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東大寺の柱の穴くぐりにはどんな意味やご利益があるの?

      2019/05/16

奈良県にある東大寺は、ユネスコの世界遺産にも登録されていて、毎日大勢の観光客でにぎわっています。

東大寺といえば「奈良の大仏」が有名ですが、その大仏様に関連するものに「柱くぐり」というものがあるのをご存知ですか?

柱くぐりをすることにはどんな意味やご利益があるのでしょうか?

今回は「東大寺の柱くぐり」について調べてみました!


奈良の大仏とは?


 

一般に「奈良の大仏」と呼ばれていますが、正式には「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」といいます。

奈良県奈良市の東大寺大仏殿のご本尊です。

745年に聖武天皇(しょうむてんのう)の発願(ほつがん・神仏に願をかけること)によって制作が始まり、752年に開眼供養会(かんげんくようえ・魂入れの儀式)が行われました。

その後、1180年と1567年に2回焼失し、その都度再興され補修されていますが、一部建立当時の部分が現在も残っています。

昭和33年(1958年)には、国宝に指定されています。

 

東大寺の柱の穴くぐりにはどんな意味やご利益があるの?


 

「柱くぐり」とは、東大寺大仏殿の建物を支える直径約120㎝もある太い柱に縦約37㎝、横約30㎝の穴がぽっかりと開いており、その穴をくぐることをいいます。

穴の大きさはご本尊である大仏様の鼻の穴と同じ大きさだといわれています。

なぜ大仏様の鼻の穴と同じ大きさなのかという理由は定かではありませんが、柱に穴を開けたのは「鬼門避け(きもんよけ)」のためだといわれています。

「鬼門」とは北東の方角のことで、鬼が出入りする方角で万事に忌むべき方角だと信じられてきました。

そのため、鬼門にある柱に穴を開けることで邪気を逃がす役割があるといわれています。

柱の穴くぐりをすると、無病息災や祈願成就の御利益があるといわれていますが、もともとは柱をくぐることにご利益や意味はなく、長い年月が過ぎて行くなかで「こういうご利益があるらしい」という話が広まったと考えられています。

 


柱の穴くぐり通り抜けのコツとは?

柱の直径は約120㎝で、穴の大きさは縦約37㎝、横約30㎝ということで、小さなお子さんでしたら穴の中にすっぽり入ってしまいます。

しかし、大人ではどうでしょう?

ふくよかな人や、肩幅が広い人、体格が良い人はスムーズに通り抜けることは難しいようですが、一般的な体形の大人なら通り抜けることができるようです。

 
通り抜ける時のコツは・・・

●横向きに抜けて行く

穴の大きさは、縦のほうが横よりも7㎝大きいです。

そのため、お腹を下にしてうつぶせで抜けようとするよりは、脇腹を下にして横向きに抜ける方がスムーズです。

 

 

●片手を伸ばして、伸ばした手から入って行く

右手を伸ばすと仮定してご説明します。

穴の前に座って、右手を伸ばして、右手から入って行きます。

少しずつ進んで、穴の出口に右手をひっかけ、右手で全身を引っ張るイメージで少しずつ進むとスムーズに抜けることができます。

途中まで進んでも、体格によっては肩やお尻、お腹などがひっかかって抜けない場合もあります。

同行者に手をひっぱってもらうことで抜けることもありますが、無理やり進み続けると動けなくなる可能性がありますので、無理をせず通り抜けることは諦めて少しずつ戻っていきましょう。

女性の場合、スカートで東大寺を訪れる人もいると思いますが、スカートの場合は、柱くぐりは避けたほうが良いです。

通り抜ける時には体を横にしますので、周囲の人に下着が見えてしまう心配がありますし、万が一ひっかかって通り抜けられなくなった時は、戻って行かねばなりません。

戻っていくときにはスカートが捲れあがってしまう可能性が大きいですから、柱くぐりをしようと思う女性はパンツスタイルで行くと良いですね。

 


 

柱の穴は、大仏様の鼻の穴と同じ大きさなのですね!

見上げるほど高い位置にある大仏様の鼻の穴がどれほど大きいのか、実際に手で触れて確認することができるのですね。

東大寺は観光客が多く訪れますので、柱くぐりをするための行列ができることがあるそうです。

柱のそばには「写真撮影はひとり一枚にして、待ち時間を短くしましょう」という内容の注意書きもありますので、ひとりひとりが気を付けましょうね!

 



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