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時候の挨拶・季節の挨拶9月の上旬、中旬、下旬に手紙やビジネスで使える例文

      2019/06/28


みなさんは、手紙を書くときにどういうことに気を付けていますか?

文字だけでのコミュニケーションは、表情や言葉の雰囲気が伝わらないので、特に目上の人やビジネスの場合は気を使いますよね。

手紙には、いくつかルールがあります。

今回は、9月上旬、中旬、下旬ごとに「時候の挨拶」、「季節の挨拶」の例文をご紹介します。

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「時候」とは?

読み方は「じこう」です。時候とはその時の陽気、四季折々の気候、天候という意味です。

「時候の挨拶」や「季節の挨拶」は、「拝啓」や「謹啓」といった「頭語(とうご)」に続く礼儀文です。

そして、「時候の挨拶」や「季節の挨拶」に続けて、相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉を書くことが手紙のマナーとなっています。

 

時候の挨拶や季節の挨拶は「~の候」を用いる場合とそうでない場合がありますのでそれぞれ紹介していきたいと思います。


「~の候」を用いる場合の「時候の挨拶」「季節の挨拶」

「~の候」の「候(こう)」とは、時節や時季を表す言葉です。

ビジネスでは「~の候」を用いることが多いようです。

 

◆9月はいつでも

 「秋晴(しゅうせい)の候」

晴れ渡るような秋の空を意味し、9月いっぱい~10月中旬ごろまで用いる言葉です。

9月上旬はまだ残暑が厳しいですから、白露(はくろ・毎年9月8日ごろ)から霜降(そうこう・毎年10月22日ごろ)に用いることが一般的です。

 

◆9月上旬

「初秋(しょしゅう)の候」

秋の始まりを感じることができる季節という意味で、立秋(毎年8月8日ごろ)から白露に用いる言葉です。

 

「残暑(ざんしょ)の候」

残暑とは、立秋の後の暑さを意味しています。

立秋の期間(毎年8月8日ごろ~8月22日ごろ)を過ぎても暑い日が続くときに用いる言葉で、9月上旬ごろまで用いることができます。

 

「処暑(しょしょ)の候」

処暑の期間(毎年8月23日ごろ~9月8日ごろ)に用いる言葉です。

 

 

◆9月中旬

「白露(はくろ)の候」

毎年9月8日ごろが「白露」で、毎年9月23日ごろの「秋分」の前日まで用いる言葉です。

 

「仲秋(ちゅうしゅう)の候」

秋の中頃という意味で、白露から寒露(かんろ・毎年10月8日ごろ)まで用いる言葉です。

 

 

◆9月下旬

「仲秋(ちゅうしゅう)の候」

秋の中頃という意味で、白露から寒露(かんろ・毎年10月8日ごろ)まで用いる言葉です。

「秋冷(しゅうれい)の候」

秋の涼しさを感じるようになる時期に用いる言葉で、具体的にいつからいつまでと決まってはいませんが9月下旬から10月いっぱいに用いるのが一般的です。

 

「~の候」を用いない場合の「時候の挨拶」や「季節の挨拶」


◆9月上旬

「9月になっても残暑が続いています。」

「朝夕には秋の気配を感じます。」

「残暑が厳しいです。」


◆9月中旬

「秋刀魚が美味しい季節になりました。」

「コスモスの花が秋風に揺れる季節になりました。」

「鈴虫の音が美しく響く昨今。」


◆9月下旬

「秋風が立ち始め、過ごしやすい季節になりました。」

「爽やかな秋晴れの季節になりました。」

「朝夕は寒さも感じる今日この頃です。」

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手紙やビジネスで使える例文

手紙やビジネスで使う場合、「時候の挨拶」や「季節の挨拶」に続けて、相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉が続きます。

 

(「時候の挨拶」や「季節の挨拶」)+相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉

という構成になります。

 

相手を気遣ったり、安否を尋ねる言葉は例えば、

「みなさん、いかがお過ごしでしょうか。」

「みなさまお体にお変わりなくお過ごしのことと存じます。」

「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

「みなさまにおかれましては、よりご活躍のことと申し上げます。」

などですね。

 

これらを踏まえ、以下に9月に使える手紙やビジネスで使える例文を紹介いたします。

 

◆手紙(プライベート)で使える例文

「9月になっても残暑が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。」

「朝夕は寒さも感じる今日この頃ですが、みなさまお体にお変わりなくお過ごしのことと存じます。」

「コスモスの花が秋風に揺れる季節になりましたが、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」

「秋刀魚が美味しい季節になりましたが、ご機嫌いかがでしょうか。」


◆ビジネスで使える例文

「新秋の候、みなさまにおかれましては、よりご活躍のことと申し上げます。」

「初秋の候、〇〇様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」

「仲秋の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

「秋冷の候、〇〇様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」

 

 


 

 

9月上旬は夏の暑さが残りますが、朝夕は次第に涼しくなっていき、9月下旬になれば、日中でも涼しさを感じることが出来る日もありますよね。

日中はまだ蝉が鳴いていても、夜になれば鈴虫の美しい音色を聞くことができるのも、季節が移り変わる時期ならではの風情ですよね。

そのような季節の移り変わりを表現した挨拶文が書けるようになると、素敵だと思いませんか?

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