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2019年クリスマスツリーを出す日はいつ?ツリーの飾りの意味とは?

      2019/11/21

10月31日のハロウィンが終わると、世の中はクリスマスの雰囲気が漂い始めます。

テレビCMからクリスマスソングが聞こえてきたり、街中がクリスマスの装飾でキラキラし始めたりして「今年もクリスマスの時期なのね」とワクワクしますよね。

クリスマスツリーを自宅に飾る人も多いと思いますが、クリスマスツリーを出す日はいつなのでしょうか?調べてみました。


クリスマスとは?

クリスマスは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う日です。

クリスマスは12月25日ですが、この日がイエス・キリストの誕生日というわけではなく、「キリストの誕生を記念する日」と位置付けられており、キリストの誕生日は不明とされています)

 

クリスマスツリーとは?

「クリスマスツリー」とは、もみの木など常緑樹が用いられますが、最近はもみの木に似せたプラスチック製のものが多いです。

常緑樹が用いられるのは、冬でも枯れずに一年中葉を茂らせる強い生命力が「永遠」を表しているからといわれており、イエス・キリストが人々に与える「永遠の命」や「永遠の愛」を象徴しています。

 

クリスマスツリーの起源は、北欧に暮らす古代ゲルマン民族の冬至(とうじ・12月22日ごろ)のお祭に飾られた樫の木だといわれています。

樫の木は常緑高木で冬でも葉を枯らさないため、古代ゲルマン民族は永遠の命の象徴として信仰していたそうです。

また、中世のドイツではもみの木に小人が宿り、花や食べ物を飾ると小人が集まってきて人々に力を与えてくれると信じられていました。

これらゲルマン民族の樫の木やドイツのもみの木がいつしかキリスト教と結びつき、クリスマスに飾られるようになったのだそうです。

 

クリスマスツリーの飾りにはそれぞれ意味がありますので紹介していきます。


クリスマスツリーの飾りの意味

トップスター(てっぺんの星)

クリスマスツリーのてっぺんに飾る星は、「ベツレヘムの星」を表しています。

「ベツレヘムの星」とは、イエス・キリストが誕生したことを知らせるために西の空に現れた星のことです。

この星によってイエス・キリストの誕生を知ったカスパール、メルヒオール、バルタザールという三人の賢者が、ベツレヘムの星の方角に進んでいくとイエス・キリストがいる場所へ導かれたといわれています。


ベル(鐘)


 

ベルは、イエス・キリストの誕生を人々に知らせる「喜びの音を鳴らすベル」を表しています。

 

天使


 

ベルを持つ天使は、イエス・キリストの誕生を人々に知らせる役目があります。

ベルを持っていない天使は、人々を守護する天使、神の使いだといわれています。

 

りんご(オーナメントボール)


 

りんごはアダムとイヴが食べた「知恵の樹の実」を表しており、「幸福」や「豊かな実り」への願いが込められています。

りんごと同じ意味で飾るものに、「オーナメントボール」と呼ばれるガラス製のボールや、光沢のあるメッキボールなどの飾りもあります。

 


キャンディケイン(杖の形をしたキャンディ)


 

羊飼いが羊を導く杖を表しています。

キリスト教では、神(イエス)を羊飼い、人々を羊にたとえますが、イエス・キリストが人々を導いてくれるという願いが込められています。

 

靴下


 

サンタクロースのモデルとされる聖ニコラウスが、貧しい家の子どもたちを助けるため、窓から金貨を投げ入れたら、暖炉の近くにあった靴下に偶然入ったという話が由来です。

クリスマスにプレゼントを入れる靴下を置いておくのも、この話が由来となっています。

 

リース

円形のリースは輪になっているので終わりがなく、神の永遠の愛を象徴しています。

 

ヒイラギ

イエス・キリストは、すべての人の罪をひとりで背負い十字架にはりつけられ、いばらの冠をかぶせられました。

いばらの冠を、ヒイラギのトゲのある葉で表現し、赤い実の部分は人々のためにイエス・キリストが流した血、緑の葉の部分は永遠の命を表しています。

 

綿

白い綿は、雪を表しています。

 

電飾(イルミネーション)


 

現在は電気を使う電飾ですが、昔はろうそくを飾っていたそうです。

イエス・キリストは「この世を照らす光」といわれており、電飾などの灯りはイエス・キリストを象徴しています。

 

リボン


 

人と人が、愛情を持って永遠に結ばれるという意味があります。

 

松ぼっくり


 

イエス・キリストが生まれたことを知ったユダヤ王は、将来、救世主となるイエスは自分を脅かす存在になるので、子どものうちに殺害しようと考え、国内の2歳未満の子どもたちを全員処刑するよう命じます。

 

そのことを知ったイエスの母マリアと婚約者のヨセフが、イエスを連れて逃げ出し追手に見つかりそうになった時、もみの木が三人を覆うように隠して無事に逃げのびることができました。

 

この伝説から、「勇者のもみ」と呼ばれるようになり、もみの実がイエス・キリストの生誕を祝うクリスマスに飾られるようになりました。

しかし、もみの実は入手が困難なため、よく似ている松ぼっくりが代用品として使われるようになったそうです。

 


2019年クリスマスツリーを出す日はいつ?

キリスト教では、「待降節(たいこうせつ)」という期間があります。

待降節はクリスマスの準備をする期間のことで、12月25日(クリスマス)の4つ前の日曜日から、12月24日(クリスマスイブ)までのことをいいます。

この「クリスマスの4つ前の日曜日」にクリスマスツリーを出す家庭が多いようです。

毎日少しずつ飾りを増やし、クリスマス前に完成するようにすることもあるようですよ。

 

2019年の場合、12月1日が「クリスマスの4つ前の日曜日」に当たりますので、待降節にこだわるのであれば12月1日(日)~12月24日(火)までの間に出すといいでしょう。

 

しかし、キリスト教徒ではないご家庭では特に決まりはありませんので、出す日は自由です。

一般的に、11月下旬から12月上旬ごろに出すご家庭が多く、11月最後の週末や、12月最初の週末など、家族みんなで飾り付けができるタイミングで出すことが多いそうです。

「飾る期間が短くてもったいない」「すぐに片づけなければならないので面倒だ」などの理由から、遅くても一週間前までには飾るご家庭が多いようですよ。

クリスマス気分を長い期間楽しみたい場合は、ハロウィンが終わったらすぐに出したり、11月中旬までにはクリスマスツリーを出すといいですね。


クリスマスツリーの日とは?

クリスマスツリーを出す日の目安として「クリスマスツリーの日」を選ぶと良いかもしれません。

 

「クリスマスツリーの日」とは、日本で初めてクリスマスツリーが飾られた日にちなんだ記念日で毎年12月7日です。

 

明治19年(1886年)12月7日に、神奈川県横浜の食料品や酒類、輸入品などを取り扱う小売業者「明治屋」の創業者、磯野計(いそのはかる・1858年~1897年)が、横浜に滞在していた外国人船乗りのためにクリスマスツリーを準備したことにちなんでいます。

 

キリスト教ではクリスマスツリーを出す日が決まっているのですね。

キリスト教徒ではないけれど、日にちにこだわりたいのであれば、クリスマスの4つ前の日曜日にクリスマスツリーを出すと良いですね。

また、毎年クリスマスツリーの日(12月7日)でも良いかもしれませんね。

ご家族みんなが一緒に飾りつけをできる日を選ぶと、飾りの意味など話しながら楽しく過ごせるのではないでしょうか。

 

関連:日本のクリスマスの始まりはいつ?起源と歴史。外国との違いとは?

 



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