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無礼講の語源と意味とは?飲み会の無礼講は嘘?無礼講の正しい使い方

      2018/09/27


 

飲み会の席などで上司が「今日は無礼講だ!」とか「無礼講だから普段は言えないことも言っていいんだよ!」という場面に遭遇したことはありませんか?

「無礼講」と聞いて、みなさんはどう思いますか?

「無礼をしても構わない・・・上司に対して多少失礼なことをしても大丈夫」と思っている人、いませんか?

本当にそうなのでしょうか?

今回は「無礼講」についていろいろ調べてみました。

 

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無礼講の語源と意味とは?

読み方は「ぶれいこう」です。

「無礼講」とは、地位や身分の上下を取り払って、礼儀作法や堅苦しいことを抜きにして楽しむ宴会のことです。

もともと日本では古くから、祭などの神事で、神に供えされたお酒を参列者が身分の高い人から順番にいただくことを「礼講(れいこう)」と呼んでいました。

「講(こう)」は、宗教行事を行う結社のことで、行事や会合のことも「講」といいます。

「礼講」が終わると、神事のしきたりに縛られない「無礼講」となり、身分の低い人から残りの酒を回していくことも良いとされ、くだけた雰囲気の楽しい宴会(現在の二次会のようなもの)が始まります。

 

 

「無礼講」の起源は「太平記(たいへいき・1318年~1368年頃までを描いた軍記物語)」に記されています。

平安時代(794年~1185年)以降の公家社会では上下関係や礼儀が重要とされ、最も位の高い公家は決してその席から他の席へ移ることはなかったそうですが、この通例を破ったのが後醍醐天皇(ごだいごてんのう・1288年~1339年)でした。

後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒すべく、身分を超えた密議を行うために、参加者は身分を表す烏帽子(えぼし・成人男子の正装時の帽子)や法衣(ほうい・僧侶の衣装)を脱ぎ、身分の上下を取り払って、若い美女10数人にお酌をさせたそうです。

密議をしていることを知られないために、世間を欺くための宴会だったといわれ、常識や礼儀を欠いた宴会が毎日続く様子に周りの人たちは驚いて「無礼講」と呼びました。これが無礼講の起源だと考えられています。

江戸時代になると古典落語の『妾馬(めかうま、めかんま)・別名「八五郎出世(はちごろうしゅっせ)」』で大名から無礼講だからと言われ羽目を外しすぎる男の描写がでてきます。

 

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飲み会の無礼講は嘘?無礼講の正しい使い方は?

上司や先輩が「今日は無礼講だ!」と言ったからといって、上司に向かって羽目をはずしすぎ、無礼を働いてしまうと、左遷されたり出世の道が閉ざされたりすることがあり「無礼講なんて嘘だった!」と言う人もいますね。

しかし、上司は嘘をついたわけではありません。

「無礼講=無礼をしても構わない」と思っている人が多いようですが、そうではないのです。

無礼講の正しい使い方は、上司や先輩が「身分や地位を気にせず楽しく飲みましょう!」という意味で「今日は無礼講です、楽しく飲みましょう!」と使います。

また、「無礼講」は、上司や先輩が、部下や後輩に向かって「普段は上下関係を気にして気を遣っているだろうけれど、今日は同じ立場と考えてあまり気を遣わず楽しみましょうね」という気遣いの言葉ですから、部下や後輩が言っては失礼に当たります。


「無礼講」の類語

「羽目を外す」「はしゃぐ」「おちゃらける」などがあります。


「無礼講」英語で何て言うの?

日本語の「無礼講」をそのまま英語で表現することは難しいのですが、以下のような英語で説明することができます。


●Drink as equals (対等に飲む)
●unceremonious party (打ち解けたパーティ)

「無礼講」は「無礼を働いても構わない」というわけではないのですね。

良く見ると、「無礼講」は言べんの「講」で、「構わない」は木へんの「構」です。

漢字が違うので「無礼を働いても構わない」と解釈するのは間違いですよね。

上司や先輩から「今日は無礼講だ!」と言われても、決して無礼を働いて良いわけではなく、上下関係をちょっとの間だけ気にしなくても良い・・・と思って最低限のマナーは守っておくと良いかもしれませんね。

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