
おはじきは、日本の伝統的な遊びで、ひとりでも複数人でも楽しめます。
小学校の算数セットに入っていることもあり、子どもの頃に遊んだ経験がある人も多いでしょう。
今回は、そんなおはじきの歴史や遊び方、ルールについてわかりやすく解説します。
おはじきとは?
おはじきとは、小さくて平たい玉のこと、またはそれを使っての遊びのことです。
また、その小さくて平たい玉を指で「はじいて遊ぶ」ことが「おはじき」の名前の由来です。

おはじきはガラス製が一般的ですが、木製や陶器製、プラスチック製などもあります。
大きさはさまざまで、1㎝ほどの大きさのものが一般的ですが、3㎝以上の大きさのおはじきもあります。

色は、赤や黄色、青、緑など色がついたもの、渦巻きや水玉、ストライプ、チェックなど、単色のものや模様が入ったものなどがあります。
形は、ガラス製のものは平たい円形が一般的ですが、木製やプラスチック製などになると星や月、花の形をしたもの、真ん中がくりぬかれた円形などさまざまなものがあります。
※後ほどおはじきの画像がございます。

指ではじいて遊ぶだけではなく、おままごとでは、ご飯やおかず、食材、お金に見立てて遊びます。
算数の授業で教材として使われるおはじきは、数の数え方を学んだり、足し算や引き算などを学び、算数の基礎を身につけます。
おはじきの歴史とは?
おはじきは、6世紀ごろの中国で生まれた「弾碁(だんぎ)」が起源だといわれています。
弾碁は、盤上で自分の碁石を指ではじき、相手の碁石を落とす遊びでした。
奈良時代(710年~794年)に中国から日本に伝わったといわれています。
囲碁も同じ時期に中国から伝わっていますが、弾碁の関りは定かではなく、別々に伝わったものではないかと考えられています。
日本では、主に宮廷で大人の遊びとして広まり、小石や貝殻、木の実などを弾いていました。
江戸時代(1603年~1868年)になると、メンコなど男の子の活発な遊びとは対照的に、おはじきは女の子の室内遊びとして定着しました。

明治時代(1868年~1912年)後期になると、現在のガラス製のおはじきが登場し、色とりどりのおはじきが大量生産されるようになります。
戦後になるとプラスチック製のおはじきが登場し、平たい円形だけでなく月や花の形をしたものなどが作られるようになりました。

現在は、おはじきで遊ぶだけでなく、さまざまな使い方をされています。
たとえば、インテリアとして並べたり、おはじきで絵を描くなどがあります。
インテリアとして並べる
おはじきは色とりどりで大きさや形もさまざまです。
美しい柄のおはじきをテーブルや窓辺などに並べたり、透明のビンなどに入れて置いたりします。
また、いくつかをガラス用接着剤などでくっつけてステンドグラスのようにすることもできます。
外部リンク:ビー玉 おはじきのおしゃれなアレンジ・飾り方のインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
絵を描く
たとえば、白い画用紙に魚の絵を描いて、おはじきをウロコに見立てて並べたり、下絵は無しでおはじきだけで魚を描いたりします。
紙粘土でペン立てなどを作り、そこにおはじきで好きな絵を描くこともできます。
大きなものだと、宮城県には全長100m以上のおはじきの絵があります。
東日本大震災で被災後に完成した防波堤におはじきを張り付けて絵を描き、この地域への関心を高めようという取り組みです。
外部リンク:よがさきおはじきのアート | 特選スポット|観光・旅行情報サイト 宮城まるごと探訪
初心者でもわかるおはじきの遊び方とルールを解説
おはじきの遊び方はいろいろあり、地域や年代によって異なりますが、代表的な遊びをご紹介します。
指ではじいて遊ぶ
ひとりで遊ぶ場合
- いくつかのおはじきをテーブルなど平らな場所にばらまく
- 欲しいおはじき(A)と、はじくおはじき(B)を決める
- AとBの間に、指で線を引く
- Aに向かって、Bを指ではじく
- AにBがぶつかったら、AとBの間に指で線を引く
- Aを取る
- 1~6を繰り返す
以下の場合は失敗です。成功するまでチャレンジしてみましょう!
- 線を引くときにAまたはBに指が触れたら失敗
- AにBがぶつからなかったら失敗
- A以外のおはじきに当たったら失敗
- Aに当たっても、AまたはBが他のおはじきに当たったら失敗
二人以上で遊ぶ場合
基本的に「一人で遊ぶ場合」と同じです。以下のように順番を決めて遊びます。
- いくつかのおはじきをテーブルなど平らな場所にばらまく
- じゃんけんで順番を決める
- 最初の人が、欲しいおはじき(A)と、はじくおはじき(B)を決める
- AとBの間に、指で線を引く
- Aに向かって、Bを指ではじく
- AにBがぶつかったら、AとBの間に指で線を引く
- Aを取る
- 次の人と交代
- 1~8繰り返し
- 最後までやって、おはじきを多く持っていた人の勝ち
以下の場合は失敗なので、次の人と交代します。
- 線を引くときにAまたはBに指が触れたら失敗
- AにBがぶつからなかったら失敗
- A以外のおはじきに当たったら失敗
- Aに当たっても、AまたはBが他のおはじきに当たったら失敗
重ねて遊ぶ
一人で遊ぶ場合
一人でおはじきを一つずつ重ね、何個重ねることが出来るか挑戦します。
二人以上で遊ぶ場合
基本的に「一人で遊ぶ場合」と同じです。以下のように順番を決めて行います。
- テーブルなど平らな場所におはじきをひとつ置く
- じゃんけんで順番を決める
- じゃんけんで勝った順番で、おはじきをひとつ重ねていく
- 重ねることができなかったり、重ねたおはじきが崩れた人が負け
- 最後まで残った人が勝ち
おはじきはどこで買える?
おはじきは以下のようにいろいろなお店で販売されています。
- おもちゃ屋
- 雑貨屋
- 100円均一ショップ
- ネットショップ
- お土産屋
など

おはじきはひとりでも複数人でも遊べますし、ここでご紹介した代表的な遊び以外にもいろいろな遊び方があります。
自分でアレンジして遊び方を考えるのも楽しいかもしれませんよ。
室内で遊ぶことができますので、雨の日や暑い日にはぜひ楽しんでみてください!
おはじきは小さいですから、小さいお子さんが口にいれてしまう可能性があります。
間違って飲み込んだりしないよう、遊ぶときは十分注意しましょうね。
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