缶蹴りの発祥と歴史とは?遊び方の基本ルール!「ポコペン」との違い

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缶蹴りは、空き缶がひとつあれば、どこでもみんなで楽しめる日本の伝統的な遊びです。

昔から日本中で親しまれてきたこの遊びについて、その発祥と歴史、遊び方の基本ルールを分かりやすく解説します。

また、ポコペンとの違いについてもご紹介します。

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目次

缶蹴りとは?

 読み方は「かんけり」です。

「かくれんぼ」に「缶を蹴る」というルールを加えた伝統的な遊びです。

 「かくれんぼ」は、鬼が隠れているプレイヤーを探して見つける遊びですが、缶蹴りではプレイヤーが缶を蹴ることで逆転する要素が追加され、鬼とプレイヤーの駆け引きが発生します。

詳しい遊び方は後ほどご紹介します。

 

缶蹴りの発祥と歴史とは?

先ほど説明したとおり、缶蹴りは「かくれんぼ」に「缶を蹴る」というルールを追加した遊びであることから、日本各地で自然発生的に子供たちの間で生まれた遊びともいわれています。

 それ以外にも以下のような説があります。

 

古代ギリシャが発祥という説

古代ギリシャでは、壁に向かってボールを蹴り、蹴った人とは別の子たちがボールを探すという遊びをしていたそうですが、日本に伝わった経緯など詳細は不明です。

 

アメリカが発祥という説

アメリカには「Kick the can」という缶蹴りと同じ遊びがあり、これが明治時代(1868年~1912年)から大正時代(1912年~1926年)ごろに日本に伝わったという説

 

このように諸説ありますが、いずれも史料や記録などは無く推測の域を出ません。

 

 子供たちの間で缶蹴りが流行したのは、缶ジュースが普及した戦後だといわれています。

ちなみに日本初の缶ジュースは1954年4月28日、明治製菓(現・明治)から発売された「明治天然オレンジジュース」という缶ジュースです。

終戦直後は特に物資が少なく、子供たちの遊び道具も不足しており、空き缶がひとつあれば遊べる缶蹴りは子供の間で流行しました。

 

遊び方の基本ルール

 缶蹴りには、道具と遊ぶ場所が必要です。

 

 道具

空き缶(空き缶が無い場合は、ペットボトルやボールなどで代用できます。)

 

遊ぶ場所

公園や校庭など、隠れる場所があり、蹴った缶が道路などに出ない広くて平坦な場所が適しています。


基本ルールは以下の通りです。

※地域や世代によってルールが異なる場合があります。

①地面にプレイヤーが数人入れる大きさの円を描き、その中心に空き缶を置く

②じゃんけんで鬼を決める

③プレイヤーのひとりが、空き缶を蹴る

④鬼が空き缶を拾って元の場所に戻すまでにプレイヤーが隠れる

※かくれんぼのように目隠しをして数を数える場合もあります。

  • 空き缶を拾いに行く前に数える
  • 空き缶を元の場所に戻してから数える など

⑤鬼がプレイヤーを探す

⑥プレイヤーを見つけた鬼は「〇〇ちゃんみつけた」と言いながら空き缶を踏む

⑦鬼は、プレイヤーをひとり見つけるごとに空き缶を踏み、円の外に出る

⑧見つかったプレイヤーは捕まり、円の中に収容される

⑨再び鬼がプレイヤーを探す

  • 鬼が他のプレイヤーを探している時に、プレイヤーの誰か(円の中で待っている人以外)が空き缶を蹴ることができたら、円の中で待っていたプレイヤーは逃げることができ、4に戻ります。

⑩鬼が全員見つけ、円の中に全員収容することが出来たら、最初に見つかったプレイヤーと鬼が交代する

缶蹴りでは、円の中に収容されているプレイヤーを助けるために、以下のように鬼とプレイヤーの駆け引きがあります。

●鬼は、プレイヤーをひとり見つけるごとに空き缶を踏み、円の外に出なければならないため、複数のプレイヤーが同時に鬼の前に姿を現して鬼を混乱させ、足の速いプレイヤーが缶を蹴る

●遠くに隠れているプレイヤーが腕や足だけを鬼にみせ、鬼が誰なのか確認に行っている間に別のプレイヤーが缶を蹴る

また、基本的なルールで遊ぶ場合、鬼はひとりでプレイヤーを探し、缶を蹴られないように気を付けなければならず大変です。

そのため、

●鬼を二人にする

●円の中にいるプレイヤーは、鬼のサポート役として「〇〇ちゃんが缶を蹴りに来るよ!」など鬼に教えなければならない(プレイヤーが鬼の味方をすることによって、鬼が有利になる)

●缶を蹴って仲間を逃がせるチャンスを一度だけにする(回数を制限することで、鬼の守備の負担を軽減し、ゲームが間延びするのを防ぐ狙いがあります)

●一回10分など制限時間を設ける(時間内に缶を蹴られなかったら鬼の勝ち)

鬼が複数のプレイヤーを見つけたときに、名前を一度に呼ぶことができる(円の内外を行ったり来たりしなくて良い)

など、鬼が有利になるルールを追加して遊ぶこともできます。 

 

 

「ポコペン」との違い

缶蹴りと似た遊びで「ポコペン」があります。

ポコペンの遊び方は以下の通りです。 

①木や壁など、目印になる場所を決める

②じゃんけんで鬼を決める

③鬼は木や壁に向かって目をつぶる

④プレイヤーは「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつっついた、ぽこぺん」と言いながら、順に鬼の背中をつつく

⑤鬼は最後に背中をつついた人の名前を当てる

  • 名前を当てられたら、プレイヤーは鬼と交代して③に戻る
  • 名前を当てられなかったら、かくれんぼが始まります。

⑥鬼が数を数えている間にプレイヤーは隠れる

⑦鬼はプレイヤーを見つけたら「〇〇ちゃんポコペン」と言い、目印を触る

⑧見つかったプレイヤーは目印の近くに捕らえられます。

⑨鬼が他のプレイヤーを探している時に、まだ隠れていいるプレイヤーが目印を触って「ポコペン」と叫ぶことができたら、捕らえられていたプレイヤーは逃げることができ、⑥に戻ります。

⑩鬼が全員見つけることが出来たら、最初に見つかったプレイヤーが次の鬼になります。

 缶蹴りとポコペンの違いは以下のとおりです。

 

●道具

缶蹴りは空き缶を使い、ポコペンはなにも道具を使いません。

 

●プレイヤーが最初にすること

缶蹴りはプレイヤーが空き缶を蹴り、ポコペンはプレイヤーが鬼の背中をつつきます。

 

●見つかったプレイヤーを逃がす条件

缶蹴りは空き缶を蹴ることでプレイヤーを逃がすことができ、ポコペンは目印を触って「ポコペン」と叫んで逃がします。

 缶蹴りは、空き缶がひとつあればできる遊びです。

空き缶がなければ、ペットボトルなどで代用もできますし、道具を使わないポコペンに変更しても良いですね。

ルールもシンプルなので、小さなお子さんも一緒に遊ぶことができますね。

最近は屋外で遊ぶことが減っていますが、お天気の良い日にはお友達と公園に行って缶蹴りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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