日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

「成道会」の意味とは?いつ行われるの?食べ物は何?

      2018/10/13

仏教の行事はたくさんありますが、みなさんはどういうものを思い浮かべますか?

お釈迦様のお誕生日である4月8日の花祭り、ご先祖様が戻ってくるといわれる7月や8月のお盆、大晦日の除夜の鐘も仏教の行事ですね。

では「成道会」というのはご存知ですか?

今回は成道会について調べてみました!

 

スポンサードリンク


成道会の意味とは?

読み方は「じょうどうえ」です。

「お悟りの日」または「臘八会(ろうはちえ)」とも呼ばれます。

「成道(じょうどう)」とは、悟りを開き仏道を完成するという意味があります。

「臘八会」は、「臘月(ろうづき)の8日」という意味があり、臘月とは旧暦の12月のことです。

成道会は、お釈迦さまが悟りを開いた日を記念する日で、12月8日に行われます。

 

お釈迦様とは、仏教の開祖であり、仏陀(ぶっだ・悟りを開いた人という意味)とも呼ばれます。

 

お釈迦様は4月8日に誕生し、29歳の時に出家(しゅっけ・俗世の生活を捨て、仏道の修行をすること)します。

出家したあと、自らの体を痛めつけることによって精神を浄化し、悟りを開く「苦行(くぎょう)」を続けますが、苦行では悟りを開けないと考えたお釈迦様は、体を痛めつけることをやめ、菩提樹の下で瞑想を始めます。

瞑想を始めて数日後の12月8日に、お釈迦様は悟りを開きました。

このとき、お釈迦様は35歳でした。

悟りを開いたお釈迦様は、その後、80歳で一生を終えるまで人々に仏道を教え続けたました。

お釈迦様が悟りを開き、仏道を完成させたことを記念して、12月8日に「成道会」という法要が行われるようになったそうです。

成道会は、お釈迦様に関する三大行事のひとつといわれています。

あとふたつは、4月8日の「花祭り(お釈迦様のお誕生日)」と2月15日の「涅槃会(ねはんえ・お釈迦様が一生を終えた日)」です。

 

スポンサードリンク


「成道会」はいつ行われるの?

臘月とは旧暦の12月ですから、本来は旧暦の12月8日に行われる行事です。

旧暦と新暦では一ヶ月ほどのズレが生じますので、旧暦12月8日を新暦に当てはめると、1月下旬ごろに当たります。

しかし、旧暦12月8日をそのまま新暦12月8日に当てはめて、各地の寺院では毎年12月8日に成道会が行われています。


「成道会」の食べ物は何?

成道会の行事食は「乳粥(ちちがゆ)」です。

寺院によっては乳粥を振舞うところもあるようです。

乳粥は、米のお粥に牛乳や砂糖、蜜を加えたやわらかい食べ物で、現在もインドで食べられているそうです。

なぜ乳粥なのかというと、悟りを開く直前にお釈迦様が受けた施し(ほどこし・恵み与えること)が乳粥だったことに由来するようです。

 

修行中の僧は、人々からの施しを日々の食事としていました。

苦行で体を痛めつけ、痩せ細って体力もなくなっていたお釈迦様を見て、信心深い村娘のスジャータが乳粥を施します。

温かく、気持ちのこもった乳粥を食べたお釈迦様は心身ともに回復し、苦行をしても悟りを開くことはできないと考えるようになり、菩提樹の下で瞑想し悟りを開きました。

 

 

成道会はお釈迦様が悟りを開いたとても大切な日なのですね。

スジャータが乳粥を施さなかったら、お釈迦様は苦行で命を落としていたかもしれない・・・と考える人もおり、お釈迦様の命を助けたスジャータの名前は、村の名前として残っているそうですよ。

「スジャータ」と聞くと、コーヒーフレッシュを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、実は、その名前の由来は乳粥を施したスジャータなのだそうです。

 

スポンサードリンク


おすすめの記事と広告

 - 12月, 冬の行事