【ブラックフライデー】意味と由来とは?日本はいつから始まった?

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ハロウィンが終わり、そろそろクリスマス準備を始めましょうか、という頃、「ブラックフライデー」という言葉を見聞きすることが増えましたよね。

「ブラックフライデー」の意味や由来とはなんなのでしょう?

なぜ「ブラックフライデー」と呼ぶのでしょう?

日本ではいつから始まったのでしょうか?

わかりやすく解説いたします。

 

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目次

「ブラックフライデー」の意味と由来とは?

ブラックフライデーとは、11月第4木曜日の翌日の金曜日に行われる大規模なセールイベントのことです。

アメリカの行事で、英語で「Black Friday」と書きます。

 

11月第4木曜日は、アメリカでは「感謝祭(Thanksgiving Day)」という祝日になっています。

感謝祭は、イギリスからアメリカに渡ってきた人々が、新しい土地での収穫を神に感謝したことが始まりで、1600年代から行われています。

現在、感謝祭は神に感謝するという意味合いは薄くなっており、家族や友人たちと集まって日々の恵みに感謝したり、お互いに感謝しながら食事をしたりします。

七面鳥を使った料理をメインに食べるため、「七面鳥の日(Turkey Day)」と呼ぶこともあります。

そして、多くのお店で感謝祭用の商品が販売されますが、感謝祭の翌日に売れ残りを売りつくすために在庫一掃セールが開催されるようになりました。

この在庫一掃セールが、現在のブラックフライデーのセールの由来となっています。

ブラックフライデー

それではなぜ、「ブラックフライデー」と呼ばれるようになったのでしょうか?

 それは、1961年のフィラデルフィア警察が由来といわれています。

「感謝祭の翌日の金曜日は買い物客が道にあふれて、いつもより警察の仕事が増えて忙しい」

そのことを、フィラデルフィア警察では、皮肉を込めて「ブラックフライデー(真っ黒な金曜日)」と呼びました。

その後、アメリカ全土に「ブラックフライデー」という言葉が広まっていきました。

黒字

「ブラックフライデー(真っ黒な金曜日)」という言葉は悪い印象があるので、1981年にフィラデルフィアの地元新聞社が「お店が儲かり、黒字になる日」という良い意味の解釈を発表しました。

その後「ブラックフライデー(黒字になる金曜日)」は世界中に広まり、現在に至ります。

 

「ブラックフライデー」日本はいつから始まった?

 日本では、平成26年(2014年)に玩具量販店の日本トイザらスがブラックフライデーにセールを開催したのが最初だといわれています。

平成27年(2015年)には、自転車リユース事業のバイチャリ、衣料品小売りのGAPがブラックフライデーにセールを開催しました。

平成28年(2016年)には、流通大手のイオンが開催し、次第に日本にも広まっていきました。

現在、日本のブラックフライデーで最も有名なのがAmazonでしょう。

ネットショッピング

他に、楽天市場ヤフーショッピングなど、大手のネットショップがブラックフライデーのセールを開催しています。

令和4年(2022年)には読売新聞で「日本にもブラックフライデーが定着しつつある」と取り上げられました。

 

日本とアメリカのブラックフライデーの違い

 日本のブラックフライデーは、アメリカとの違いがあります。

 

●規模が違う

アメリカでは、ほとんどのお店でセールが開催され、大規模なイベントとなっています。

日本では、ネットショップ、ネット通販、実店舗などさまざまなお店が開催していますが、一部のお店のみとなっています。

 

●セールの日程の違い

アメリカでは、11月第4木曜日の翌日の金曜日であるブラックフライデー当日が初日で、その後の土日にもセールが行われます。

そして、ブラックフライデーの週末が終わった直後の月曜日には、オンラインショッピングの大規模なセールが行われ、この月曜日を「サイバーマンデー」と呼びます。

 日本では、祝日である勤労感謝の日(1123日)にあわせて開催したり、11月中旬ごろからセールを開催することもあり、11月第4木曜日翌日の金曜日にはこだわらないお店が多いようです。

 

●休むかどうかの違い

アメリカでは、11月第4木曜日の感謝祭が祝日ですが、翌日の金曜日(ブラックフライデー)も休暇を取って、木~日の連休にする人が多いそうです。

日本では、感謝祭はありませんので、ブラックフライデーだからといって休む人はいません。

 

2024年のブラックフライデーはいつからいつまで?

 2024年のブラックフライデーは、11月29日(金)です。

 ブラックフライデーは、厳密には11月第4木曜日の翌日の金曜日を指す言葉です。

そのため、いつからいつまでという期間はもともとはなかったのですが、現在はセール期間も含めて「ブラックフライデー」と呼ぶことが多いです。

 期間はお店によって異なりますが、7日間~10日間程度の開催期間のお店が多いようです。

 

ネットショップでは、初日は0時に始まり、最終日は2359分に終わるなど、深夜でも開催されています。

実店舗があるチェーン店などは、店舗によって開催日時が異なる場合もありますので、事前に確認をしておきましょう。

 

プレミアムフライデーとは?

ブラックフライデーに似たもので「プレミアムフライデー」というものがありますよね。

 こちらはどういう意味があるのでしょうか?

 

プレミアムフライデーとは、家族や友人との外食や買い物、観光などをするために、月末の金曜日を中心に実施されている取り組みです。

人々が幸せや楽しさを感じられる時間をつくることで消費喚起やライフスタイルを変革することを目的として日本政府と日本の経済界が提唱したもので、平成29年(2017年)224日から始まりました。

女子会

プレミアムフライデーは毎月、月末金曜日を中心に実施されます。

月末金曜日はノー残業デイに設定したり、午後3時に早期退勤を促すなどの企業もあります。

 始まった当初は、多くの人がプレミアムフライデーについてSNSなど投稿したり、企業や団体がイベントを開催するなど盛り上がっていました。

しかし、令和2年(2020年)に新型コロナウイルスが広まり、外出自粛が促されイベントの開催がなくなりました。

経済産業省も「プレミアムフライデー推進協議会」というサイトで、キャンペーンやイベント情報などを発信していましたが、いつしか更新がなくなりました。

そして、サイトも20236月に閉鎖してしまいました。

 現在は、プレミアムフライデーを実施している企業はほとんどないようです。 

荷物を受け取る女性

ブラックフライデーは、アメリカから広まったイベントなのですね。

クリスマスや年末年始を控え、出費がかさむ時期にセールが行われるのはとても魅力的ですよね!

ネットショップでは、ブラックフライデーの開催前に取り扱う商品を予告してくれるところもあります。

是非、事前にチェックして、お得に買い物してくださいね!

 

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