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「女子」は何歳まで使えるの?女子の本当の意味とは?

数年前から「女子会」や「大人女子」「30代女子」など「女子」という言葉が頻繁に使われるようなったと思いませんか?

昔は「女子」といったら子どもや若い女性を指していたのですが、今は年齢関係なく使われていますよね。

そもそも「女子」とは何歳まで使える言葉なのでしょうか?

法律などで決まっているのでしょうか?

今回は「女子」について調べてみました!

 


「〇〇女子」が頻繁に使われるようになった経緯

女子という言葉が頻繁に使われるようになったのは以下のような経緯があるようです。

2006年(平成18年)に「草食男子」と「肉食女子」という言葉が誕生し、「草食男子」は同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、トップ10入りしました。

恋愛にも出世にもあまり興味を示さない男性を「草食男子」、恋愛に積極的な女性を「肉食女子」といいます。

 

その後、「女子力」という言葉が、2009年(平成22年)に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされました。

明確な定義はありませんが、女性らしい態度や気配り力、家事能力、男性を惹きつける力などを「女子力」といいます。

「女子会」は、2009年(平成22年)に居酒屋チェーンの「笑笑」が命名しました。

それまで居酒屋といえば男性が利用するイメージが強かったのですが、女性同士の食事の場としても利用されていたことから「わらわら女子会」と名付け女性専用プランを提供したところ大ヒットし、飲食業界全体に「女子会」が広まりました。

 

「肉食女子」や「女子力」などの流行を経て、2010年代になると「女子会」「大人女子」「30代女子」「40代女子」など、多くの派生語である「〇〇女子」という言葉が女性誌やネット上で頻繁に使われるようになりました。

女性だけの飲み会である「女子会」や広島カープファンの女性を指す「カープ女子」、相撲が好きな女性を指す「相撲女子」、キャンプを楽しむ女性を指す「キャンプ女子」など、これまでは主に男性が楽しんでいたことを女性も楽しんでいいんだ!という思いもあり「〇〇女子」という言葉が頻繁に使われるようになったのかもしれません。

 


 

また「〇〇女子」とかわいい雰囲気の名前をつけてカテゴライズすることで、流行に敏感な女性や新しい物、楽しいことが好きな女性たちが実践し、SNSなどで発信することで流行がさらに広まっているのかもしれませんね。

 

「女子」の本当の意味とは?何歳まで使えるの?

「女子」を辞書で調べてみると「女の子ども」「女」「女性」などの意味があります。

「女子」の年齢は書かれていません。

 

法律でも「〇歳までが女子」というように年齢が定められているわけではないようですが、次のように若い女性に対して使うことが一般的になっています。

 

「女子児童」

「女子中学生」

「女子高生」

「女子校生」

「女子大学生」など

 

 

また、以下のように年齢関係なく使われる場合があります。

 

「女子トイレ」

「女子サッカー」や「女子バレー」など女性が行う競技など

 

このように、特定の年齢を指す「女子」と、年齢を問わない「女子」があります。

ということで「女子」という言葉が何歳まで使えるのか?という明確な定義はなく、使い方は人によって異なるということになりそうです。

 


「女子」という言葉に対する意見

「〇〇女子」という言葉には、いろいろな意見があるようです。

 

「女子会という言葉のおかげで、女性が外に飲みに行きやすくなった。」

「男性の趣味と思われがちな相撲、キャンプなども、『相撲女子』『キャンプ女子』という言葉のおかげで参加しやすくなった。」

「女子力が高いと言われると、誉められているようで嬉しい。」

 

などの理由で「〇〇女子」を肯定的に捉えている人もいます。

 


 

しかし一方、「女子」という言葉は若い女性に対して使うことが一般的になっているため、以下のように否定的に捉える人もいます。

 

「女子という言葉が使える年齢ではないからバカにされている気がする。」

「30代、40代にもなっていつまでも女の子気分では恥ずかしい。」

 


 

また、「女性アナウンサー」のことを「女子アナ」ということはありますが、「男性アナウンサー」のことは「男子アナ」とはいいません。

「女子アナ」は年齢の若い女性アナウンサーを指すことが多く、年齢を重ねたベテラン女性に対して使うことはほとんどありませんし、若い男性アナウンサーを「男子アナ」と言わないのに若い女性だけ「女子アナ」ということについても違和感を感じる人もいます。

 

同じように「女子力」という言葉についても、若さや昔ながらの女性らしさなどを強調し、本人の能力よりも見た目や仕草などを重視しているように感じたり、男性が求める理想の女性像だと感じたりする人は少なくないようです。

 

「〇〇男子」という言葉もある

「〇〇女子」だけではなく「〇〇男子」という言葉も、ここ数年で増えているようです。

「男子力」に明確な定義はありませんが、「女子力」の男性版と考えられており、男性らしい態度や頼りがいがある、女性を惹きつける力などをいいます。

「男子会」は男性だけの会合、飲み会などを意味し「女子会」の男性版ですね。

 

「30代男子」や「大人男子」という表現もありますが、「30代女子」や「大人女子」よりも使用頻度は低いです。

今後「〇〇女子」と同じように増えていくのかどうかはわかりません。

また、男性でも身だしなみに気を使っている人、料理が上手な人、手芸や裁縫が上手な人、子どもに優しい人、気遣いができる人などは「女子力が高い」といわれることもあります。

「女子力」という言葉は、もともとは女性だけを指していましたが、時代の流れとともに男女どちらにも使われる言葉になっています。

「女子」という言葉を何歳まで使えるのか、特に決まりはないのですね。

すべての女性が利用できる「女子トイレ」があるように「何歳になっても女子という言葉を使っても良い」「プライベートな場面なら50代でも60代でも使えば良い」と思う人もいます。

しかし、「若い女性」に対して使うことが多い言葉なので違和感を抱いたり、性差別として受け取る人がいるのも仕方がないのかもしれません。

 

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