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お盆玉とは?どこの地域の風習?相場はいくら?専用のポチ袋はあるの?

      2016/08/06

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「お年玉」といえば、お正月に子どもたちのために準備するもの・・・という認識がありますが、「お盆玉」というものをご存知でしょうか?

一部地域では昔からの風習らしいのですが、メディアが取り上げたことから日本中に広まりつつあるようです。

とはいうものの、まだどういうものなのか知らない方も多いと思いますので、今回は「お盆玉」についていろいろ調べてみようと思います!

  

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お盆玉とは?

 お正月の「お年玉」の夏バージョンが「お盆玉」で、お盆休みに会った親戚や孫たちに渡すお小遣いのことです。

お正月に親戚や孫に会えなかったけれど、お盆には会える・・・という場合に、お年玉の代わりとしてお盆玉をあげることが多いようです。 04_granpa_boy_01

また、「お盆玉」という言葉は2010年に株式会社マルアイが、お盆に帰省した子どもや孫、または祖父母にお小遣いを渡す新しい習慣を広げるために作った造語で、商標登録されています。


どこの地域の風習?

 お盆玉は主に東北地方の風習で「盆玉(ぼんだま)」と呼ぶことが多いそうで、その起源は山形県といわれています。

江戸時代(1603年~1868年)ごろ、商家では丁稚(でっち・商家に年季奉公する子どものこと)と呼ばれる子どもたちが働いていました。

丁稚は、お盆とお正月しか自分の家に帰ることが許されず、商家に住み込みで働いていたのです。

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山形県の商家では、丁稚が自分の家に帰るお正月とお盆の時にお小遣いや新しい着物、下駄などを渡す風習がありました。

この風習が昭和(1926年~1989年)初期に、子どもに小遣いを渡すという風習に変化したといわれています。

  

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相場はいくら?

 家庭によってさまざまですが、基本的には「お年玉より少し低め」の金額が相場のようです。

小学生=千円~三千円

中学生=三千円~五千円

高校生以上=五千円~一万円

「お正月に会えなかったから」という理由で渡す場合は、お年玉と同じくらいの金額を準備する人も多いようです。


専用のポチ袋はあるの?

 お年玉ほど広まっていないとはいえ、ここ数年でお盆玉専用のポチ袋を取り扱うお店が増えています。

先述した株式会社マルアイは、夏の風物詩が描かれたお盆玉専用のポチ袋を制作しています。

日本郵政では2014年から「お盆玉袋」を販売しており、郵便局で購入することができます。

ほかに、スーパーやコンビニ、文具を取り扱うお店でもお盆玉専用のポチ袋が販売されており、夏の風物詩だけでなく、子どもに人気のキャラクターが描かれたポチ袋も増えています。

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自分が子どものころは「お盆玉」という言葉を聞いたこともなかったな・・・と思ったら、2010年に作られた造語だったのですね。

ですが、お盆玉という言葉ができる前にも、帰省した親戚や孫にお小遣いを渡すおじいちゃんやおばあちゃんはいました。

久しぶりに会った子どもたちの喜ぶ顔が見たいという気持ちは、今も昔も変わらないのでしょう。

東北地方で行われていた風習が、ここ数年で全国へ広まりつつあります。

お年玉と同じくらいの認知度になるのも、もうすぐなのかもしれません。

お孫さんをお持ちのシニア世代には頭の痛い行事になりそうですが、最近では500円玉がちょうど入る小さめのポチ袋が販売されているそうなので、こうした袋を利用するなどして出費を抑える工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

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