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日本のクリスマスの始まりはいつ?起源と歴史。外国との違いとは?

      2015/12/18

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12月になると、街中がキラキラとクリスマスの装飾で輝き始めますね。

早いところでは11月からクリスマスの飾りつけやイルミネーションで気分を盛り上げているところもあるようです。

ですが、そもそもクリスマスの起源とはどういうものなのでしょうか?

日本のクリスマスはいつから始まったのか、外国との違いなどを調べていきましょう。

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日本のクリスマスの始まりは?

1552年、山口県にキリスト教の宣教師としてやってきたフランシスコ・ザビエルが信徒を集めてミサ(カトリック教会で行われる祭儀)を行ったことが始まりだと言われています。

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しかし、江戸幕府が1612年に禁教令(キリスト教禁止令)を発令し、一旦クリスマスは姿を消してしまいます。

その後、明治6年(1873年)に禁教令が解かれ、クリスマスも復活します。そして、信徒以外にも少しずつ、クリスマスにちなんだお話や歌などが広まっていったようです。

昭和になってから、銀座や渋谷、浅草などの喫茶店やレストランがクリスマスに因んだメニューを取り入れるようになりました。

そこからだんだんと広がっていき、企業がクリスマスを商売へと結びつけ、現在のように日本中でクリスマスがイベントとして行われるようになりました。


クリスマスの起源と歴史は?

クリスマスは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う日です。

12月25日がイエス・キリストの誕生日というわけではなく、キリスト教では「キリストの誕生を記念する日」と位置付けられているそうです。(キリストの誕生日は不明とされています。)

「クリスマス」という言葉は、「クリスト(Christ)・マス(mass)」という意味です。

クリストはキリスト、マスはミサのことです。

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なぜ12月25日なのか・・・古代ローマ帝国では「ミトラ教」というものが信仰されていたそうで、その主神が「ミトラス」でした。ミトラスは、太陽神の性質をもっています。

この「ミトラ教」の大事な催しが「冬至」のお祭りで、12月25日でした。

冬至を境に日が長くなっていくことから、ミトラ教では12月25日を「太陽神が再び生まれる日」としてお祝いし、祭典を行っていたのです。

その後、ローマ帝国がキリスト教を導入し、ミトラ教やほかの土着の宗教を争うことなく平和的に融合しようと考え、325年に開かれた教会会議で正式に12月25日をキリストの誕生を祝う日と決定したそうです。

そして、キリスト教が世界中に広がるのと一緒に、クリスマスはキリストの誕生を祝う日として広がり、盛大にお祝いをするようになりました。

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日本と外国の違いとは?

日本では一般的に、クリスマスにはケーキやチキンを食べたり、サンタさんが子供たちにプレゼントを持ってきてくれます。

家族だけではなく、パートナーや友人たちとパーティをしたり、プレゼントを交換したり、ロマンチックな雰囲気で過ごす人たちも多いですね。

日本では、12月24日(クリスマスイブ)がメインなっているようです。

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では、キリスト教徒の多い欧米諸国ではどうでしょうか?

クリスマスのメインは12月25日です。

その前後でクリスマス休暇というのもあります。

普段は離れて暮らしている家族や親戚が集まり大勢で盛大にお祝いをします。

七面鳥や牛肉、羊肉などたくさんのご馳走を準備し、24日から25日にかけておしゃべりを楽しむそうです。

12月25日はお店はほとんど閉まっているので、自宅で過ごすのが一般的だそうです。

12月10日ごろからクリスマスカードを送ったり、12月いっぱいはクリスマスの装飾をしたりします。

クリスマスプレゼントは、クリスマスツリーの下に家族全員分置いておき、25日の朝に家族全員で一斉に開けます。

プレゼントの数も一人に1個ではなく、2個~3個、多い人は10個以上もらうなんてこともあるそうです。

そして、クリスマスはキリスト教の行事とされているため、キリスト教徒ではない人たちは普段とかわらない休日を過ごすそうです。

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日本ではキリスト教徒でなくても楽しいイベントとして盛り上がりますね。

日本も外国も元々は同じ「クリスマス」だったはずなのに、日本では企業が商売へと結びつけ、今のように日本全体が盛り上がるイベントになったのです。

さまざまな宗教を受け入れ、他宗教の行事も楽しんでしまうのは、いかにも日本人らしいですね。

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 - 12月