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伊達巻の意味と由来とは?卵焼きとの違いはなに?

      2019/05/11

伊達巻はお正月のおせち料理に欠かせないものですよね!

しかし、お正月にしか食べてはいけないものではありませんから、いつでもスーパーなどで購入できますし、自分で作って一年を通して食べることもできます。

そんな伊達巻ですが、名前の意味や由来をご存知でしょうか?

卵焼きとよく似ていますが、違いはなんなのでしょう?

今回は伊達巻について調べてみました。

 

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伊達巻の意味と由来とは?

読み方は「だてまき」です。「伊達巻き卵」ということもあります。

伊達巻は白身魚やエビのすり身、溶き卵、出汁をよくすり合わせ、砂糖やみりんで味付けをして焼き上げ、巻き簾(まきす)で形を整える卵料理のひとつです。

伊達巻はお正月のおせち料理に欠かせないものであり、二つの意味があります。

一つ目は、大事な文書や絵の巻物に似ていることから、知識が増えるという意味があり、文化が発展しますようにという願いが込められている。

二つ目は、卵を使用して作られていることから「卵=子宝」という意味があり、子宝に恵まれますようにという願いが込められている。

「伊達巻」という名前の由来は諸説あります。


 
●伊達政宗が由来という説

伊達政宗(だてまさむね・1567年~1636年)は東北地方の戦国大名で、仙台藩の初代藩主です。

その伊達政宗が、魚のすり身に卵を混ぜ、焼いたものを好んで食べていたことから「伊達巻」と呼ぶようになったそうです。


●「伊達者(だてしゃ)」が由来という説

「伊達者」とは「おしゃれな人」や「粋な人」という意味があり、派手さや華やかさを表す言葉で、伊達政宗がそのような人物だったことから「伊達者」という言葉の由来といわれています。

普通の卵焼きよりも見た目も味も豪華なので「伊達巻」と呼ぶようになったそうです。


●和服の帯が由来という説

女性用の和服で、帯を締める時に用いる幅の狭い帯の「伊達締め(だてじめ)」に似ているから「伊達巻」と呼ぶようになったそうです。

地域によっては「伊達締め」を「伊達巻」と呼ぶこともあります。

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卵焼きとの違いはなに?

卵焼きとは、卵を溶いて調理器具で焼いたもので、フライパンなどの調理器具に溶き卵を流し込み、下の方が焼けてきたらくるくる巻き、溶き卵を流し込んでまた巻いてというのを繰り返しながら形を整えるのが一般的で、「厚焼き卵」とも呼ばれます。

また、溶いた卵に出汁を混ぜて焼いたものを「出汁巻き卵」と呼びますが、これも卵焼きの一種です。

地域や業種などによっては、目玉焼きなどの卵を用いた料理全般を「卵焼き」と呼ぶこともあります。

 

卵焼きと伊達巻の大きな違いは、「エビや魚のすり身が入っているかどうか」です。

一般的に卵焼きは、出汁や砂糖などの調味料を加えて焼きますが、魚のすり身は入れません。

 

卵焼きの具としてエビや魚を混ぜることもありますが、卵焼きの場合は溶き卵と混ぜるのが一般的で、すり合わせることはしません。

伊達巻の場合はエビや魚のすり身と卵、調味料をすり合わせます。

 

また、調理方法も異なります。

卵焼きはくるくる巻きながら焼いていきますが、伊達巻は平らに焼き上げたあと、巻き簾で丸くまとめて形を整えます。

伊達巻は表面がデコボコしているのは、焼きたての伊達巻を巻き簾で包むことによって形を整えるためにできるものです。

一般的な卵焼きは、巻き簾で包むことはありません。

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5月24日は伊達巻の日!

5月24日は「伊達巻の日」という記念日です。

大阪府吹田市にある、卵焼きや厚焼き卵などの寿司の具を製造する「株式会社せんにち」が、伊達巻を日本の食文化として広く後世に伝えて行くことを目的として、伊達巻の名前の由来とされている伊達政宗の命日にちなんで5月24日に制定しました。


伊達巻の作り方!

1.  エビや魚のすり身、卵、砂糖、みりん、しょうゆなどの調味料を一緒にすり鉢でなめらかになるまですり合わせます。すり鉢ではなく、ミキサーやフードプロセッサーを使うと簡単にできますよ! そして、裏ごしをすることで、よりなめらかな仕上がりになります。

2. フライパンや卵焼き器に薄く油を敷き、弱火にして「1」を流し入れたら、ふんわりとアルミホイルをかぶせて焼きます。

3. 表面が膨らんだら裏返し、焦げ目がつく前に取り出します。

4. 巻き簾に、焼き色がある面を下向きに置き、熱いうちにくるくると丸めて輪ゴムで固定し、冷蔵庫で冷やします。

5. 完全に冷えたら巻き簾を取り、食べやすい厚さに切り分けます。

 

 

ご自宅で伊達巻を作る時、エビや魚のすり身を使うのが一番美味しくできるのですが、「はんぺん」でも作ることができますよ!

「はんぺん」の主原料は白身魚ですから、すり身を準備することが出来ない場合は代用してもいいですね。

はんぺんを使うときは、ご紹介したレシピの「エビや魚のすり身」を「はんぺん」に代えてくださいね!

 

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