4月28日は「四つ葉の日」です。
四つ葉のクローバーを見つけると幸せになる、良いことが起こるというジンクスがあるのはなぜなのでしょうか?
今回は四つ葉のクローバーはなぜ幸運をもたらすのかについて解説します。
また、四つ葉の日の由来についてもご紹介します。
4月28日は四つ葉の日!
「四つ葉の日」は平成29年(2017年)に、大阪府大阪市に本社がある「四つ葉電力株式会社」が制定しました。
四つ葉電力株式会社は、「幸せあふれる未来を創る」を企業理念に掲げており、多くの人に日々の生活の中で四つ葉のクローバーのような幸せを見つけてもらうことがこの記念日の制定の目的としています。
4月28日は、「4(よ)月2(つ)8(ば)日」という語呂合わせからきています。
また、葉っぱ一枚ごとに「愛、希望、幸福、健康」という意味があるとしています。
四つ葉の日に関連し、3月28日は、「3(み)月2(つ)8(ば)日」という語呂合わせで「三つ葉の日」という記念日になっていますが、制定理由や制定した団体などは不明です。
また、3月8日も「3(みつ)月8(ば)日」という語呂合わせで「三つ葉の日」があるようですが、こちらも制定理由など詳細は不明です。
四つ葉のクローバーとは?
クローバーはマメ科シャジクソウ属の多年草で、別名「シロツメクサ」といいます。
クローバーの葉っぱは、基本的には三つ葉です。
四つ葉は、三つ葉が突然変異したものと考えられており、茎や枝の一カ所から同時に葉っぱが4枚生え揃ったものをいいます。
クローバーが四つ葉以上になる要因は定かではなく、遺伝的要因なのか、環境要因なのか現在も議論が続いています。
三つ葉が自然に四つ葉になる確率は、一万分の一、十万分の一などと言われ、とても珍しいので見つけることは困難とされています。
その他、クローバーには五つ葉、六つ葉、七つ葉、八つ葉などが確認されており、最多記録として56葉のクローバーがギネス世界記録認定されています。
四つ葉のクローバーはなぜ幸運なの?
クローバーの葉には一枚一枚意味があります。
「四つ葉の日」を制定した四つ葉電力株式会社では葉っぱの一枚ごとに「愛、希望、幸福、健康」という意味があるとしていましたが、国や地域によって諸説あり、
「愛、希望、信仰、幸福」
「希望、誠実、愛情、幸運」
となっており、4枚目が「幸運」を意味しているというのが一般的のようです。
このように
「4枚目が「幸運」を意味していること」
「見つけることが困難な四つ葉を見つけること自体が幸運であること」
などから、四つ葉のクローバーは幸運と言われるようになったようです。
また、他にもキリスト教の影響で四つ葉のクローバーが幸運のアイテムになったともいわれています。
紀元400年過ぎ、古代ローマ帝国はキリスト教を布教のため、アイルランドにパトリキウスという人物に送りました。
その際、パトリキウスはシャムロックという草を手に、アイルランドの人々に「三位一体(さんみいったい)」について説いて聞かせました。
シャムロック(カタバミ)とは、葉が3枚に分かれている草の総称で、クローバーもシャムロックの一種です。
三位一体とは、キリスト教の考え方で、
「父なる神」
「神の子(イエス・キリストのこと)」
「聖霊」
は、唯一の神が三つの姿で現れたもので元々は一体であるというものです。
パトリキウスが、シャムロックの葉がそれぞれ「父なる神」「神の子」「聖霊」を表していると説いたため、アイルランドでは三つ葉は神を表す神聖なものと考えられるようになりました。
現在、シャムロックはアイルランドのシンボルであり、国花です。
その後、どういう経緯で四つ葉のクローバーが幸運のアイテムに繋がったのか定かではありませんが、四つ葉のクローバーは十字架のように見えますよね?
キリスト教徒にとって、十字架は肌身離さず身に付ける神聖なものなので、十字架のように見える四つ葉のクローバーが「幸運」に繋がったのではないかといわれています。
三つ葉が自然に四つ葉になる確率は、一万分の一とか十万分の一の確率と言われていますので、見つけただけでも幸運!というのも納得ですね。
葉っぱが作られる過程で、人に踏まれるなどして茎が傷つくことで四つ葉になりやすいと考えられているそうです。
四つ葉のクローバーを見つける可能性を高めたい場合は、人が通りそうな場所を探すと良いそうですよ!
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