【歴代天皇一覧】順番と覚え方！PDFダウンロード

令和の現在、今上天皇は第126代目の天皇陛下です。

第126代目なので、これまでに126人の天皇がいらしたわけですが、すべて覚えるのはとても難しいことですよね。

というわけで、歴代天皇を一覧にしました！

順番と覚え方も一緒にご紹介しますので、ぜひ、参考になさってくださいね。

天皇陛下一覧のPDFをダウンロードできます。

ダウンロードリンクは記事の一番最後にあります。

 

歴代天皇一覧

初代天皇は、紀元前660年に即位した神武天皇（じんむてんのう）といわれています。

そして、今上天皇（きんじょうてんのう）は徳仁（なるひと）陛下で、第126代目です。

今上天皇とは、今現在、在位なさっている天皇陛下のことをいいます。今上陛下（きんじょうへいか）ともいいます。

※スマホの場合、横スクロールして見てくださいね！

第2代天皇～第9代天皇までは「欠史八代（けっしはちだい）」と呼ばれています。

欠史八代とは、天皇の名前、生年月日、没年齢、妻の名前などの記録はあるものの、歌や物語など具体的な記述がないため、後世に創作されたと考えられており、実在したかどうかがわかっておらず、神話や伝説の域を出ません。

 

また、歴代天皇の中に北1代～北5代がありますが、この方たちは北朝（ほくちょう）の天皇といわれています。

この時代は南北朝時代で、南朝と北朝にわかれて国が対立していた時代です。

そのため南朝と北朝それぞれに天皇がいる状態になっていたので、在位期間が重なっているのです。

 明治時代に南朝と北朝どちらを正統とするかの論争が起き、南朝が正統となりました。

その結果、北朝は歴代天皇から除外され、南朝の天皇に通し番号が降られています。

 南朝の天皇は以下のとおりです。

96（南1代）       後醍醐天皇（ごだいご）
97（南2代）       後村上天皇（ごむらかみ）
98（南3代）       長慶天皇（ちょうけい）
99（南4代）       後亀山天皇（ごかめやま）

しかし、北朝6代の後小松天皇は、南朝の後亀山天皇（99代）から天皇の位を譲り受け、南北朝を統合しました。

そのため、後小松天皇は北朝の6代目天皇ですが、正統な100代目天皇でもあるのです。

 北朝1代～5代の天皇は126代の天皇には含まれませんが、宮中祭祀（きゅうちゅうさいし）などでは歴代天皇として扱われています。

たとえば宮中祭祀のひとつに、歴代天皇や皇后、主な皇族の霊を祭る「皇霊祭（こうれいさい）」というものがあります。

春分の日に「春季皇霊祭（しゅんきこうれいさい）」
秋分の日に「秋季皇霊祭（しゅうきこうれいさい）」

が行われますが、歴代天皇の中には北朝の天皇も含まれます。

 宮中祭祀とは、天皇陛下が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的に行う祭祀（感謝や祈りのために神仏および祖先をまつること）のことです。

宮中祭祀についての詳細はこちらをご覧ください。

関連：宮中祭祀の読み方と意味、歴史とは？宮中祭祀一覧と内容

 

また、昭和までは「昭和天皇」といいますが、平成は「平成天皇」とはいいません。

平成の時代の天皇陛下は、現在の上皇陛下です。

 「昭和天皇」や「大正天皇」のように「（元号）天皇」という呼び方は「諡（おくりな）」です。

「諡号（しごう）」とも言います。

諡とは、亡くなったあとに生前の徳を称えて贈る称号のことで、天皇陛下が崩御（ほうぎょ・亡くなること）されるまでは使うことができません。

 詳細はこちらの記事をご覧ください。

関連：「昭和天皇」と言うのに「平成天皇」「令和天皇」と言わないのはなぜ？

 

歴代天皇の順番と覚え方！

126代すべてを覚えるのは一苦労ですが、まずは歴史的な出来事と共に数人を覚えて、補足するつもりで残りを覚えると良いでしょう。

受験などの場合、歴史的な出来事が絡んできますので、まずはそこからということですね。

 

 ほかに、

① 時代区分とともに覚える
② 替え歌で覚える

という方法もありますので、ご紹介します。

 

① 時代区分とともに覚える

■初代～１２６代　　歴代天皇一覧　　時代背景とともに【日本の歴史】

縄文時代末～弥生時代（紀元前10世紀ごろ～3世紀ごろ）

01 神武天皇（じんむ）
02 綏靖天皇（すいぜい）
03 安寧天皇（あんねい）
04 懿徳天皇（いとく）
05 孝昭天皇（こうしょう）
06 孝安天皇（こうあん）
07　孝霊天皇（こうれい）
08　孝元天皇（こうげん）
09　開化天皇（かいか）
10　崇神天皇（すじん）
11　垂仁天皇（すいにん）
12　景行天皇（けいこう）
13　成務天皇（せいむ）
14　仲哀天皇（ちゅうあい）
15　応神天皇（おうじん）

 

古墳時代（3世紀ごろ～7世紀ごろ）

16　仁徳天皇（にんとく）
17　履中天皇（りちゅう）
18　反正天皇（はんぜい）
19　允恭天皇（いんぎょう）
20　安康天皇（あんこう）
21　雄略天皇（ゆうりゃく）
22　清寧天皇（せいねい）
23　顕宗天皇（けんぞう）
24　仁賢天皇（にんけん）
25　武烈天皇（ぶれつ）
26　継体天皇（けいたい）
27　安閑天皇（あんかん）
28　宣化天皇（せんか）
29　欽明天皇（きんめい）
30　敏達天皇（びたつ）
31　用明天皇（ようめい）
32　崇峻天皇（すしゅん）

 

飛鳥時代（592年～710年）

33　推古天皇（すいこ）
34　舒明天皇（じょめい）
35　皇極天皇（こうぎょく）
36　孝徳天皇（こうとく）
37　斉明天皇（さいめい）
38　天智天皇（てんじ）
39　弘文天皇（こうぶん）
40　天武天皇（てんむ）
41　持統天皇（じとう）
42　文武天皇（もんむ）

 

奈良時代（710年～794年）

43　元明天皇（げんめい）
44　元正天皇（げんしょう）
45　聖武天皇（しょうむ）
46　考謙天皇（こうけん）
47　淳仁天皇（じゅんにん）
48　称徳天皇（しょうとく）
49　光仁天皇（こうにん）

 

平安時代（794年～1185年）

50　桓武天皇（かんむ）
51　平城天皇（へいぜい）
52　嵯峨天皇（さが）
53　淳和天皇（じゅんな）
54　仁明天皇（にんみょう）
55　文徳天皇（もんとく）
56　清和天皇（せいわ）
57　陽成天皇（ようぜい）
58　光孝天皇（こうこう）
59　宇多天皇（うだ）
60　醍醐天皇（だいご）
61　朱雀天皇（すざく）
62　村上天皇（むらかみ）
63　冷泉天皇（れいぜい）
64　円融天皇（えんゆう）
65　花山天皇（かざん）
66　一条天皇（いちじょう）
67　三条天皇（さんじょう）
68　後一条天皇（ごいちじょう）
69　後朱雀天皇（ごすざく）
70　後冷泉天皇（ごれいぜい）
71　後三条天皇（ごさんじょう）
72　白河天皇（しらかわ）
73　堀河天皇（ほりかわ）
74　鳥羽天皇（とば）
75　崇徳天皇（すとく）
76　近衛天皇（このえ）
77　後白河天皇（ごしらかわ）
78　二条天皇（にじょう）
79　六条天皇（ろくじょう）
80　高倉天皇（たかくら）
81　安徳天皇（あんとく）

 

鎌倉時代（1185年～1333年）

82　後鳥羽天皇（ごとば）
83　土御門天皇（つちみかど）
84　順徳天皇（じゅんとく）
85　仲恭天皇（ちゅうきょう）
86　後堀河天皇（ごほりかわ）
87　四条天皇（しじょう）
88　後嵯峨天皇（ごさが）
89　後深草天皇（ごふかくさ）
90　亀山天皇（かめやま）
91　後宇多天皇（ごうだ）
92　伏見天皇（ふしみ）
93　後伏見天皇（ごふしみ）
94　後二条天皇（ごにじょう）
95　花園天皇（はなぞの）

 

南北朝時代（1337年～1392年）

96（南1代）　後醍醐天皇（ごだいご）
97（南2代）　後村上天皇（ごむらかみ）
98（南3代）　長慶天皇（ちょうけい）
99（南4代）　後亀山天皇（ごかめやま）
北1代　光厳天皇（こうごん）
北2代　光明天皇（こうみょう）
北3代　崇光天皇（すこう）
北4代　後光厳天皇（ごこうごん）
北5代　後円融天皇（ごえんゆう）
100（北6代）　後小松天皇（ごこまつ）

※南北朝時代は室町時代に含まれます。

 

室町時代（1336年～1573年）

101　称光天皇（しょうこう）
102　後花園天皇（ごはなぞの）
103　後土御門天皇（ごつちみかど）
104　後柏原天皇（ごかしわばら）
105　後奈良天皇（ごなら）

 

安土桃山時代（1573年～1603年）

106　正親町天皇（おおぎまち）
107　後陽成天皇（ごようぜい）

 

江戸時代（1603年～1868年）

108　後水尾天皇（ごみずのお）
109　明正天皇（めいしょう）
110　後光明天皇（ごこうみょう）
111　後西天皇（ごさい）
112　霊元天皇（れいげん）
113　東山天皇（ひがしやま）
114　中御門天皇（なかみかど）
115　桜町天皇（さくらまち）
116　桃園天皇（ももぞの）
117　後桜町天皇（ごさくらまち）
118　後桃園天皇（ごももぞの）
119　光格天皇（こうかく）
120　仁孝天皇（にんこう）
121　孝明天皇（こうめい）

 

明治時代（1868年～1912年）

122　明治天皇（めいじ）

 

大正時代（1912年～1926年）

123　大正天皇（たいしょう）

 

昭和時代（1926年～1989年）

124　昭和天皇（しょうわ）

 

平成（1989年～2019年）

125　上皇（じょうこう）

 

令和（2019年～）

126　今上天皇 （きんじょう）

 

 

② 替え歌で覚える

郷ひろみさんの「2億4千万の瞳」で、歴代天皇を替え歌として紹介している動画です。

■歴代天皇覚え歌　２億４千万の瞳　高校日本史　肖像画 version

この替え歌は平成の時代に作られたため、第125代天皇を「今上陛下」としています。

ですので、

125　上皇（じょうこう）
126　今上天皇（きんじょう）

と追加で覚えると良いでしょう。

 替え歌は他にもありますので、参考になさってください。

 

■【覚え歌】「夢をかなえてドラえもん」で歴代天皇の名前を歌います。

 

■オーバーキング【歴代天皇陛下+α替え歌】

 

■「エイリアンエイリアン」の曲で歴代天皇を歌います

 

■難易度Max.　歴代天皇　夏祭り　高校日本史

 

■【歴代天皇　覚え歌】「love so sweet」で歴代天皇(126代＋北朝5代)を歌います。

 

いかがでしたでしょうか？

126代すべてを一度に覚えるのは、まず無理でしょう。

初代から少しずつ覚えたり、興味のある歴史的な出来事と一緒に覚えたり、自分に合った覚え方を見つけてください。

替え歌の場合、何度も何度も聞くことで自然と覚えることができますよ。

ご紹介した替え歌以外でも、自分が好きな曲に歴代天皇をリズムよく乗せていけば、覚えやすいかもしれません。

 

天皇陛下一覧をPDFにしましたので是非ダウンロードしてくださいね！

 

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