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「ハレ」と「ケ」の意味と由来とは?使い方は?漢字でどう書くの?


結婚式などおめでたい席で「このハレの日に・・・」という挨拶を聞いたことがありませんか?

雨が降っていても「ハレの日」と言うことに疑問を抱いた人もいるかもしれませんね。

また、「ハレ」はおめでたい席で聞くことがありますが「ケ」はあまり聞きません。

今回は「ハレ」と「ケ」についてわかりやすく解説します。

 

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ハレとケの意味と由来とは?


 

「ハレ」はお祭りや年中行事などを行う特別な日、非日常という意味があります。

「ケ」は普段の生活、日常という意味があります。

 

例えば、「ハレ」はお正月やお節句、お盆などの年中行事、神社の祭礼、七五三や成人式、冠婚葬祭などの非日常的な行事で、それ以外の日常生活は「ケ」です。

「ハレ」と「ケ」は、日本を代表する民俗学者の柳田国男(明治8年~昭和37年)が、日本人の伝統的な世界観を表現するため定義した言葉です。



柳田国男


「ハレ」というと、おめでたいことだけだと思いがちですが、葬式も非日常なので「ハレ」という考え方があります。

しかし、葬式は不幸ごとなのでおめでたいこととは区別したいという考え方があり、「ハレ」にするかどうかはさまざまな議論があり決着はついていないそうです。

また、「ハレ」「ケ」のほかに「ケガレ」というものもあります。

病気や死、陰鬱な気持ちなどによって「ケ(日常生活)」を営むことに支障が出てしまうことを「褻枯れ(ケガレ)」といい、非日常的なお祭りや年中行事(お正月や節分、お花見など)などの「ハレ」によって「ケガレ」を清めたり、祓ったりすることができるという考え方もあります。

「ハレ」「ケ」「ケガレ」はそれぞれの定義が曖昧で研究者の間でも決着がついていません。

 

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漢字でどう書くの?語源は?

「ハレ」は「晴れ」と書きます。

「ハレ」は折り目・節目という意味があり、語源は「晴れ」から来ています。結婚式や成人式などで着用する「晴れ着」は「ハレ(節目)の日に着るもの」という意味があります。

また、「人生の晴れ舞台」や「晴れ姿」などの使い方もあります。

 

 

「ケ」は「褻」と書きます。

「褻」は「けがれる」とも読み、「普段」「日常的なこと」「正式ではないこと」などの意味があります。

普段着を意味する「褻着(けぎ)」、普段の食事を意味する「褻稲(けしね)」などが語源となっているそうです。

 

「ハレ」と「ケ」の使い方は?

「ハレ」の使い方は以下の通りです。

●結婚式などに招待されたときに「ハレの席にお招きいただきありがとうございます」と、挨拶をするときに使います。

●成人式など人生の節目を迎えた人に対して「ハレの日を迎えるみなさまおめでとうございます」と、お祝いを伝えるときに使います。

●非日常の特別な料理などを「ハレの日のごちそう」と言います。

 

「ケ」はあまり使うシーンはないようです。

 


 

「ハレ」は漢字で「晴れ」と書くのですね。

お天気がいいことを「晴れ」といいますが、江戸時代(1603年~1868年)の記録では、長雨が続いた後に天気が回復し、晴れ間がさした節目の日のみ「晴れ」と記していたそうです。

雨続きが終わった特別な日・・・ということでしょうか?

「ケ」はあまり使いませんが、普段の生活のことです。

「ハレ」と「ケ」を使い分け、メリハリのある生活を送りたいですね。

 

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