みなさん、へそくりしていますか?
へそくりというと、家族には内緒でこっそり貯めているお金のことを思い浮かべますね。
家の中に隠し場所があることもあれば、家族には内緒の銀行口座を作っていることもあるでしょう。
では、へそくりの語源や由来をご存知ですか?
今回は、へそくりについていろいろ調べていきましょう。
平均額や隠し場所などは一体どうなっているのでしょうか?
Contents/目次
へそくりの語源とは?
「綜麻繰り」が語源
へそくりとは、家計をやりくりして内緒で貯めたお金のことをいい、江戸時代(1603年~1868年)にはへそくりという言葉が使われていたといわれています。
語源については諸説あり、有力なのは「綜麻繰り」が語源というものです。
「綜麻繰り」は「へそくり」と読みます。
綜麻は紡いだ麻糸を巻き付けた糸巻きのことで、「綜麻を繰る」とは綜麻を作るための作業のことをいいます。
家計を助けるために女性が綜麻繰りの内職をして得たお金を「へそくり金」といい、これを略して、いつの間にか内緒でお金を貯めることを「へそくり」と呼ぶようになったといわれています。
「臍繰り」が語源
また、「臍繰り」が語源という説もあり、お金や貴重品を腹巻などで巻きつけていたことから、「臍の奥(腹巻など)から繰り出すお金」を意味し、ほかの人に知られないように内緒で貯めておくこと、隠し蓄えていたお金のことを「へそくり」と呼ぶようになったという説もあります。
へそくりの平均額は?
へそくりの平均額に関しては、調査方法や調査会社などで多少異なりますが、夫は100万円ほど、妻は400万円ほどあるそうです。
へそくりをしている主婦は4割程度といわれており、なかには1000万円を超えるへそくりをしている主婦もいるそうです。
へそくりの隠し場所ランキング
1位
箪笥(たんす)やクローゼットなどで衣類にまぎれさせる
昔から「タンス預金」という言葉もありますよね。
家族がタンスやクローゼットを開けても見つからないように、衣類にまぎれさせるといいようですよ。
2位
キッチン
料理をするのが妻だけの場合、キッチンのあらゆる場所が隠し場所になりますね。
床下収納や食器棚はもちろん、冷蔵庫の奥に隠したり、ビニール袋で何重にも包んでぬか床に隠す!という人もいます。
3位
机の引き出し、会社のデスク
家の中だと家族に見つかる!特に、妻に発見される!という心配がある夫たちは、鍵付きの引き出しや会社のデスクに隠しているようです。
4位
本棚
家族は絶対見ないような本に挟んだり、本の形をしたへそくりケースを使う人も。
5位
寝室
マットの下や、ベッドの下、枕に隠すという人もいます。
その他
ほかには、靴箱や車の中、神棚や仏壇、子どものおもちゃ箱や天井裏などなど、いろいろな隠し場所があるようです。
へそくりの隠し場所1位の箪笥は、今も昔も定番中の定番ですね。
自分の衣類に挟んでおけば、家族に見つかる心配もありませんし、隠し場所を忘れてしまうこともないのでしょう。
一ヶ所に隠すと発見されたときのリスクが大きいから・・・と、小分けにしてさまざまな場所に隠す人もいるそうですよ。