日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

都々逸の意味とは?作り方は?有名な都々逸一覧

      2018/12/23

みなさんは「都々逸」をご存知ですか?

俳句や短歌なら知っているけれど、都々逸はよくわからないよ~と言う人も多いかもしれません。

今回は都々逸について調べてみました。

有名な都々逸についても載せていますので、「これも都々逸だったのね」と新たな発見があるかもしれませんよ!

 

スポンサードリンク

都々逸の意味とは?

読み方は「どどいつ」です。

江戸時代(1603年~1868年)の末期に、初代「都々逸坊扇歌(どどいつぼうせんか・1804年~1852年)」が節回しなどを完成させた七・七・七・五の定型詩です。

基本は七・七・七・五ですが、「五字冠り(ごじかむり)」または「五文字冠り(ごもじかむり)」と呼ばれる五・七・七・七・五という形式もあります。

もともとは、音曲師(おんぎょくし・俗曲を歌う芸人)がお座敷や寄席などで演じる出し物で、三味線とともに歌われ、主に男女の恋愛を題材としていたので「情歌(じょうか・卑猥な内容の歌詞を含む歌のこと)」といわれていました。

都々逸坊扇歌が「名古屋節」の合いの手に「どどいつどいつ」または「どどいつどいどい」を取り入れたことから、名古屋が都々逸の発祥であると考えられており、愛知県名古屋市には「都々逸発祥の地」の碑があります。

都々逸が広まったのは、その節回しが比較的簡単で、都々逸坊扇歌が優れた演じ手だったからといわれています。

更に、当時の江戸の人々は歌が好きで、誰でも歌える都々逸は大衆娯楽として広まりました。

 

スポンサードリンク


都々逸の作り方

昔は男女の恋愛を題材とするものが多かったようですが、現在の都々逸はどのような題材でも構いません。

都々逸は七・七・七・五の節回しであれば何でも良い・・・というわけではなく、作る時は、気を付けるべき大原則があります。

七・七・七・五=「上七・中七・下七・五」とした場合、「上七」と「下七」は字余り(7文字以上)でも良いですが、「中七」と「五」は字余りしてはいけません。

「上七」と「下七」は「3文字+4文字」の組み合わせ、「中七」は「4文字+3文字」の組み合わせにします。

こうすることで、節回しが上手にできます。

 

例えば「添うて苦労は 覚悟だけれど 添わぬ先から この苦労」という有名な都々逸がありますが、これを上記の説明に当てはめてみます。

上七・・・添うて(3文字)苦労は(4文字)

中七・・・覚悟だ(4文字)けれど(3文字)

下七・・・添わぬ(3文字)先から(4文字)

五・・・この苦労(5文字)

 

「ざんぎり頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする」という、字余りする有名な都々逸も当てはめてみます。

上七・・・ざんぎり(4文字・字余り)頭を(4文字)

中七・・・叩いて(4文字)みれば(3文字)

下七・・・文明(4文字・字余り)開花の(4文字)

五・・・音がする(5文字)

 

この原則を守らずに作ると、節回しが悪くなります。


有名な都々逸

・うちの亭主と こたつの柱 なくてならぬが あって邪魔

・捨てる神ありゃ 助ける神が なまじあるゆえ 気がもめる

・夢に見るよじゃ 惚れよがうすい 真に惚れたら 眠られぬ

・立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花

・喧嘩したとき この子をごらん 仲の良いとき 出来た子だ

・船頭殺すに 刃物はいらぬ 雨の十日も 降ればよい

・丸い玉子も 切りよで四角 ものも言いよで 角がたつ

・お酒は飲みたい 酒屋は遠い 買いにゃ行けるが ゼニがない

 

 

俳句や川柳ほど有名ではありませんが、都々逸は私たちの生活の中に多くあるんですよ。

「都々逸を作るぞ!」と意気込んで作った物もあれば、自然と都々逸の節回しになっているものもたくさんあるようです。

民謡や、今流行っている歌なども、よく歌詞をみてみると、七・七・七・五になっていることが多々あり、都々逸の節回しは日本人にとって心地よいものなのかもしれませんね。

 

スポンサードリンク


おすすめの記事と広告

 - 未分類