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寿司「一貫」は1個?2個?一貫の意味とは?

      2020/02/22


みなさんは、お寿司を数える時どのように数えていますか?

多くの人がお寿司の数え方は一貫、二貫だということはご存知かもしれませんが、「一貫」はお寿司がいくつなのことなのでしょうか?

お寿司1個で一貫?それとも、お寿司2個で一貫?

今回はお寿司の数え方「一貫」について調べてみました。


寿司「一貫」は1個?2個?

「一貫(かん)」とは、もともと「寿司2個」のことをいうのが一般的でした。

これは江戸時代の握りずしの大きさが関係しているようです。

江戸前寿司は、最初に提供されはじめたころ、1つの寿司にネタを数種類乗せた360gほどの大きなものでした。

その後、両国で江戸前寿司の店を構えていた華屋与兵衛(はなやよへえ・1799年~1858年)が、好きなネタだけ食べられるようにネタごとに切り分けてひとつ40gほど大きさで提供するようになったそうです。

この切り分けた寿司が広まり、40gが「寿司一貫の重さ」の基準になっていったようです。

しかし、小さく切り分けたとはいえ、40gは現在のおにぎりほどの大きさがあり、一口で食べられないので、食べやすいように半分に切って提供するようになりました。

一貫の寿司1つを2つに切ったので「寿司2個で一貫」となったようです。

 


 

その後、2つに切らずに済む現在と同じサイズになってからも「寿司2個で一貫」として提供されました。

昭和になると、寿司ネタを大きくして「寿司1個で一貫」にするお店が登場します。

そのお店では寿司ネタが大きいので寿司1個で一貫として提供していたのですが、いつの間にか普通の大きさの寿司1個を一貫として提供するお店が増え、現在は「寿司1個で一貫」という考え方が主流のようです。

「寿司1個で一貫」が一般的ではありますが、「寿司2個で一貫」として提供しているお店もあるので、どちらが正しくどちらが間違っているというのはなく、お店ごとに異なると考えておくと良いでしょう。


「一貫」の意味とは?

お寿司の数え方は「一貫、二貫」ですが、なぜそのような数え方になったのかは以下のように諸説あります。

 

●お金の重さと同じだったという説

江戸時代の通貨の一文銭は、1000枚で「一貫」といわれていました。

銭差し(ぜにさし)と呼ばれる紐(ひも)に一文銭を通してまとめると、96枚が100枚として通用し、実際には96文しかなくても「銭差し100文」と呼ばれました。

「銭差し100文」を10個まとめると、実際には960文しかなくても1000文として通用し、「銭差し一貫」と呼ばれていたそうです。

すでに説明した通り、最初のころの江戸前寿司は今では想像できないくらい大きく、「銭差し100文」と同じくらいの重さである360gほどありました。

100文と同じくらいの重さなのですが、江戸っ子たちが誇張して「銭差し一貫と同じ重さ」という意味で「一貫鮨」と呼ぶようになり、「一貫、二貫」と数えるようになったという説があります。


お金の数え方が由来という説

明治時代から大正時代にかけて、お金の10銭のことを一貫と呼んでいたそうです。

その当時、寿司1つが5銭、2つが10銭だったため、寿司が2つセットで「一貫」と数えたという説。

 

重さを示す単位が由来という説


 

「一貫」は重さを示す単位で、およそ3.75kgのことです。

江戸時代中期頃までは、木枠に酢飯を詰め、その上に魚介類を置いて蓋をして、蓋を上から手で押したり、石などの重しで圧力を加え押し固めた「押し寿司」が一般的だったといわれています。

押し寿司を作る際には「一貫(3.75kg)の氷を重しにしたくらい」の圧力を加えるという意味で「一貫」と言っていたのがいつしか寿司の数になったという説。

また、握り寿司の場合は寿司を握る強さの目安を「一貫(3.75kg)の氷を重しにしたくらいの強さで握る」と表現していたものが、いつしか寿司の数になったのではないかという説もあるようです。


貝が由来という説

「貫」という漢字の「毌」の部分が「物に穴を開け貫き通す様子」を表ししており、「貝」に部分は「子安貝(こやすがい)」を表す象形文字であることから、「貫」という漢字は、2つの貝に穴を開けて貫き通した姿を表しています。

このことから、江戸時代に人気のあった煮貝の寿司2つで「一貫」としたいう説。

 


 

みなさんは「寿司1個で一貫」と「寿司2個で一貫」、どちらの数え方をしていましたか?

回転寿司のお店では「一皿、二皿」と数えますし、注文もタッチパネルで済ませることがほとんどですから、お寿司の数え方を気にしなくてもなんの問題もありません。

しかし、目の前で握ってくれるお店に行った場合、注文で戸惑ってしまう人もいるかもしれませんね。

「寿司1個で一貫」と「寿司2個で一貫」はどちらも間違いではなく、お店によって異なりますので、心配な方は注文の際に確認をしておくと良いかもしれませんね。

 



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