「はないちもんめ」の歌詞の意味と遊び方!最後まで残ったらどうなる?禁止の理由

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「勝ってうれしい、はないちもんめ」

子どものころ、この歌を歌いながら遊びましたが、歌詞の意味をご存知ですか?

また、最近では地域や学校によって「禁止」されていることもありますが、一体なぜなのでしょうか。

今回は「はないちもんめ」の遊び方や、最後まで残ったらどうなるのかについても詳しく解説いたします。

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目次

はないちもんめとは?

はないちもんめは、2つのグループに分かれて歌を歌いながら歩き、メンバーのやりとりをする日本の伝統的な遊びです。

※歌詞については後ほどご紹介します。

 

「はないちもんめ」は、漢字で「花一匁」と書きます。

匁(もんめ)は重さの単位(一匁=3.75グラム)ですが、江戸時代(1603年~1868年)に銀のお金の単位としても使われていました。

銀一匁は、現代の価値に直すと、およそ2〜3千円になります。

つまり、言葉の表面上の意味だけを捉えれば、「一匁(2〜3千円相当)という値段で取引されている花」ということになります。

しかし、実際の江戸時代に普通の花(切り花)がそれほど高価だったわけではありません。

そのため、この歌で言われている「花」は、単なる植物の花ではない「別の高価なもの」という意味が込められているといわれています。

それについては後ほど解説いたします。

 

「はないちもんめ」は江戸時代ごろから遊ばれていたという説もありますが、実は明治・大正時代の文献にははっきりとした記録が残っておらず、その歴史は定かではありません。

普及のヒントとなるのは、昭和10年(1935年)に発行された『続日本童謡民謡曲集』です。

そこには「はないちもんめは京都市で歌われていた例が確認できる」との記述があることから、昭和初期ごろに全国へ普及したのではないかといわれています。

 

「はないちもんめ」の歌詞の意味とは?

広く歌われている「はないちもんめ」の歌詞は以下の通りです。

1:勝って嬉しい はないちもんめ

2:負けて悔しい はないちもんめ

3:あの子がほしい

4:あの子じゃわからん

5:相談しよう そうしよう

6:決まった

7:〇〇ちゃんが欲しい

8:△△ちゃんが欲しい

9:じゃんけんぽん!

最初の「勝って嬉しい」「負けて悔しい」はじゃんけんの勝負のことを指しています。

2つのグループに分かれて遊び、じゃんけんで負けた子が、勝った子のグループへ行くからです。

また、歌の中で「あの子がほしい」は、グループ内で相談して誰にするか決める様子がそのまま歌詞になっています。

 

「はないちもんめ」の歌詞は地域や世代によって次のように異なる場合があります。

 

大阪や兵庫など関西の一部地域

2のあとに

  • 「タンス、長持ち、どの子が欲しい?」
  • 「どの子じゃわからん」

が追加され以下のようになり、3に続きます。

2:負けて悔しい はないちもんめ

追加:タンス、長持ち、どの子が欲しい?

追加:どの子じゃわからん

3:あの子がほしい

 

埼玉など関東の一部地域では、

2のあとに

  • 「となりのおばさんちょっと来ておくれ」
  • 「鬼がいるから行かれない」
  • 「お釜かぶってちょっと来ておくれ」
  • 「釜がないから行かれない」
  • 「布団かぶってちょっと来ておくれ」
  • 「布団破れて行かれない」

が追加され以下のようになり、3に続きます。

2:負けて悔しい はないちもんめ

追加:となりのおばさんちょっと来ておくれ

追加:鬼がいるから行かれない

追加:お釜かぶってちょっと来ておくれ

追加:釜がないから行かれない

追加:布団かぶってちょっと来ておくれ

追加:布団破れて行かれない

3:あの子がほしい

このように歌詞は、子どもたちが遊ぶうちに少しずつ変化し、言葉が加えられたり言い回しが変わったりしながら、各地でさまざまな形に発展していきました。

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「はないちもんめ」の歌詞のいろいろな解釈まとめ

歌詞の内容は、子どもたちが無邪気に歌いながら遊ぶものですが、そこには別の意味が込められているともいわれています。

 

娘を遊郭に売るという説

まず「花一匁」の「花」は若い娘、少女を指します。

昔の日本では貧しさから娘を遊郭などに売ることもあり、若い娘・少女が一匁で売られていく様子を表しています。

一匁は2〜3千円程度の金額といわれていることから、非常に安い値段で娘が売られているということになります。

歌詞 意味
勝って嬉しい 「買って嬉しい」のことで、娘を買う側が「安く買えて嬉しい」
負けて悔しい 娘を売る側(親)が「安く値切られて悔しい」
あの子がほしい あの子じゃわからん 相談しよう そうしよう 買い手が商品選びをする、つまりどの娘を買おうか相談していると解釈されます。

 

農家が花を売るという説

花を市場に出荷するときの農家の気持ちを歌にしています。

歌詞 意味
「勝って嬉しい」 花が高く売れて嬉しい
「負けて悔しい」 花を安く売らざるを得ない状況になって悔しい
「あの子がほしい あの子じゃわからん 相談しよう そうしよう」 花を買う人がどの花にしようか選んでいる

 

「はないちもんめ」の遊び方!最後まで残ったらどうなる?

「はないちもんめ」は、2つのグループに分かれて遊ぶので、1グループが4人以上となるよう合計で8人以上が適しています。

ここでは、8人で遊ぶことを想定、グループをA(4人)とB(4人)で説明します。

4人対4人に分かれます。
分け方に決まりはありませんので、ジャンケンや話し合いで決めましょう。
グループの代表がジャンケンをする。
歌をどちらが最初に歌うのかを決めます。
ここでは、Aが最初に歌うグループとします。
それぞれのグループで横に並んで、4人が手を繋ぎ、AとBは向き合います。
Aが「勝って嬉しい はないちもんめ」と歌いながら前に進み、「め」の時に片足を蹴り上げます。
BはAに合わせて後ろへ下がります。
Bが「負けて悔しい はないちもんめ」と歌いながら前に進み、「め」の時に片足を蹴り上げます。
AはBに合わせて後ろへ下がります。
Aは「あの子がほしい」と歌いながら前に進み、「い」の時に片足を蹴り上げます。
BはAに合わせて後ろへ下がります。
Bは「あの子じゃわからん」と歌いながら前に進み、「ん」の時に片足を蹴り上げます。
AはBに合わせて後ろへ下がります。
Aは「相談しよう」と歌いながら前に進み、「う」の時に片足を蹴り上げます。
BはAに合わせて後ろへ下がります。
Bは「そうしよう」と歌いながら前に進み、「う」の時に片足を蹴り上げます。
AはBに合わせて後ろへ下がります。
AとB、それぞれのグループで相手グループの中から誰を引き抜くか相談します。
決まったら「決まった」と言います。
AとBどちらも決まったら、再び横に並び向かいあいます。
Aは「〇〇ちゃんが欲しい」と歌いながら前に進み、「い」の時に片足を蹴り上げます。
BはAに合わせて後ろへ下がります。
Bは「△△ちゃんが欲しい」と歌いながら前に進み、「い」の時に片足を蹴り上げます。
AはBに合わせて後ろへ下がります。
呼ばれたAグループの〇〇ちゃんとBグループの△△ちゃんが「じゃんけんぽん!」と言いながらじゃんけんをします。ここでは〇〇ちゃんが勝ったとします。
負けたBグループの△△ちゃんがAのグループに加わります。
Aが5人、Bが3人になった状態で、歌の最初に戻ります。

最後は7人対1人になり、残った1人がジャンケンに負けて、全員が同じグループになったら終わりです。

制限時間を決めて、時間内に多く残っているグループが勝ちという遊び方もできます。

 

「はないちもんめ」が禁止の理由

「はないちもんめ」は楽しい遊びですが、禁止されている地域や学校もあります。

その主な理由は、いつも選ばれない子がいると、それがストレスになったり、いじめに発展する可能性があるからです。

 「はないちもんめ」では「あの子が欲しい」と言って相手のグループから一人を引き抜きますが、何度遊んでも最後まで名前が呼ばれない子がいるというケースがあります。

一度や二度なら気にならないですが、何度遊んでも毎回最後まで残ると残った子はストレスを感じたり、傷ついてしまうことがあります。

また、いつも最初に名前を呼ばれる子は「人気がある」、最後まで残る子は「人気がない」というイメージを植え付けてしまう可能性もあり、いじめに発展することがあります。

遊びの中で子供たちが「あの子は人気者」や「自分は人気がない」という感情を抱き、人間関係の中で悪影響を及ぼしかねないのが、「はないちもんめ」が禁止されている理由です。 

「はないちもんめ」がどのような遊びかわかりましたね。

地域や世代によって歌詞はさまざまですが、遊びの中で自然に追加されていったようですから、今後もいろいろなバージョンの歌詞が作られていくのかもしれませんね。

何度も遊ぶときは、一人の子が残り続けないようにみんなで相談したり考えたりして、誰もが楽しめるようにして楽しく遊ぶようにしましょう!

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