年末年始休暇が終わると、お正月気分が抜けきれないうちに「仕事始め」を迎えますね。
2025年の「仕事始め」は何日からなのでしょうか?
また、「仕事始め」と「仕事初め」にはどのような違いがあるのでしょうか?
「仕事始め」を言い換えるとどうなるのかなど、今回は「仕事始め」についてわかりやすく解説します。
仕事始めとは?
読み方は「しごとはじめ」です。
新しい年になって仕事・業務を始めること、または、新しい年になって初めて仕事・業務をする日のことをいいます。
2025年の仕事始めは何日から?
官公庁(国や地方公共団体)では、12月29日~1月3日までを休日とするよう法律で定められており、仕事始めは1月4日です。
1月4日が土曜日や日曜日だった場合は、次の月曜日(5日や6日)が仕事始めになります。
また、官公庁では仕事始めではなく「御用始め」と呼びます。意味は後ほど説明します。
それ以外の民間企業などでは、年末年始の休日は法律で定められていないため、企業によって異なりますが、官公庁と同じ期間を休日としているところが多いです。
よって、
2025年の仕事始めは、1月6日(月)です。
「仕事始め」と「仕事初め」の違いとは?
「仕事始め」と「仕事初め」、読み方はどちらも「しごとはじめ」です。
PCやスマートフォンの漢字変換で「仕事初め」が出る場合もあるのですが、正しいのは「仕事始め」です。
「初め」はものごとの“最初”という意味です。
「始め」はものごとの“始まり”という意味です。
「仕事初め」の場合は、新入社員が初めて仕事をすることという意味が考えられますが、そういう言葉は存在せず、辞書にも載っていません。
また、その年の一番初めに仕事をするという考え方もできるので、多くの人はそれで「初め」と勘違いして「仕事初め」と書くことがあるようですが、そういう言葉は存在しないのです。
「仕事始め」の場合は、一度一区切りをついた後、新たに仕事を始めることという意味になります。
仕事始めを言い換えると?
特定の職業の方は別の呼び方をしているようです。
御用始め(ごようはじめ)
官公庁など公務に携わる人は、仕事始めを「御用始め」といいます。
「御用始め」とは、江戸時代(1603年~1868年)の幕府や藩などの用命や、宮中や官庁の公務のことを「御用」と言っていたことが由来です。
大発会(だいはっかい)
証券取引所では、仕事始めを「大発会」といいます。
「大発会」とは、証券取引所での新年初めての立会いを意味し、その営業日を指す場合もあります。
出初式(でぞめしき)
消防署では、仕事始めを「出初式」といいます。
消防署は年中無休ですが、毎年1月6日に「出初式」を行います。
「出初(でぞめ)」は「初めて出る」という意味があり、その年の初めての消防演習を行う式を「出初式」といいます。
地域の住民の前で消防士、消防団の設備や技術を披露して安心してもらう目的と、出初式を通して地域の住民に火災予防に対する意識を持たせる目的があります。
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新年の挨拶
新年になって最初に出勤したときや取引先と会ったときは、相手が忙しそう、すぐに仕事に取り掛からなければならないなど、挨拶を短時間で簡潔に済ませなければならない場合は
「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
という挨拶だけで終わらせるのも、仕事関係を良好に保つ方法のひとつです。
相手が喪中の可能性も考えて「本年もよろしくお願いいたします」だけで済ませる人もいるようです。
お互いに時間に余裕がある場合は、以下のように挨拶を長めにして会話を続けると良いでしょう。
●上司
「あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になり、有難うございました。今年もご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」
●同僚
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。お互い頑張りましょう。」
●取引先
「あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になり、有難うございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
「仕事始め」がどういう日なのかわかりましたね。
漢字変換で「仕事初め」と出る場合があるので、深く考えずにそのまま使ってしまいそうですが、年末に一旦ストップしていた仕事を、新年にスタートするので「仕事始め」が正しいと覚えておくといいですね。
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