【お金のことわざ100選】お金にまつわる有名なことわざと意味一覧

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お金のことわざ100選

私たちが生活をしていくうえで、お金は無くてはならないものですよね。

しかし、お金をたくさん持っていればそれで良いのかというと、そうとも言い切れませんし、お金が全くないとそれはそれで大変です。

生活に欠かせないお金だからこそ、ことわざもたくさんあります。

今回はお金にまつわる有名なことわざを集めてみました!

 

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目次

お金にまつわる有名なことわざと意味一覧

【あ行】

【か行】

【さ行】

【た行】

【な行】

【は行】

【ま行】

【ら行】

【や行】

 

【あ行】

●愛想尽かしは金から起きる(あいそづかしはかねからおきる)

女性が男性に対して冷たくなったり、別れようとするときは、お金をあまりもらえなくなった時に多いことのたとえ。

 

 

●商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)

商人の子どもは幼いころから金銭の扱いや勘定に敏感なので、眠っていても算盤の音がしたら目を覚ますことから、日々の生活習慣は人が育つ環境に大きな影響を与えるというたとえ。

 

 

●悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)

不当な手段で手に入れた金は大事にしないので、つまらないことに使ってしまいすぐに無くなってしまうという意味。

 

 

●朝駆けの駄賃(あさがけのだちん)

駄賃とは、駄馬(だば・荷物を運ぶ馬)で荷物を運ぶ料金のことで、朝は馬も元気なので少しくらいの荷物はなんとも思わないことから、たやすいことのたとえ。

 

 

●頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)

家のものを盗むのは、鼠だけとは限らない。頭髪の黒い人間、身近な人間が盗んだのかもしれないというたとえ。

 

 

●悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)

同じ金貨でも、質の良い金貨と質の悪い金貨が同時に流通すると、質の良い金貨は仕舞いこまれて市場から姿を消し、質の悪い金貨だけが流通することから、悪がはびこると善が滅びるというたとえ。

 

 

●後腹が病める(あとばらがやめる)

出産後の腹痛のことや、事がすんだあとに生じる出費などの障害や苦痛の事のたとえ。

 

 

●阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)

阿弥陀のような仏のご利益も金額によって異なることから、すべては金の威力でどうにでもなることのたとえ。

 

 

●阿弥陀も銭で光る(あみだもぜにでひかる)

阿弥陀のような仏のご利益さえも、金額によって異なってしまうことから、世の中は金しだいというたとえ。

 

 

●有る時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)

借金を返済する際、お金の余裕がある時に返せばよいし、催促は一切しないということ。

 

 

●慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)

先を争って貰おうとすると、かえって貰えるものが少なくなることから、急ぎすぎると悪い結果を招くことのたとえ。

 

 

●案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ)

心配するくらいならお金をくださいということ。口だけ心配してくれても何の役にもたたないということ。

 

 

●行き大名の帰り乞食(いきだいみょうのかえりこじき)・上り大名下り乞食(のぼりだいみょうくだりこじき)

旅行などで、行きは大名のように贅沢をするが、帰りは旅費が足りなくなってしまって乞食のようにみじめな思いをすること、無計画に金を消費したらあとで動きがとれなくなることのたとえ。

 

 

●出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)

縁結びの出雲の神様より、恵比寿の顔が書かれている紙(明治時代の紙幣)のほうが良い、恋愛より金銭のほうが大切なことのたとえ。

 

 

●一押し二金三男(いちおしにかねさんおとこ )

男性が女性の愛を得るために必要なものの順番で、一番目は押しの強さ、二番目はお金があること、三番目が男前であることのたとえ。

 

 

●一文吝みの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)

わずかな出費を惜しんだために、大きな損をしてしまうことのたとえ。

 

 

●一文銭で生爪はがず(いちもんせんでなまづめはがす)

一文を支払わずに済むなら生爪をはがれても構わないということから、わずかな金銭のために自分の体を傷つけられても構わないということのたとえ。

 

 

●一攫千金(いっかくせんきん)

苦労せずに、一度に大金を手に入れることのたとえ。

 

 

●一刻千金(いっこくせんきん)

わずかな時間が大金に値するほどの価値があることのたとえ。

 

 

●一銭を笑うものは一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく )

わずかな金額を軽く思う者は、そのわずかな金額で困ることになるので、わずかな金額でも決して軽く考えてはいけないという戒め

 

 

●いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね)

親はいつまでも面倒をみてはくれないし、金も使えば無くなってしまうので、親からの自立と、お金の倹約を心がけるべきだという戒め。

 

 

●色男金と力はなかりけり(いろおとこかねとちからはなかりけり)

女性に好かれる男性というのは、お金を持っておらず、腕っぷしも弱いことのたとえ。

 

 

●江戸っ子の往き大名婦り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)

旅に出ると往きは大名のようにお金を気前よく使って贅沢三昧をし、帰りは一文無しになって乞食のような格好で帰って来る、後先を考えない気質の江戸っ子のたとえ。

 

 

●江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ )

その日に得たお金はその日のうちに使ってしまう江戸っ子の気前の良さを自慢する言葉。

 

●大きな家には大きな風(おおきないえにはおおきなかぜ)

大きな家はそれなりに吹き付ける風の量も大きいことから、金持ちには金持ちのなやみがあるということのたとえ。

 

 

●大費いより小費い(おおづかいよりこづかい )

たまに大きな出費をするよりも、日常の小さな出費の方が総額では大きくなることから、大きなことよりも、むしろ小さなことに気を配ることが大切だということのたとえ。

 

 

●親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)

たとえ親子の仲でも、金銭に関しては他人と同じくらい明確にけじめをつけるべきだという戒め。

 

 

●女氏無くして玉の輿に乗る(おんなうじなくしてたまのこしにのる)

女性は良い家柄の生まれではなくても、容姿が美しければ裕福な人の妻になり、出世することができるという意味。

 

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【か行】

●火事後の釘拾い(かじあとのくぎひろい)

火事の後に燃え残ったくぎを拾っても何の役にも立たないことから、大きな浪費や大損をした後でわずかな節約をしたところで何の価値もないことのたとえ。

 

 

●家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)

旅先で受け取る家族からの手紙は、万金の値打ちがあるほど貴重なことである。

 

 

●金があれば馬鹿も旦那(かねがあればばかもだんな)

お金さえ持って入れば、馬鹿でも「旦那」と持ち上げられることから、人柄や経歴に関係なく、お金の力が威光のもとだとうことのたとえ。

 

 

●金が言わせる旦那(かねがいわせるだんな )

人から「旦那」と持ち上げられるのは人徳によるものではなく、お金の力がいわせていることから、時としてお金は言葉や道理を超えて威力を発揮することのたとえ。

 

 

●金が敵(かねがかたき)

金銭のために災いを受けたり、身を滅ぼしたりするということのたとえ。

 

 

●金が金を儲ける(かねがかねをもうける)

元金が利益を生み、どんどん儲かることのたとえ。

 

 

●金が物言う(かねがものいう )

財力が効果を発揮する、金銭の受け渡しがどんな難しいことも解決するという意味。

 

 

●金で面を張る(かねでつらをはる)

お金の力で人を屈服させることのたとえ。

 

 

●金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)

お金持ちになればなるほど欲深くなり、お金に汚くなることのたとえ。

 

 

●金なき者は金を使う(かねなきものはかねをつかう )

お金のない人はお金に執着せず、お金を手に入れればすぐに使ってしまうこと。

また、貧乏人ほど浪費家が多く、お金の無駄遣いが多く、いつまで経っても貧乏のままだというたとえ。

 

 

●金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ )

惜しみなくお金を使うことのたとえ。

 

 

●金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもとい)

お金の貸し借りは仲たがいの原因になりがちなので気を付けなさいという戒め。

 

 

●金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ )

お金があるうちはちやほやされたり、慕われたりするが、お金が無くなれば手のひらを返すように冷たくなったり、関係が切れるという意味

 

 

●金のなる木(かねのなるき)

いくら使っても尽きない財源のたとえ。

 

 

●金の光は阿弥陀ほど(かねのひかりはあみだほど)

金銭は阿弥陀如来の威光にも匹敵するという意味から、お金の力が絶大であることのたとえ。

 

 

●金の光は七光り(かねのひかりはななひかり)

「七光り」は親など威光で利益を受けることで、金持ちの威光が広く及ぶ様子のたとえ。

 

 

●金は命の親 命の敵(かねはいのちのおやいのちのてき)

お金のおかげで命を助けられることもあるが、お金によるいざこざが原因で命を落とすこともあるということのたとえ。

 

 

●金は片行き(かねはかたいき)

「片行き」とは、ある一方向にだけかたよっているという意味で、金銭があるところには自然とお金が寄ってきて山ほどあるのに、ないところはいくら稼いでも出ていくばかりということのたとえ。

 

 

●金は三欠くに溜まる(かねはさんかくにたまる)

義理、人情、交際の三つを欠くぐらいでなければ、お金はたまらないことのたとえ。

 

 

●金は天下の回りもの(かねはてんかのまわりもの)

お金は一カ所にばかりとどまっているものではなく、世間をまわって動いているので、今貧しいからといって悲観せず、まじめに働いていればいつか自分のところにもお金がまわってくるだろいということのたとえ。「金は世界の回り物(かねはせかいのまわりもの)」とも

 

 

●金は湧き物(かねはわきもの)

お金は思いがけずに手に入ることのたとえ。

 

 

●金請けするとも人請けするな(かねうけするともひとうけするな )

借金は金銭を支払えば済むが、人の保証(身元引受人)はなにがどうなるかわからないことから、借金の保証人になるのはいいとして、人の保証(身元引受人)にだけはなってはいけないことのたとえ。

 

 

●金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず )

喧嘩をしても損ばかりすることをお金持ちは知っているので、人と争うことはしないことのたとえ。

 

 

●金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)

どれほど親しい間柄でも、金銭が絡むと仲たがいすることのたとえ。

 

 

●空馬に怪我なし(からうまにけがなし)

何も持っていない一文無しの人は、損のしようがないというたとえ。

また、落ちるところまで落ちた人はそれ以上落ちようがないということのたとえ。

 

 

●借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがおかえすときのえんまがお)

人からお金や物を借りる時は笑みをたたえてお地蔵様のような顔をするが、それを返す時になると閻魔様のような仏頂面になることのたとえ。

 

 

●借りる八合済す一升(かりるはちごうなすいっしょう )

お米を8合借りたら、1升(10合)にして返すのが礼儀というもので、人に物を借りたときは、必ずお礼の品物か利息を添えて返すのが礼儀だというたとえ。

 

 

●勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)

帳簿の計算は合っているのに現金が足りないことから、理論と実際とが一致しないことのたとえ。

 

 

●聞いた百文よりも見た一文(きいたひゃくもんよりもみたいちもん)

人から百文の値打ちと聞かされるよりも、自分で出向いて実際に見た方が値打ちがあるという意味。

 

 

●口と財布は締めるが得(くちとさいふはしめるがとく)

口と財布はしっかりと締めておいたほうが得策なので、おしゃべりと浪費は慎みなさいという戒め。

 

 

●首が回らない(くびがまわらない)

借金などが大きくなりすぎてやりくりができない様子。

 

 

●後生大事や金欲しや死んでも命のあるように(ごしょうだいじやかねほしやしんでもいのちのあるように )

来世の安楽を願いながら、現世のお金も欲しい、あれもこれもを願う人間の強欲さのたとえ。

 

 

●五両で帯買うて三両で絎ける(ごりょうでおびこうてさんりょうでくける)

「絎ける(くける)」とは、表から縫い目が見えないように縫うことで、帯は五両で買えたが、絎け縫いに三両もかけることから、肝心なことよりもそれに付随することに費用が予想以上にかかることのたとえ。

 

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【さ行】

●財少なければ悲しみ少なし(ざいすくなければかなしみすくなし)

財産(お金)が少なければ、それに関する悲しみや心配は少なく、気楽であることのたとえ。

 

 

●財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ(さいふのひもをくびにかけるよりはこころにかけよ )

盗まれないように気を付けて財布を首からぶらさげるよりも、無駄遣いをしないように心がけることが大切だということのたとえ。

 

 

●先立つものは金(さきだつものはかね)

人生は、なにをするにもまずはお金が必要だということのたとえ。

 

 

●地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)

地獄の閻魔様の裁判も、お金の力でどうにでもなるということから、お金さえあればこの世ではなんでもできることのたとえ。

 

 

●児孫のために美田を買わず(じそんのためにびでんをかわず)

「児孫」とは子孫のことで、子孫のために財産を残すと、子孫がそれに頼って努力を怠るので財産を残さないという意味。

 

 

●辛抱する木に金がなる(しんぼうするきにかねがなる)

辛抱強くこつこつと頑張れば、いつか成功して財産もできるというたとえ。

 

 

●辛抱は金挽臼は石(しんぼうはかねひきうすはいし )

挽臼は石でできているが、挽臼の心棒は鉄であることから、心棒と辛抱をかけた言葉で、お金持ちになるには、何事も辛抱して努力することが肝心であるというたとえ。

 

 

●銭ある時は鬼をも使う(ぜにあるときはおにをもつかう)

お金さえあれば、恐ろしい鬼も思いのままに仕事をさせることもできるということから、お金の力が強大であることのたとえ。

 

 

●銭あれば木仏も面を返す(ぜにあればきぶつもつらをかえす)

お金さえあれば、感情のない木仏さえ振り向くという意味から、木仏のように感情が冷淡な者でも、お金持ちには顔を向けることのたとえ。

 

 

●銭なしの市立ち(ぜになしのいちたち)

お金を持たずに市に行っても何も買えないことから、目的も手段もなく物事に臨んでもどうしようもないことのたとえ。

 

 

●銭は足なくして走る(ぜにはあしなくしてはしる )

お金には足はないが、まるで足があるかのように、人から人へと渡り流通がはやいことのたとえ。また、あっという間にお金がなくなってしまうことのたとえ。

 

 

●千金の裘は一狐の腋に非ず(せんきんのきゅうはいっこのえきにあらず )

高価な皮衣は一匹の狐の腋毛(わきげ)だけでは作れないことから、国を治めるには多くの人材の力がなければ為し遂げられないことのたとえ。

 

 

●千金の子は市に死せず(せんきんのこはいちにしせず)

「市」とは町、町中のことで、お金持ちの子どもは、お金の力で刑罰を免れることができるので、悪事を犯しても町中で処刑されることはないということ。

または、お金持ちの子どもはお金の力で危険を防ぐことができるので、町中で悪い人に襲われて死ぬようなことはないということのたとえ。

 

 

●千金は死せず百金は刑せられず(せんきんはしせずひゃっきんはけいせられず)

千金の賄賂を贈れば死刑を免れることができ、百金の賄賂を贈れば刑罰が許されるという意味で、お金の力が大きなことと、官吏(かんり・役人のこと)の私欲が深いことのたとえ。

 

 

●千金を買う市あれど一文字を買う店なし(せんきんをかういちあれどいちもんじをかうみせなし )

市場ではどんな高価なものも買うことが出来るが、一つの文字も買える店はないということから、文字を覚えるためには自分自身で学ぶしかないことのたとえ。

 

【た行】

●ただより高い物はない(ただよりたかいものはない)

無料、無償、非常に安価でなにかを手に入れても、後になってそれ以上の対価を支払うことになるものである。

また、ただで何かをもらっても、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりしてかえって高くつくことのたとえ。

 

 

●長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)

神社やお寺に、お金持ちが多く寄付をするよりも、貧しい人が心をこめてわずかな寄付をするほうが功徳が大きいという意味で、形式にこだわるよりも真心が大事だということのたとえ。

 

 

●中流に船を失えば一瓢も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっぴょうもせんきん)

流れの真ん中で船を失った時には、一つの瓢箪(ひょうたn)でも浮袋の代わりになるということから、つまらないものでも場合によってはとても価値があることのたとえ。

 

 

●土一升に金一升(つちいっしょうにかねいっしょう)

一升の土を買うのに、同じ量・一升のお金を必要とすることから、土地の値段がとても高いことのたとえ。

 

 

●爪で拾って箕で零す(つめでひろってみでこぼす )

「箕(み)」とは、竹などで編んだ穀物を選別する道具のことで、爪の先で細かく拾い集めたものを、箕で大量にこぼしてしまうことから、苦労して少しずつ集めたものを一度に使い果たすことのたとえ。

 

 

●敵の前より借金の前(かたきのまえよりしゃっきんのまえ )

敵の前では平然と構えようと思えば構えられるが、お金を借りている相手の前ではそうはいかないことから、借金お金を貸してくれた人の前では頭があがらないことのたとえ。

 

 

●時は金なり(ときはかねなり)

時間はお金と同じようにとても貴重なものなので無駄に浪費せず、できる限り有意義に使おうという戒め。

 

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【な行】

●無い袖は振れぬ(ないそではふれぬ)

着物の袖は財布を入れておくところで、袖が無いのはお金が無いという意味から、金銭的な援助を申し込まれた時や、返済を迫られた場合でも、無いものはどうしようもないことのたとえ。

 

 

●無い時の辛抱ある時の倹約(ないときのしんぼうあるときのけんやく)

お金が無い時は不自由に思っても借金をせずに我慢をして、お金があるときは浪費をせずに倹約をすると経済的に困ることはないという意味。

 

 

●人間万事金の世の中(にんげんばんじかねのよのなか )

世の中はお金の力がものをいい、お金がすべてのものを支配しているということのたとえ。

人間は「じんかん」とも読む

 

 

●盗人に追い銭(ぬすびとにおいせん)

「追い銭」とは支払った上にさらに支払う余分なお金のことで、盗人に物を盗まれた挙句、さらに金銭を与えることから、損を重ねることのたとえ。

盗人は「ぬすっと」とも読む

 

 

●猫に小判(ねこにこばん)

猫に小判を与えてもその価値がわからないことから、価値のわからない人に貴重なものを与えても役に立たないことのたとえ。

 

 

●後の千金(のちのせんきん)

必要な時に間に合わない援助は、大金であっても役に立たないという意味。

 

【は行】

●裸一貫(はだかいっかん)

自分の体以外、地位も財産もなにも持たないという意味。

 

 

●裸で道中はならぬ(はだかでどうちゅうはならぬ)

無一文で旅行をするわけにはいかないことから、何事もそれ相応の準備が必要だというたとえ。

 

 

●早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)「徳」は「得」でも同じ意味)

「三文」とは三枚の一文銭(江戸時代の通貨)三枚のことで、早起きをすれば、健康にも良いし、仕事や勉強がはかどるなど得をすることのたとえ。

 

 

●針を蔵に積む(はりをくらにつむ)

蔵に針を積んでもなかなかいっぱいにならないことから、いくら努力してもお金が少しも貯まらない、努力して小銭を貯めても使ってしまえば蓄えにはならないことのたとえ。

 

 

●引っ越し三両(ひっこしさんりょう )

引っ越しのたびに三両ほどのお金がかかるということ、引っ越しにはいろいろと費用がかかるということのたとえ。

 

 

●布施ない経に袈裟を落とす(ふせないきょうにけさをおとす)

僧侶はお布施を貰わないと袈裟(僧侶の衣装のこと)をはずして略式でお経を読むことから、報酬がない・少ない時は仕事に熱が入らず、いい加減だということのたとえ。」

 

 

●分相応に風が吹く(ぶんそうおうにかぜがふく )

身分や地位、能力などによって、その人にふさわしい生き方や暮らし方があるという意味。

 

 

●減らぬものなら金百両、死なぬものなら子は一人(へらぬものならかねひゃくりょう、しなぬものならこはひとり)

意味:お金をいくら使っても減らないのなら、いくらあっても仕方がないので百両で十分だし、子どもが死なないと決まっているのなら、一人いれば十分だということから、物は必要なだけあれば良いことのたとえ。

 

 

●仏の光より金の光(ほとけのひかりよりかねのひかり)

仏の力よりもお金の力の方が強いという意味で、人の心はお金に左右されやすいことのたとえ。

 

【ら行】

●百舌勘定(もずかんじょう)

百舌(もず)と鳩(はと)と鴫(しぎ)が15文の買い物をし、百舌はうまくいいくるめて鳩に8文、鴫に7文出させて、自分は一文も出さなかったという昔話から、支払いの場面になって自分はお金を出さずに他人に出させようとすることのたとえ。

 

【や行】

●安物買いの銭失い(やすものがいのぜにうしない)

値段が安いものは品質が悪いので、結局は修理や買い替えで高くつくことのたとえ。

 

 

●安かろう悪かろう(やすかろうわるかろう)

値段が安いものは品質が悪いので、安いものに良いものはないという意味で、安売りされている商品などのたとえ。

 

財布を手に持つ女性

お金にまつわることわざがたくさんありましたね。

お金は私たちの生活に欠かせないものですから、教訓になるようなことわざが多いと思いませんか?

多すぎても少なすぎても良くないですし、他人を傷つけてまで手に入れても良くないものです。

自分の努力で、必要な金額だけ手に入れるのが理想なのでしょうね。

 

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