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3月3日は金魚の日!その由来とは?ひな祭りとの関係は?

      2019/02/28

3月3日といえば、ひな祭りを思い浮かべますよね。

ですが、3月3日は「金魚の日」という記念日でもあるそうなのですがご存知でしたでしょうか?

女の子の健やかな成長を願うひな祭りと、水槽の中を優雅に泳ぐかわいらしい金魚は、何か関係があるのでしょうか?

今回は、金魚の日について調べてみました。


3月3日は金魚の日

「金魚の日」は、平成2年(1990年)に日本観賞魚振興会という団体が「金魚の魅力を世に広めよう」という目的で制定しました。

日本観賞魚振興会は平成22年(2010年)に解散し、現在、日本観賞魚振興事業協同組合(jOFa)という団体になっています。

それでは、なぜ3月3日が金魚の日になったのでしょうか?その由来を見ていきましょう!


金魚の日の由来とは?

金魚の発祥は今から1600年ほど前の中国です。

フナの中に赤い色をしたものが発見され、珍しさから飼育されたのが始まりといわれています。

金魚はフナが突然変異したものと考えられており、飼育されるうちに人の手によっていろいろな品種の金魚が誕生していきました。

中国から日本に金魚が伝わってきたのは室町時代(1336年~1573年)だといわれています。

当時、金魚は貴族だけが飼える貴重品でした。

 

庶民の間に広まったのは江戸時代(1603年~1868年)後期の頃で、高級品だった金魚は、庶民でも飼育できるほど養殖が盛んになりました。着物の柄や浮世絵などにも金魚が描かれるほど人気だったそうですよ。

そして、ひな祭りでも、雛人形と一緒に金魚を飾ることが習慣になっていきました。

なぜ金魚を飾るようになったのについては諸説ありますが、雛人形は元々人形(ひとがた・紙や木、土などで人間の形を作ったもの)に自分の体をこすりつけて穢れ(けがれ)を移し、海や川へ流し、厄除けとしていたものが起源だといわれています。

そういったことから水に縁のあるハマグリやスルメなどを雛人形と一緒に飾る風習ができあがっていったそうです。

やがて、金魚も水に縁があるということからいっしょに飾るようになり、それがいつしか金魚は春を呼ぶ縁起が良いものとして、ひな祭りに飾ることが習慣化していったようです。

 

その他の説としては

●当時高級だった金魚を飾ることで裕福さをアピールしたという説

●金魚はたくさん卵を産むので子孫繁栄を連想し、縁起のいいものとされたという説

●中国では「金魚」と「お金」の発音が同じことからお金が貯まるとされ、縁起が良いものとして飾られたという説 

などもあります。

 

雛人形や金魚を手に入れることが難しい庶民は、代わりに「つりびな」を子どもたちのために作って飾っていました。

「つりびな」は、「吊るし飾り」「吊るし雛」とも言い、金魚を始め、遊び道具や衣類、花、動物などを人形にしたものを、子どもの成長を願って作り、たくさん飾ったそうです。


金魚の日のイベント情報

日本観賞魚振興事業協同組合は「金魚の日にちなむイベントの協力を行う」と公表していますが、3月3日の金魚の日に行われるイベントはこれまで特にないようです。

しかし、毎年4月に「日本観賞魚フェア」というイベントを開催しています。

日本観賞魚フェアでは、品種改良した金魚や、珍しい柄の金魚などの品評会や即売会が毎年行われています。

2019年の「日本観賞魚フェア」は、共催者である埼玉県養殖漁業組合や弥冨金魚漁業協同組合のイベントと重なった事や、地方統一選挙などの実施により日程の調整が難しく、2020年の4月に開催が延期されたそうです。

 

 

金魚は夏の風物詩というイメージがあったのですが、雛人形と深い関係があったのですね!

現在のつりびなを良く見てみると、かわいらしい金魚の人形があることに気づきますよ。

つりびなの金魚は、「金魚のように華麗で瑞々(みずみず)しく、悠々(ゆうゆう)と人生を送れるように」という願いが込められているそうです。



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