無意識のうちに「貧乏ゆすり」をしている人はいませんか?
周囲の人の「貧乏ゆすり」が気になったり、見ているだけで落ち着かない気分になったりする人もいるかもしれませんね。
では、なぜ「貧乏ゆすり」には貧乏という言葉が入るのでしょうか?
また「貧乏ゆすり」には健康に効果があるそうです。
今回は「貧乏ゆすり」や健康効果についてご紹介します。
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「貧乏ゆすり」とは?
貧乏ゆすりとは、座っている時などに体の一部を揺らし続けることを意味し、特に多いのがヒザです。
大抵は無意識に行っており、他人に指摘されるまで気づかないことも多く、下品な行為、悪い癖だといわれています。
貧乏ゆすりの原因は定かではありませんが諸説あります。
●座りっぱなしの時に下半身の血流が滞ることを防ぐため。
●心理的に不安になってしまい、それを解消するため。
●ストレスや欲求不満を解消するため。
●取りすぎたカロリーを消費するため。
●癖になっていてやめられないから。
「貧乏ゆすり」はなぜ貧乏?その由来と語源とは?
「貧乏ゆすり」の由来や語源は諸説あります。
●食べる物や着る物を買うことのできない貧乏な人が、空腹や寒さから体を小刻みに震わせる様子が由来という説。
●江戸時代(1603年~1868年)に、足をゆすると貧乏神に取りつかれるといわれていたからという説。
●貧乏人は落ち着きが無く、せかせか動き回っているように見えるからという説。
●江戸時代の高利貸しが、貧乏人から取り立てる時に、苛立って足を小刻みにゆすっていたことが由来という説。
以上のような説があるようですが、なぜ「貧乏」とうい言葉が使われているのか明確なことはわかっていません。
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貧乏ゆすりは健康に効果的!
「貧乏ゆすり」は下品な行為で悪い癖だと言われてきましたが、ダイエットや健康に効果があることがわかってきました。
冷えやむくみを解消してくれる
膝やふくらはぎなどを小刻みに揺らし続けることで血流が改善され、膝やふくらはぎの温度が高くなり、冷えやむくみを解消してくれます。
エコノミークラス症候群の予防になる
エコノミークラス症候群とは、飛行機や車などで長時間同じ姿勢で過ごすことによって血栓ができ、その血栓が肺の血管に詰まると胸の痛みや息苦しさなどの症状が起こり、最悪のケースでは死に至ります。
貧乏ゆすりで血流が改善されると、エコノミークラス症候群の原因である血栓ができにくくなります。
ストレス解消になる
貧乏ゆすりのように、一定のリズムを刻むことで「セロトニン」の分泌を促進するといわれています。
「セロトニン」は精神を安定させる働きがあり、貧乏ゆすりをすることでストレス解消に効果があります。
イライラした時や落ち着かない時に貧乏ゆすりをするのは、無意識に「セロトニン」の分泌を促進しているという説もあります。
ダイエットに効果がある
貧乏ゆすりを1時間続けても、消費カロリーは40kcalしかありませんので、貧乏ゆすりだけでダイエットができるのかというとそうではありません。
しかし、貧乏ゆすりを5分すると下半身の血流が改善され、体温が2℃上昇するといわれています。
温度が上がることで基礎代謝が良くなり、ダイエットの手助けとしての効果が期待できるといわれています。

子どもの頃、貧乏ゆすりをすると「お行儀が悪いわよ!」と叱られた経験がある人も少なくないと思います。
現在でも、貧乏ゆすりをすると注意されたり、周囲の人が不快感を覚えたりするものですよね。
しかし、健康やダイエットに効果が期待できるという研究結果も出ていますので、人に迷惑をかけない程度に貧乏ゆすりをやってみるといいかもしれませんね!
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