなくお過ごしのことと存じます。」

「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

「みなさまにおかれましては、よりご活躍のことと申し上げます。」

などですね。

 

これらを踏まえ、以下に手紙やビジネスで使える例文を紹介いたします。

 

◆手紙(プライベート)で使える例文

「毎日暑い日が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。」
「今年もまた、盆踊りの季節になりましたが、みなさまお体にお変わりなくお過ごしのことと存じます。」
「秋の訪れを知らせる虫の音が心地よい昨今、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」
「うだるような暑さが体にこたえる毎日ですが、ご機嫌いかがでしょうか。」
 

 

◆ビジネスで使える例文

「盛夏の候、みなさまにおかれましては、よりご活躍のことと申し上げます。」
「立秋の候、〇〇様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」
「残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
「初秋の候、〇〇様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
 

 

8月は夏本番の上旬、立秋を過ぎても暑さが続く中旬、秋を感じる下旬がありますね。

暑いだけではなく、朝夕には秋の訪れを感じることができる時期でもありますから、手紙を書くときには「今はどんな季節かな?」と実際に感じた季節感を文章にすると、相手の方にも季節を感じてもらうことが出来て良いかもしれません。

暑さで体調を崩す人も多い時期ですから、気遣う言葉も忘れないようにしましょうね!

 

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