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「涅槃会」の意味とは?いつ行われるの?団子を撒くのはなぜ?

      2018/10/22

仏教行事のひとつに「涅槃会」というものがあります。

「涅槃会」は仏教行事の中でとても重要なものなのですが、どのような行事かご存知ですか?

文字だけ見てもなんのことか想像がつかない・・・読み方も難しいよね・・・という声が聞こえてきそうですね。

今回は「涅槃会」についていろいろ調べてみました!

 

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「涅槃会」の意味とは?

読み方は「ねはんえ」です。

涅槃会は、お釈迦様に関する三大行事のひとつといわれています。

 

お釈迦様とは、仏教の開祖であり、仏陀(ぶっだ・悟りを開いた人という意味)とも呼ばれます。

「涅槃(ねはん)」とは、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、「吹き消すこと」という意味があり、お釈迦様が亡くなったという意味で用いられています。

また、仏教の理想である、怒り、妬み、嫉みなどさまざまな欲が消滅し、心の迷いが無くなった状態のことを指し、仏の悟りを得て安らぎの境地に至ったことを指す言葉でもあります。

お釈迦様は4月8日に誕生し、29歳の時に出家(しゅっけ・俗世の生活を捨て、仏道の修行をすること)します。

出家したあと、自らの体を痛めつけることによって精神を浄化し、悟りを開く「苦行(くぎょう)」を続けますが、苦行では悟りを開けないと考えたお釈迦様は、体を痛めつけることをやめ、菩提樹の下で瞑想を始めます。

瞑想を始めて数日後の12月8日に、お釈迦様は悟りを開きました。このとき、お釈迦様は35歳でした。

悟りを開いたお釈迦様は、その後、人々に仏道を教え続け、45年後の2月15日に80歳で一生を終えました。

そして、お釈迦様が亡くなったことを悼み、偲ぶために「涅槃会」という法要が各地の寺院で行われるようになったのです。

お釈迦様の三大行事のあとふたつは、4月8日の「花祭り(お釈迦様のお誕生日)」と12月8日の「成道会(じょうどうえ・お釈迦様が悟りを開いた日)」です。

 

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「涅槃会」はいつ行われるの?

涅槃会はお釈迦さまが亡くなった旧暦2月15日に行われます。

旧暦と新暦では一ヶ月ほどのズレが生じるので、旧暦2月15日を新暦に当てはめると、3月下旬ごろなりますのが、旧暦2月15日をそのまま新暦2月15日に当てはめて、毎年2月15日に涅槃会を行う寺院が多いようです。また、旧暦2月が新暦3月に当たることから、3月15日に行う寺院もあるそうです。


団子を撒くのはなぜ?

涅槃会では、「涅槃団子」と呼ばれる団子を配ったり、撒いたりします。

涅槃団子は、仏舎利(ぶっしゃり)を模したものといわれています。仏舎利とは、お釈迦様が亡くなって火葬をしたあとの遺骨のことです。

「仏舎利を巡って、お釈迦様のお弟子さんたちの間で争いが起こらないように平等に分配した」という話に倣って、涅槃会では集まった人々に、仏舎利に見立てた涅槃団子を配ったり撒いたりするそうです。

涅槃団子を食べると1年間無病息災で過ごせるといわれ、地域によってはお守りとして小さな袋に入れておくこともあるそうです。

 

 

涅槃会がどういうものかわかりましたか?

涅槃会では、お釈迦さまが亡くなった時の様子を描いた「涅槃図(ねはんず・涅槃絵ともいう)」を掲げ、法要を行うそうです。

その絵には、お釈迦様を想う弟子たちの姿や、お釈迦様の生母の姿、たくさんの動物たちが描かれており、涅槃図の解説をしてくれる寺院もあるそうですよ。

 

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